おすすめ少女漫画原作アニメの紹介

作品紹介:夏目友人帳

  • 放送期間
    2008年7月~9月(第1期)
    2009年1月~3月(第2期)
    2011年7月~9月(第3期)
    2012年1月~3月(第4期)
    2016年10月~12月(第5期)
    2017年4月~6月(第6期)
    未公表(第7期)
  • 公式サイト
    http://www.natsume-anime.jp/
  • 制作会社
    ブレインズ・ベース(第1~4期)
    朱夏(第5~7期)

〇出演声優

  • 夏目貴志 (cv.神谷浩史)
  • ニャンコ先生/斑 (cv.井上和彦)
  • 夏目レイコ (cv.小林沙苗)
  • 名取周一 (cv.石田 彰)
  • 田沼 要 (cv.堀江一眞)

〇あらすじ

小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。

妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

公式サイトより

〇感想・レビュー

あやかしの存在する世界を舞台にした作品ですけど、怖さよりも不思議さの強い内容で楽しめました。その要因となったのは、主人公夏目貴志のパートナー的な存在になった斑ですね。登場時は弱っていましたけど、それでも他のあやかし達と比べれば実力の差は歴然。ある意味斑が保護者的な立ち位置に立ってくれましたし、その知識も提供してもらえたのであまり危機感を覚えなかったんですよね。だからか貴志があやかしとトラブルを起こしてもどうにかなるだろうという感が強く、安心して観れました。あやかし達との出会いが切なくて良かったです。名前を返しに回るということで、祖母の面影を感じる場面が多々ありましたし。あやかし達と深く関わる作品ですけど、感傷的になれる作品で面白かったです。

第6期まで作られていて、近いうちに7期も始まります。妖怪と人間をとりまく物語ですが、おどろおどろしいところはほとんどなく、人間味あふれる優しい世界観が見る人に安らぎを与えてくれます。モデル地となっている熊本県の人吉球磨を思わせる、日本の原風景が残る描写が古き良き時代を思わせつつ、現代に生きる若者の心の揺らぎや明るさも上手く表現されています。契約を結んでいる妖怪のにゃんこ先生は大妖怪ですが、借りの姿が大変かわいらしく愛らしいので人気があります。ベテラン声優さんたちの熱い熱演が、心をときめかせてくれます。

妖怪や不思議なものが見えてしまう高校生、夏目が主人公の作品です。基本的に一話完結でどこからみても楽しめると思います。孤独だった夏目が人や不思議な存在の優しさにふれ、大人になっていく様子が丁寧に描かれます。子どもの頃のこの作品を見たときにはそこまで感動しなかったのですが、大人になってあらためて見ると、登場人物の気持ちがより一層理解でき、号泣してしまいました。子どもが見ても楽しいですが、大人にこそみてほしい作品です。また、ニャンコ先生というキャラクターがかわいくて見ているだけで笑顔になってしまいます。

作品紹介:きんぎょ注意報!

  • 放送期間
    1991年1月~1992年2月
  • 制作会社
    東映動画

〇出演声優

  • わぴこ (cv.かないみか)
  • ぎょぴ (cv.松島みのり)
  • 千歳 (cv.高田由美)
  • 秀一 (cv.塩屋翼)
  • 葵 (cv.飛田展男)

〇あらすじ

父親の死により貧乏になった藤ノ宮千歳は、家宝の幸運を呼ぶピンクの金魚「ぎょぴちゃん」だけを連れて、都会ノ学園から田舎ノ中学校に転校する。そこには千歳の想像を絶する世界があった。ちょー元気少女わぴこや、葵、秀一たちクラスメイトのほか、牛やブタ、ニワトリまでもが同じ教室で勉強していたのだ! そのうえ、もうすぐ廃校になると知らされる。しかし父親は千歳に莫大な遺産をのこしていた。悪徳弁護士・田中山が着服しようとしていたのをくい止め、遺産を相続した千歳は、新田舎ノ中学校を建てて理事長兼生徒会長となり、都会ノ学園の生徒会長・菅平由梨香を見返そうとする。そしてお嬢様の生活を続けようとするのだが、わぴこたちのパワーに押されて新田舎ノ中の生活になじみ、ついついギャグ顔、ギャグ等身になってしまうのだった。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

