おすすめライトノベル原作アニメの紹介

作品紹介:涼宮ハルヒの憂鬱

  • 放送期間
    2006年4月~7月(第1期)
    2009年4月~10月(第2期)
  • 制作会社
    京都アニメーション

〇出演声優

  • 涼宮ハルヒ (cv.平野 綾)
  • キョン (cv.杉田智和)
  • 長門有希 (cv.茅原実里)
  • 朝比奈みくる (cv.後藤邑子)
  • 古泉一樹 (cv.小野大輔)

〇あらすじ

「この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上!」入学早々、時を止めるような挨拶をした涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし…と、誰でもそう思う…。しかしハルヒは心の底から真剣だった。それに気づいたキョンをとりまく日常は、もうすでに超常になっていた…。涼宮ハルヒが団長の学校未公式団体「SOS団」が繰り広げるSF風味の学園ストーリー。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

ラノベ原作アニメの王道ともいえる作品です。だいぶ年数もたっていて、原作もなかなか続刊がでないがアニメは今でも時々見返しています。2009年版は、最初のアニメを時系列で放送しているだけかと思っていたが、新作『七夕ラプソディ」が放送された時はかなり興奮しました。『エンドレスエイト』をほぼ同じ内容で8回放送したときは、当時はかなりキレた覚えがありますが、今見るとアフレコは使い回しではなく毎回撮っていただけあり、だんだん声優さんがふざけだしているのが面白く、作業BGMには最適だなと思いました。最初のアニメ化は『消失』に関係するエピソードが抜けていたので、この時から『消失』は映画にするつもりでいたのかなと勘ぐってしまいます。

言わずと知れたラノベ作品の金字塔。ビジュアルだけ見ればただの可愛いキャラクター達のほのぼの青春ストーリーのよう…と思わせて、宇宙人、未来人、超能力者となんでもありのSF作品というギャップに驚きました。SFだけでなくミステリー・ギャグ・青春・ラブコメ・ちょっとお色気など色々な要素を兼ね揃えたミックスジュースのような作品です。アニメのテレビ放送では連続する話の順番が連続になっていなかったり、同じ話を8回も繰り返したりとかなり挑戦的なことをしていたのも面白いです。ダンスをするエンディング映像は衝撃的で学生時代覚えて踊ったことはいい思い出です。

作品紹介:転生したらスライムだった件

  • 放送期間
    2018年10月~2019年3月(第1期)
    2021年1月~3月(第2期第1部)
    2021年7月~9月(第2期第2部)
    2024年春~(第3期)
  • 公式サイト
    https://www.ten-sura.com/anime/tensura
  • 制作会社
    エイトビット

〇出演声優

  • リムル (cv.岡咲美保)
  • 智慧之王 (cv.豊口めぐみ)
  • ヴェルドラ (cv.前野智昭)
  • ベニマル (cv.古川 慎)
  • シュナ (cv.千本木彩花)
  • シオン (cv.M・A・O)

〇あらすじ

主人公リムルは、ドラゴンにゴブリン、ドワーフやオーガなど多種多様な種族と出会い、この世界のあり方を知っていく。そして、時にユーモラス、時にシリアスに展開する物語の先に待つのは、魔王の存在。

一匹のスライムが身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく。ファンが待ち望んでいた転生エンターテインメント、いよいよアニメで開幕!

公式サイトより

〇感想・レビュー

タイトルが気になって漫画を読んだ方も多いと思いますが、私もその一人です。現代社会から異世界へと転生した主人公がまさかのスライムで、どんな風に話が展開していくのかと思えば、意外にも王道の異世界ファンタジーでとても面白く、夢中になってアニメも見てしまいました。アニメの方では、迫力のある戦闘シーンやジュラ・テンペスト連邦国での人々の仲のよさそうな雰囲気がより強調されていて、途中、スライムであることを忘れそうになるほどです。主人公であるリルムも美少年に近い外見の為、綺麗な顔と実力を兼ね備えた主人公が活躍するアニメが好きな方にはおすすめです。