キャラクターが全員尖っています。主役のわぴこ、千歳、葵ちゃんなどはもちろん、同級生に牛とかいる時点で面白すぎました。常時ギャグテイストの絵のタッチだが、たまーにシリアスな絵になる時があります。千歳と葵のほのかな恋を応援していました。また、マスコットキャラであるぎょぴちゃんは当時一大ブームになっています。ガールフレンドのぎょぽちゃんも可愛いです。テーマソングも元気いっぱいの主題歌でついつい今でも口ずさんでしまいます。学校を舞台にした完全ギャグ漫画だが、アニメだと原作よりシリアス回も多くて緩急ついていて面白かったです。

https://www.youtube.com/watch?v=W49HWZTM-rc

作品紹介:イタズラなkiss

  • 放送期間
    2008年4月~9月
  • 公式サイト
    http://itakiss-anime.jp/
  • 制作会社
    トムス・エンタテインメント

〇出演声優

  • 相原琴子 (cv.水樹奈々)
  • 入江直樹 (cv.平川大輔)
  • 入江紀子 (cv.松井菜桜子)
  • 入江重樹 (cv.長嶝高士)
  • 入江裕樹 (cv.朴 璐美)

〇あらすじ

落ちこぼれの女子高生・相原琴子は、斗南高校の入学式で新入生代表挨拶をした頭脳明晰な美青年・入江直樹に一目惚れするが、話す機会もないまま高校3年生に。2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して手渡そうとするも、「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。その冷たい対応に、直樹への想いを断ち切ろうとする琴子。

そんなある日、新築したばかりの相原邸が震度2の地震で倒壊。琴子のために災害募金を始めた池沢金之助らにも冷めた言動を行う直樹に、琴子は怒りを露にする。結局、家を再建するまでの期間、父・相原重雄の中学生時代からの親友宅へ父娘共々居候させてもらうことになったが、なんとその居候先は直樹の住む入江家だった。

居候中も琴子は直樹から冷たくあしらわれ、傷つくことたびたび。それでもめげずに直樹を想い続け、直樹も琴子に振り回されながらいつしか琴子に惹かれていく。その後、ライバルの登場や直樹の一人暮らし・お見合い(政略結婚)など、様々な紆余曲折を経ながらも、琴子の長年の想いが実を結び、大学3年時、直樹からのプロポーズでついに2人は結婚に至る。

公式サイトより

〇感想・レビュー

多田かおるの大ヒットコミックが原作です。原作は作者急逝により未完の名作となってしまったが、アニメは琴子が医学部に上がって成長するまでのキリの良いところまで描いてくれています。この作品の魅力はなんと言っても、おっちょこちょいだけど憎めない愛すべき琴子とIQ200は超える天才イケメンの入江くんのコンビです。最初は琴子のことを馬鹿にしていた入江くんだけど、めげない琴子のガッツにほだされ、なんだかんだでくっつき、琴子の一言でお医者様にまでなってしまうと言う、ベタ惚れ状態になります。それを大っぴらに見せずにたまにデレるところが堪らないです。最高のコンビだと思います。

作品紹介:ママレード・ボーイ

〇出演声優

  • 小石川光希 (cv.國府田マリ子)
  • 松浦 遊 (cv.置鮎竜太郎)
  • 須王銀太 (cv.金丸 淳)
  • 秋月茗子 (cv.山崎和佳奈)
  • 三輪悟史 (cv.大田真一郎)

〇あらすじ

小石川光希は、小石川家の一人娘、中学からエスカレーターの私大の付属高校に通う高校2年生。

新学期に胸を脹らませる光希を待ち受けていたのは、突然の両親の離婚宣言だった。なんと両親が旅行先のハワイで出会った松浦という夫婦と意気投合、パパは松浦家の奥さんとママは松浦家のご主人と恋に落ちてしまい、互いのパートナーを交換して再婚するというのだ・・・

「断固阻止!」と意気込んで両親の顔合わせに乗り込んだ光希の前に現れたのは、やさしそうな松浦夫妻と光希と同じ高2の一人息子の遊。

「パパとママが離婚してどっちかと別れなきゃなんないなんてイヤ!」と泣く光希に4人の大人たちは平然と答える。「私たち広い家を借りて6人で一緒に住もうと思ってるの・・・」

ほんっとに信じられないと思ううちに事態はどんどん進み、2家族6人の生活が始まった。あろう事か光希のクラスに遊が編入、ブツブツ言いながらも光希はそんな状況を受け入れていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

光希と遊が親同士のトレード結婚というめちゃくちゃな展開によりいきなり一緒に暮らす事になります。今思うと本当にありえない展開だと思います。年頃の高校生がいきなり一つ屋根の下に暮らせと言われたら困るでしょう。しかしこの2人は割と最初からお互いが惹かれあい、幼馴染とかモデルとか色んな当て馬は登場するものの、それを乗り越えてどんどん2人の愛が深まっていきます。アニメも原作に忠実ではあったが途中原作に追いついてしまい、わけのわからない海外編みたいなパートがあるのが笑えます。アニメならではのボイスメモとか変なグッズも出てきていて、今見るとなかなかツッコミどころ満載の内容に仕上がっていると思います。

主人公の光希が両親の離婚とダブル再婚により、再婚相手の連れ子であるイケメン男子の遊と一つ屋根の下で生活することになるというありえない設定ですが、それが少女漫画らしく、2人が恋に落ちていく様子にドキドキわくわくしました。数々のライバルが出現するのもこの作品の特徴で、ライバルが登場する度に新たなドキドキが生まれ、飽きることなく恋愛模様を楽しむことができました。成績優秀、スポーツ万能な完璧人間である遊ですが、人に興味がなく、そんな遊の冷めた心の扉を光希が徐々に開いていく様子は見ていて嬉しくなりました。

作品紹介:カードキャプターさくら

  • 放送期間
    1998年4月~12月(クロウカード編 第1期)
    1999年4月~6月(クロウカード編 第2期)
    1999年9月~2000年3月(さくらカード編)
    2018年1月~6月(クリアカード編)
  • 公式サイト
    https://ccsakura-official.com/
  • 制作会社
    マッドハウス

〇出演声優

  • 木之本桜 (cv.丹下 桜)
  • ケルベロス (cv.久川 綾/小野坂昌也)
  • 大道寺知世 (cv.岩男潤子)
  • 李 小狼 (cv.くまいもとこ)
  • 月城雪兎/月(ユエ) (cv.緒方恵美)

〇あらすじ

木之本桜は、体育が得意な小学4年生。 ある日、さくらが学校から帰ると、誰もいないはずの地下の書庫に何者かの気配がしました。さくらが下におりてみると、そこには1冊の金色に光る本がありました。 中には、カードが入っていましたが、そこに書かれた文字を読み上げたとたん、激しい風が起こって、カードがバラバラに飛び散ってしまいました。 残された本の中から、ケルベロスと名のる奇妙な生き物があらわれ、本に収められていたクロウカードの封印が解かれるとき、この世に災いが起こると言います。そしてケルベロスはさくらに封印の鍵を与え、カードを捕獲するカードキャプターになるよう命じます。 その夜から、さくらは魔法を使って、実体化したカードに立ち向かうのですが…。 さくらは、カードを全部もとにもどせるのでしょうか?