これはちょっぴりオタクな男性が後半の彼女を通り魔から助けて命を落とし、何と転生したのは、人間ではなく、弱小のスライムだったところから始まります。スライムなのに、ユニークスキルで覆われてものすごく強い。でも、人間がベースであるため、とっても人間味のある魔物で、実に人間らしい。また、国作りや制作も前世の人間のスキルを最大限に活かし、周りの魔物達もどんどん人間味溢れてきて、思わず私も転生してしまいたくなってしまう、作品でした。どこまで魔物の王国が大きくなるか、主人公リムルが強くなるか、目の離せない作品です。

異世界転生ものの中でも独特の存在感を放つ作品です。主人公リムルがスライムに転生し、見えない、聞こえない、手足もないという極限状態から始まります。しかし、その不利な状況を逆手に取り、ジュラ・テンペストの主として成り上がる過程は、読者を惹きつけます。アニメ化されたことでさらに人気を博し、最新刊では神魔大戦が始まり、ミリムやヴェルザードなどのキャラクターが織りなす激しい戦いが描かれています。強さのインフレが進む中、リムルの成長と仲間たちとの絆が試される展開は、ファンタジー好きにはたまらない内容です。シリーズを通して、転生というテーマを新たな角度から描き出し、読者に夢と希望を与えてくれる作品です。

小説投稿サイトに連載され、大ヒット!アニメ映画化までされた大人気作品です。どこにでもいるサラリーマンが突然の事故により死亡、スライムに転生し様々な出会いや戦いを繰り返し仲間ができ一国を立ち上げ、最後には魔王となるストーリーです。スライムに転生した主人公の人柄や登場人物の生きてきた背景、キャラクターに惹かれます。世界感や構成、設定も難しすぎず理解しやすいです。ドラクエや転生ものアニメが好きな方にも刺さりますし、ハーレム要素もあります。賢く人徳あり人気者主人公なので社会人が憧れる要素があり引き込まれるアニメだと思います。

言わずとしれた名作だと思います。ライトノベルも面白いですが、それを裏切らないアニメ化になっているので原作ファンにもおすすめです。バトルシーンはアニメだからこその迫力があるし、ドキドキ感が味わえました。また、バトルだけでなくみんなで国を作っていくところも成長していく感じがして好きです。アニメなんだけど、まるでゲームの世界に入っていってるみたいな没入感があります。キャラクターもみんな個性豊かで、可愛かったり面白かったりするので、自分だけの推しができやすいアニメかもしれません。ライトノベル原作アニメとしては、大成功の作品だと思います。

作品紹介:とある魔術の禁書目録

  • 放送期間
    2008年10月~2009年3月(第1期)
    2010年10月~2011年4月(第2期)
    2018年10月~2019年4月(第3期)
  • 公式サイト
    https://toaru-project.com/index_1_2/
  • 制作会社
    J.C.STAFF

〇出演声優

  • 上条当麻 (cv.阿部敦)
  • インデックス (cv.井口裕香)
  • 御坂美琴 (c佐藤利奈)
  • 神裂火織 (cv.伊藤 静)
  • ステイル=マグヌス (cv.谷山紀章)

〇あらすじ

舞台は総人口230万人弱、東京西部の大部分を占める巨大な都市。その人口の約8割が学生ということから、『学園都市』と呼ばれていた。学園都市の生徒達は、超能力を発現させるための特殊なカリキュラムが組まれていて、その能力によって、『無能力』(レベル0)から『超能力』(レベル5)までの6段階で査定されていた。主人公・上条当麻(かみじょうとうま)は、学園都市の高校生だが、その評価は落第寸前の無能力(レベル0)。なぜなら彼の右手には、“異能の力ならなんでも打ち消す”『幻想殺し』(イマジンブレイカー)と呼ばれる能力が宿っていたからだ。そして彼はこの右手のおかげで、“神のご加護”まで打ち消してしまい、常に不幸な人生を送っていた。しかし、そんな日常に突如変化が訪れる。夏休みに入ったばかりの日、彼の部屋に、純白の修道服のシスターがいきなり空から降ってきた。不思議少女が空から登場という展開に「ありえねぇ……」と上条当麻はつぶやくが、その少女はこう言った。自分は“魔術”の世界から逃げてきた――と。そして彼女は自らを『禁書目録』(インデックス)と名乗る。ここは“超能力”が一般(あたりまえ)として認知された、“科学”の象徴である学園都市。どう考えても偽名な少女のオカルト発言に、上条はいぶかしむが――――次の瞬間。上条の前にインデックスを追ってきたという“魔術師”が現れた。異能を打ち消す右手を持つ少年の、少女を守る戦いが今始る……!

dアニメストアより

〇感想・レビュー

こちらは原作のライトノベルも非常に面白くお勧めですが、アニメの存在感が凄いです。超美麗の映像美で描かれる大迫力のバトルシーンが見所で、主人公である上条当麻が無能力者であり最弱と言われながらも、能力重視の学園都市という箱庭の中で、強者に立ち向かっていく様が震えるほどかっこよく、ぜひ一度見てほしいアニメになります。また、禁書目録であるインデックスとの恋物語もストーリーの中核にもかかわっており、「能力者バトル物」でありながら骨太のストーリー展開で、他のとあるシリーズも含めて視聴するとより広い世界観が味わえます。

作品紹介:スレイヤーズ

  • 放送期間
    1995年4月~1995年9月(第1期)
    1996年4月~9月(第2期)
    1997年4月~1997年9月(第3期)
    2008年7月~9月(第4期)
    2009年1月~4月(第5期)
  • 制作会社
    イージー・フイルム(第1~3期)
    J.C.STAFF(第4・5期)

〇出演声優

  • リナ=インバース (cv.林原めぐみ)
  • ガウリイ=カブリエフ (cv.松本保典)
  • アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン (cv.鈴木真仁)
  • ゼルガディス=グレイワーズ (cv.緑川光)
  • 赤法師レゾ (cv.子安武人)

〇あらすじ

天才魔道士リナ=インバースはひょんなことから、剣士ガウリィとアトラス・シティに向かう旅に出た。二人をつけ狙うゼルガディスの目的は、魔王シャブラニグドゥの復活にあるらしい。魔王とは一体、何者なのか? その企みは?

dアニメストアより

〇感想・レビュー

アニメ化は何度もされており、ライトノベルのファンタジー小説の中では金字塔的な作品になります。個人的におすすめしたいのは、初期のアニメシリーズで無印、NEXT、TRYまでが飽きずに最後まで楽しく見れます。アニメになることで、小説で想像していた場面がとても忠実に描かれており、物語のテンポも非常にいい為、鑑賞していると、次の話をついクリックしてしまう誘惑に駆られる作品です。リナとガウリイ、ゼルガディスとアメリアなど、それぞれのやり取りがお約束のようにもなっていて、見れば見るほど愛着のわくアニメだと思います。

この作品は、主人公の魔導士リナが旅をする過程でトラブルに巻き込まれ、トラブルに巻き込まれる過程でパーティーを見知らぬ冒険者と組み、トラブルを回避していくというような展開です。そして主人公自体がものすごく強いです。一方で、トラブルに巻き込まれた過程で主人公リナのパーティーに入った人物たちも強力な力を持っていたり、希少性が高いアイテムを持っているなど癖がある人物たちでファンタジー世界のアニメという点では王道を行っていて悪いやつを罰するというわかりやすい内容になってます。

作品紹介:わたしの幸せな結婚

〇出演声優

  • 斎森美世 (cv.上田麗奈)
  • 久堂清霞 (cv.石川界人)
  • 斎森香耶 (cv.佐倉綾音)
  • 辰石幸次 (cv.西山宏太朗)
  • 五道佳斗 (cv.下野 紘)
  • ゆり江 (cv.桑島法子)