公式サイトより

〇感想・レビュー

クランピングによって創作されたこの作品は、魔法少女としての成長と冒険が描かれており、多くの女性ファンを魅了しています。愛らしいキャラクターデザインや予測不能な展開が魅力的です。まず、本作品の魅力はやはり主人公のさくらちゃんの成長物語でしょう。小学生のさくらが持つ力を使って、カードを集める冒険は、子どもから大人まで幅広い年齢層の視聴者に楽しんでもらえる要素が詰まっています。また、本作品は魔法少女ものとしては珍しく、恋愛要素も随所にちりばめられているのもポイントです。さくらと友人たち、さらには封印されたカードたちとの交流が描かれる中で、それぞれの関係性が丁寧に描かれています。さらに、本作品は音楽やアートデザインにも力を入れており、丁寧に作り込まれた世界観が視聴者を魅了します。

なにより絵柄がかわいくて、ファッションや魔法の演出など含め何度も見たくなる作品です。オープニング、エンディングも繰り返し見たくなります。基本的に一話完結なのでどこからでも見やすいアニメだと思います。女の子キャラのかわいさと男の子キャラのかっこよさ、どちらも十分に楽しめます。バトルシーンもありますが残酷描写はまったくないので、老若男女だれでも楽しめる作品です。漫画は少し難解な部分があるかなぁと思いましたので、この作品に触れたことがない方はまずアニメを見てみたらいいと感じました。

作品紹介:魔法陣グルグル

〇出演声優

  • ニケ (cv.石上静香)
  • ククリ (cv.小原好美)
  • キタキタおやじ (cv.小西克幸)
  • ジュジュ (cv.大地葉)
  • トマ (cv.藤井ゆきよ)

〇あらすじ

魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを使うことのできる一族の最後の末裔で、いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。

お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品は、球体が舞台となっているファンタジーコメディであり、笑いと感動が詰まった作品として高い評価を受けています。主人公の少年と少女の絆が描かれている点も見逃せません。ギャグ要素が満載でありながら、冒険ものとしての要素もしっかりと盛り込まれていて、非常に楽しめる作品だと感じました。主人公のククリとギーコの冒険は、魔法陣やモンスターとのバトルシーンもあり、目が離せない展開でした。また、サブキャラクターたちも個性的で魅力的で、ストーリーを盛り上げていると思います。アニメーションも丁寧に作られており、それぞれのキャラクターの表情や動きにも気を配られていると感じました。特に、ギーコのかわいらしい動きや、ククリの勇敢な姿には、思わず笑顔がこぼれてしまいました。子供から大人まで楽しめる作品だと思いギャグが効いているので笑える部分も多いです。

作品紹介:ごくせん

〇出演声優

  • 山口久美子 (cv.早水リサ)
  • 沢田 慎 (cv.鈴村健一)
  • 熊井輝夫 (cv.杉野博臣)
  • 内山春彦 (cv.増川洋一)
  • 工藤 (cv.鈴木千尋)

〇あらすじ

ある年の春、「白金学院高等学校」に赴任してきた新米教師山口久美子。眼鏡にジャージで一日を過ごす、ちょっと冴えない新米教師は、とりわけ荒られくれ者がそろう有名な2年4組を担任することとなる。いつも問題ばかり起こす2年4組の不良たち。しかし彼女は何が起きてもこれっぽっちも動じない。

なぜなら彼女の実家は・・・泣く子も黙る任侠集団・大江戸一家なのです。

憧れの教師の職についた久美子、実家の家業をひた隠すが、幼き頃から心に染み込む熱き熱き仁侠道がいつでも黙っちゃあいられない。持ち前の正義感と滅法強いけんかで、学院で起こるあらゆる問題を筋を通して解決していく!

山口久美子こと通称ヤンクミ。弱きを助け強きを挫く義理人情に厚いこの教師が忘れかけた温かい人情で今日も事件を解決します。

公式サイトより

〇感想・レビュー

こんな素敵な先生が実際に自分の担任としていてくれたら、毎日笑っていられるような学校生活が送れていたのかもしれない、と考えながら見ています。でも、悪いような部分も生かしながら生徒と真剣に向き合ってくれる姿がすごくかっこよく、生徒第一に考えてくれる姿勢が本当に素晴らしい先生だなと、強く感じました。生徒がなにか悪いことをしても生徒が悪いと100パーセント決めつけないような優しさが、人間として尊敬するような部分でもあります。