〇あらすじ

この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運かーー

名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と異母妹に虐げられて育った。

嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞。数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。

斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。

初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていくーー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

一言で言うと異能シンデレラストーリーという感じでしょうか。実家で家族から虐げられた主人公が嫁ぎ先で幸せになっていくお話です。旦那様がとにかくとてもカッコイイです。最初は冷たかったのに次第にデレていくところにかなり萌えます。主人公も可愛いし、健気だし、応援したくなります。絵柄もとても綺麗で目の保養になります。個人的に悪役キャラがとても光っていたと思います。2期がとても待ち遠しいです。舞台も古き良き日本という感じで、とても好感が持てます。異能の世界も良いストーリーのアクセントになっております。久しぶりに夢中になってしまったアニメです。

最初のシーンで、実家を出たヒロイン美世が主人公きよかと出会ったシーンに運命を感じました。美世が料理を作っていた時、使用人のゆりえがやってきて一緒に料理を作っていくシーンもすばらしかったです。美世が異母妹のかやと継母に倉庫の中でいじめられているシーンは残酷でした。きよかがやってきて助け出すシーンも、かっこよかったです。最終回で美世がドレスを着ていたシーンはとても可愛かったです。美世がきよかと出会ってだんだん幸せになっていく流れが最高です。アニメの映像も綺麗でした。

作品紹介:薬屋のひとりごと

〇出演声優

  • 猫猫 (cv.悠木 碧)
  • 壬氏 (cv.大塚剛央)
  • 高順 (cv.小西克幸)
  • 玉葉妃 (cv.種﨑敦美)
  • 梨花妃 (cv.石川由依)

〇あらすじ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

公式サイトより

〇感想・レビュー

一言で言うと、中華恋愛ミステリーです。薬屋の少女が後宮の難事件を解決していきます。イケメン後宮管理者との恋愛も必見です。主人公は可愛いし、さっぱりとした性格で見ていて気持ちが良いです。イケメン後宮管理者もなかなか良い性格をしていて、面白いです。イケメンなのに、ちょっと変態チックなのが堪りません。ミステリー要素も本格的で毎回ドキドキしてしまいます。今から2期が楽しみです。脇役が個性的で光っている作品かもしれません。イケオジ、変人、遣り手婆、美しい妃まで様々な脇役が物語を盛り上げてくれます。今一番熱い作品だと思います。

あらすじは誘拐されて後宮で下女として働くことになった猫猫(マオマオ)の謎解きをメインとした推理作品です。昔の中国をイメージした作品なので、登場人物たちの呼び名や服装、文化などが見れることができるので、とても興味深いです。何より、主人公の猫猫は大の毒好きな所と、好奇心旺盛な性格がとても良く、好きなキャラクターです。そして、相次いで変わった謎が現れるのですが、現代でも応用できるトリックや医学的に解明されている内容もあるので、様々な知識を吸収できる作品でもあります。

作品紹介:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

  • 放送期間
    2020年4月~6月(第1期)
    2021年7月~9月(第2期)
  • 公式サイト
    https://hamehura-anime.com/
  • 制作会社
    SILVER LINK.

〇出演声優

  • カタリナ・クラエス (cv.内田真礼)
  • ジオルド・スティアート (cv.蒼井翔太)
  • キース・クラエス (cv.柿原徹也)
  • アラン・スティアート (cv.鈴木達央)
  • ニコル・アスカルト (cv.松岡禎丞)

〇あらすじ

公爵令嬢、カタリナ・クラエスは、頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻す。

ここが前世で夢中になっていた乙女ゲーム『FORTUNE LOVER』の世界であり、自分がゲームの主人公の恋路を邪魔する悪役令嬢であることを!

ゲームでカタリナに用意されている結末は、ハッピーエンドで国外追放、バッドエンドで殺されてしまう…そんな破滅フラグはなんとしても回避して、幸せな未来を掴み取ってみせる!!

そして無事、破滅フラグを回避したカタリナに新たな危機が!?

勘違い?人たらしラブコメディの幕が再び上がる。

公式サイトより

〇感想・レビュー

主人公は、不慮の事故に遭い命を落としてしまいますが、何と転生先は自分がハマっていた乙女ゲームの悪役令嬢で末路も悲惨なものでした。前世の記憶を元に、ひたすら自分の運命を変えようと悪戦苦闘、でもちょっぴりズレている、本来悪役令嬢のカタリナぶりに笑えます。また、性格が良くなったため、当然ですが、婚約者のジオルドをはじめ、攻略対象がカタリナにメロメロ。でも、カタリナは破滅フラグを回避する事に必死な為、気が付かないところも微笑ましいです。また、ヒローインのマリアをはじめとする女性陣もカタリナに夢中で、ちょっぴりズレた友情も面白い。個人的にはカタリナとジオルドがくっついてくれたら、嬉しいと思っています。

この作品は、魔法が使える17世紀くらいの近世に近い世界が舞台で主人公は頭を石にぶつけたことで自分はゲームの世界の悪役令嬢であるということを思いだして、悪役令嬢に待ち受ける破滅を回避しようと考えていく作品です。ちなみに、回避法というのが根本的な解決法になっていないんですが、元々転生者の主人公自体が悪人ではなく、善人故知らず知らずのうちに周囲を助け、いつの間にか本来のヒロインより目立つ存在になるなどコメディ作品なので見ていて重苦しい状態になることはあまりないです。

最初のシーンでヒロインカタリナが、ゲームの世界に入り込んでしまったことに気づいたシーンには驚きでした。色んなキャラクター達がカタリナの事を好意を持つシーンも可愛かったです。パーティーのシーンで王子が僕の婚約者と呼び首にキスをし、それを見た弟キースがやってきてハンカチで拭くシーンも素敵でした。カタリナが脳の中で会議をするシーンも笑いました。カタリナが眠ってしまった時、王子がキスをするシーンがまるで白雪姫のようで胸キュンしました。出てくる声優さんが豪華で揃って良かったです。いい作品です。

作品紹介:盾の勇者の成り上がり

〇出演声優

  • 岩谷尚文 (cv.石川界人)
  • ラフタリア (cv.瀬戸麻沙美)
  • フィーロ (cv.日高里菜)
  • 天木錬 (cv.松岡禎丞)
  • 北村元康 (cv.高橋信)

〇あらすじ

ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。

大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。

他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが―。果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?

すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品の面白いところは、本来勇者として転移されたら色々と特殊能力に目覚め、周囲からも一目置かれる存在ですが、盾の勇者の主人公は、信頼も名声も失い、人間不信の状態から物語は始まります。おそらく、元いた世界よりも過酷な状況であるとも。そんな過酷な状態から抜け出すべく、葛藤しつつも成長する姿が面白いです。最初から特別ではなく、出会いや経験を通して成長し、自分の力でまさしく成り上がる、そこが一番の見どころだと思います。やはり初めから付与されたのではなく、自分の力で得た力と仲間、信頼で今後どこまで上り詰めて行くのか、ラストは自分の世界に帰ってしまうのか、気になるところです。

作品紹介:ヘヴィーオブジェクト

〇出演声優

  • クウェンサー=バーボタージュ (cv.花江夏樹)
  • ヘイヴィア=ウィンチェル (cv.石川界人)
  • ミリンダ=ブランティーニ (cv.鈴木絵理)
  • フローレイティア=カピストラーノ (cv.伊藤 静)

〇あらすじ

「結局、戦争はなくならなかった」「地球という惑星の隅々まで開発の手が伸び、高出力のレーザーが気軽にシャトルを打ち上げ、一部の権力者が月面に別荘を建てるような時代になっても、人は人と争う機構を、自分の精神から取り除くことが出来ずにいた」「そう――ただ、変化はあった」「超大型兵器――オブジェクト。本体だけで全長50mを越えるこの新兵器は、登場と共にこれまであった戦争の常識を全て塗り替えてしまった」「とある島国によって初め提示されたその兵器は、14カ国からなる連合軍の攻撃をうけ、しかしその全てを退けた。最後には太平洋上で核兵器の洗礼を受けるが、その攻撃にも耐え、半身をアイスのように溶かしながら、残った兵装だけで連合艦隊を殲滅した」「以来、オブジェクトは戦争の代名詞になった」「21世紀前半の国際連合の崩壊以来、それまで存在したあらゆる国家が破綻、あるいは変貌し、大きく4つの連合体に色分けされるようになった世界。各国による地球の支配権の奪い合いは、 オブジェクト同士の『クリーンな戦争』で決まるようになった」そんなオブジェクトの設計士を目指す学生クウェンサーと腐れ縁の相棒の兵士ヘイヴィアは、戦場で自軍のオブジェクトのパイロットである少女ミリンダに出会う。ある戦いで彼女の乗るオブジェクトが敵のオブジェクトに破壊された時、二人は生身でオブジェクトと戦うことになるのだった……

dアニメストアより

〇感想・レビュー

とある魔術の禁書目録の作者さんの作品で、キャラクターイラストはアルトネリコシリーズの凪良さんが担当しています。この作品の特徴はアニメのオープニングの歌詞が非常に良くとらえていて、「諦めたくない君だけは」という思いだけで巨大な核さえはねのける超兵器相手にジャイアントキリングをする馬鹿2人の物語です。主人公のクェーサーとヘイヴィアのコンビのやり取りはハリウッド映画のように軽妙で、爽快感重視の物語となっています。終盤はアニメオリジナルのエピソードですが、そちらも原作から違和感がない物語となっています。メカもの、ミリタリーもの、バトルものが好きな人にはお勧めの作品です。

作品紹介:陰の実力者になりたくて

〇出演声優

  • シド・カゲノー/シャドウ (cv.山下誠一郎)
  • アルファ (cv.瀬戸麻沙美)
  • ベータ (cv.水瀬いのり)
  • ガンマ (cv.三森すずこ)
  • デルタ (cv.ファイルーズあい)

〇あらすじ

「陰の実力者」

それは、主人公でも、ラスボスでもない。普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す存在。この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。

シド・カゲノーとして生まれ変わった少年は、これを幸いと異世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにする。「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……?

ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドをシャドウとして崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。

主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディ!?シリーズ累計400万部超の人気シリーズが、2022年TVアニメ放送決定!

公式サイトより

〇感想・レビュー

クールな中二病系の異世界転生作品……に思えて実のところ「オーバーロード」以上にすれ違いからくる配下の暴走と、主人公のチート無双な物語です。この物語は本質的には「ギャグ」であり、主人公は何処まで行っても「昔実験がてら助けた女の子たちが自分の知識を使って金儲けして資金をくれるし、自分のごっこ遊びに付き合ってくれている」という認識です。そのため、主人公は世界の巨悪に対して無双をかましますが増長することもなく、「俺、なんかやっちゃいました?」もありません。調子にのった主人公が嫌いだけど異世界系の爽快感は好き、という人にはいいのかもしれません。

作品紹介:アリソンとリリア

〇出演声優

  • アリソン (cv.水樹奈々)
  • ヴィル (cv.くまいもとこ)
  • ベネディクト (cv.山寺宏一)
  • フィオナ (cv.能登麻美子)
  • リリア (cv.水樹奈々)

〇あらすじ

巨大な大陸が一つだけある世界。そこは二つの連邦に分かれて、長い間不毛な戦争を繰り返している。物語は孤児院で育った少女・アリソンと少年・ヴィルが「戦争を終わらせる価値がある宝」を探す冒険から始まり、やがて二人の娘であるリリアと、ボーイフレンドのトレイズが活躍する話へと展開して行く。

公式サイトより

〇感想・レビュー

元々は「アリソン」と「リリアとトレイズ」という2つのシリーズ小説を2クールにまとめた作品で、リリアとトレイズはアリソンの20年後の物語で母娘2代にわたる物語です。アリソンでは1つの大陸を中央で分断する大河の以西と以東で対立する二大国家の冷戦時代の物語で、リリアとトレイズは冷戦終結後の平和な時代に起こる事件を舞台にした物語です。アリソンの部分に関しては至極真っ当な冒険活劇で、当時流行した「パワフルなヒロインが主人公を引っ張りまわす」スタイルです。リリアの部分はややサスペンスじみた展開がメインになってきます。架空の世界の架空の大陸で繰り広げられる冒険と陰謀、お勧めの作品です。

作品紹介:まぶらほ

  • 放送期間
    2003年10月~2004年4月
  • 制作会社
    J.C.STAFF

〇出演声優

  • 式森和樹 (cv.阪口大助)
  • 宮間夕菜 (cv.生天目仁美)
  • 風椿玖里子 (cv.松岡由貴)
  • 神城 凜 (cv.猪口有佳)
  • 栗丘舞穂 (cv.千葉千恵巳)

〇あらすじ

ある日、魔術師養成学校の劣等生、式森和樹の前に押しかけ女房を気取る3人の美少女が現れた。なんと彼は偉大な先祖の遺伝子を継ぐ存在だった。かくして彼の“身体”を狙う美少女たちと送る波乱の学園生活が幕を開ける。

公式サイトより

〇感想・レビュー

この時代に流行った「強いヒロインと凡庸で振り回される主人公」という作品です。この作品に出てくるヒロインは「妻を自称する嫉妬深いパワフルな清純系武闘派(原作の表現ママ)同級生」「見た目エロいけど実は初心な陰謀大好きお姉さん系の先輩」「潔癖症で規律に厳しいがデレると可愛い和風美少女系後輩」と属性ガン盛。これで20年前の作品なんだから恐ろしいです。基本はメインヒロインの宮間夕菜がひたすらアピールするのを、劣等感からイマイチ受け入れられない式守和樹が振り回されるうちにトラブルに巻き込まれ…というありがちな作品です。この作品はアニメも良いのですが、原作の小説も是非お勧めしたい。というのも、この原作者の築地先生の文体は言い回しが独特で面白く、アニメ以上に狂った性格の登場人物や独特なギャグが観られます。細かいミリタリーネタなどもあり、非常に面白いので是非読んでいただきたいです。

作品紹介:氷菓

〇出演声優

  • 折木奉太郎 (cv.中村悠一)
  • 千反田える (cv.佐藤聡美)
  • 福部里志 (cv.阪口大助)
  • 伊原摩耶華 (cv.茅野愛衣)
  • 折木供恵 (cv.雪野五月)

〇あらすじ

米澤稲信の原作「古典部シリーズ」のTVアニメ化!

省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える。中学からの腐れ縁、伊原摩耶華と福部里志。彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリ。

「わたし、気になります!」

奉太郎の安穏とした灰色の高校生活は、この一言で一変してしまった!!

公式サイトより

〇感想・レビュー

これまでで1番ハマったラノベ原作アニメ作品です。ライトノベルでありながら本格的なミステリー作品。高校生が主人公だからと思うが、人が死ぬといった暴力的な場面がないのでミステリー物が苦手な人でも安心して観られます。推理パートは、考えさせられる展開や予想外の出来事が起こるなど何度観てもドキドキします。京都アニメーションが描くかわいいキャラクターが全員魅力的で、彼らと一緒に学校生活に部活動や文化祭といったキラキラした青春時代を送ったような気持ちになります。大人になった今、ゆっくりと鑑賞できる作品なのでオススメの作品です。

作品紹介:とらドラ!

〇出演声優

  • 逢坂大河 (cv.釘宮理恵)
  • 高須竜児 (cv.間島淳司)
  • 櫛枝実乃梨 (cv.堀江由衣)
  • 北村祐作 (cv.野島裕史)
  • 川嶋亜美 (cv.喜多村英梨)

〇あらすじ

生まれつきの鋭い目つきが災いして、まわりには不良だと勘違いされている不憫な高校2年生・高須竜児は、高校2年に進級した春、新しいクラスで1人の少女に出会う。彼女は、超ミニマムサイズな身長の美少女でありながら、ワガママで短気・暴れ始めたら誰にも手が付けられない通称“手乗りタイガー”と呼ばれる逢坂大河であった。そして放課後、竜児は誰もいない教室に1人残っていた“手乗りタイガー”のある一面を知ってしまう・・・。竜虎相打つ恋の共同戦線、超弩級のハイテンション学園ラブコメディーここに始まる!

dアニメストアより

〇感想・レビュー

何度でも観たくなる人気ラブコメ作品です。主人公を含む周りの人間が、家族関係や友人関係、自分の境遇にそれぞれ悩んで解決するために必死になる姿に毎回感動させられます。ギャグシーンがあったかと思えば急に重い話があったりとジェットコースターのようなアニメです。高校生活を送るキャラたちの悩みや感情には毎度感情移入をしてしまいます。また、この作品には主人公を取り巻くメインヒロインが3人いるわけだが、鑑賞した時の自分の年齢や環境で、見る度に推しキャラが変化するのも面白いところです。私は3回視聴して3回とも推しが変わりました。

作品紹介:無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

  • 放送期間
    2021年1月~3月(第1期第1クール)
    2021年10月~12月(第1期第2クール)
    2023年7月~9月(第2期第1クール)
    2024年4月~(第2期第2クール)
  • 公式サイト
    https://mushokutensei.jp/
  • 制作会社
    スタジオバインド

〇出演声優

  • ルーデウス・グレイラット (cv.内山夕実)
  • 前世の男 (cv.杉田智和)
  • シルフィエット (cv.茅野愛衣)
  • ノルン・グレイラット (cv.会沢紗弥)
  • アイシャ・グレイラット (cv.高田憂希)

〇あらすじ

「“異世界転生ラノベ」の代表的な作品として位置づけられる、理不尽な孫の手の著による『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。

働きもせず他人と関わりもせず、ゲームやネットに明け暮れる34歳引きこもりのニートが、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生!少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー!

2021年の第1期放送から2年、2023年7月より第2期『無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす』が放送され、第1クールでは1期から成長したルーデウスのドラマが展開。そして2024年4月より、いよいよ第2クールの放送がスタート!

公式サイトより

〇感想・レビュー

この物語は、引きこもりの男性が異世界に転生し、大切なものを守るために奮闘する姿を描く異世界転生ファンタジーです。英雄が世界を救うという王道的なテーマではなく、ただ一人の男性が自らの役割を果たし、家族に看取られながら静かに逝く「人生」の物語が描かれます。魅力的なキャラクターや感動的なエピソードが満載であり、読者に新たな視点や気づきを提供します。異世界ものらしくワクワクとする剣と魔法のシーンも楽しめます。また個性豊かなキャラクター達の人間ドラマや恋愛なども楽しむことができます。一度人生を失敗し挫折した人間が前向きに立ち向かい、失敗を経験しながら幸せをつかむ物語です。

異世界作品のパイオニアとも呼ばれている有名ラノベ作品です。簡単なあらすじは34歳のニートが事故で死に、異世界で赤ん坊に生まれ変わりもう一度新たな人生を歩む長編作品です。登場人物たちが皆個性的でとても良いですし、何より主人公である「ルーデウス」の成長を読むことができます。何より魔法や魔術のシーンも沢山出てくるのですが、それが細かく描かれており、まるで小説の中にいるような感覚に陥ります。ファンタジー作品ですが、コメディ要素もありながら恋愛要素もちゃんとしっかり描かれており、読んだ後は1人の人間の人生を読んだかのような気持ちになり、自分も主人公のように本気を出したいと思わせてくれる作品です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。