作品紹介:花より男子

〇出演声優

  • 牧野つくし (cv.持田真樹)
  • 道明寺司 (cv.宮下直紀)
  • 花沢 類 (cv.山本耕史)
  • 西門総二郎 (cv.赤井田良彦)
  • 美作あきら (cv.望月祐多)

〇あらすじ

名門の筋や素封家の子弟が入学することで知られる英徳学園に、娘の玉の輿を願う母親の勧めで入学した一般庶民の牧野つくし。学校は、道明寺財閥の御曹司・司、花沢物産の御曹司・類、日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子・総二郎、総合商社・美作商事の息子あきらのF4(Flower 4―“花の四人組”)に牛耳られていた。学校は、F4の親から多額の寄付を受けていたため、生徒たちはもちろん教師たちですら彼らに逆らうことが出来なかった。つくしは、それに違和感を持ちながらも平凡な高校生活を送ろうとしていた。

ところがある日、つくしはF4に花瓶の水をかけたことが原因でF4に赤札を貼られ、学校全体からいじめのターゲットにされてしまう。しかし、正義感の強いつくしは彼らの性根を叩き直さんとばかりに立ち向かって行く。

そんな中、F4のリーダーである道明寺はつくしのことを好きになってしまう。いじめられ騙され続けたつくしの人生が、このF4によって変わり始めた。次第に2人の思いは通じ合っていくが、様々な事情(司の母、楓が中心)が彼らの恋路を阻むようになる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

おすすめの理由は、主人公の芯の強さだったり、誰よりもかっこいい部分です。この作品は素晴らしくかっこいい方々がたくさん出てくるのですが、やはり一番かっこいいのは主人公だなと、感じます。自分の身分などは関係なく、ダメな時はダメとキッパリ言うような姿勢だったり、誰かを好きになったら素直に顔に出たり、態度に出たりするような部分もまっすぐで素敵だなと、すごく思います。あと芯が強く、ぶれない芯の強さは同性から見ても憧れるような素敵な方だなと強く感じています。

この作品は、登場人物一人一人が個性的でとてもおもしろいです。特に好きな登場人物が主人公の「つくし」です。つくしの姿を見ていると、正義感が強くて曲がったことが嫌いなのに、どこかお人好しで人情味があって、見習いたいなと思うところがたくさんあります。道明寺に対しても道明寺財閥の息子であることよりも、間違っていることをきちんと指摘し真っ向から立ち向かっていく姿は、本当にかっこよかったです。また、つくしとF4との関係性もとても興味深く、ドキドキしながら毎回見ていました。

作品紹介:フルーツバスケット

  • 放送期間
    2019年4月~9月(第1期)
    2020年4月~9月(第2期)
    2021年4月~6月(ファイナルシーズン)
  • 公式サイト
    https://fruba.jp/
  • 制作会社
    TMS、8PAN

〇出演声優

  • 本田 透 (cv.石見舞菜香)
  • 草摩 由希 (cv.島﨑信長)
  • 草摩 夾 (cv.内田雄馬)
  • 草摩 紫呉 (cv.中村悠一)
  • 草摩 楽羅 (cv.釘宮理恵)

〇あらすじ

完全新キャスト&スタッフによる全編アニメ化!

物語はついに最終章に突入ー

母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。

しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。

その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。

公式サイトより

〇感想・レビュー

原作の漫画もとても人気の高い作品でしたが、アニメも丁寧に作られており、「夏目友人帳」等が好きな方にはおすすめの作品です。舞台は現代社会で、主人公である女子高校生の透が、異性に抱き着かれると干支の動物に変身する呪いがかかった一族と、ともに「生きる」ことを考えていくようなストーリーになっています。また、この漫画はアニメ化(初代)されたことで、OPテーマの「For フルーツバスケット」を岡崎律子さんが歌っています。その歌が非常に優しく、物語に寄り添うような染み入る声で歌われたことから、フルーツバスケットを知らない人でも、この主題歌は知っているという人が多く出たほど、隠れた人気曲になりました。

作品紹介:ハチミツとクローバー

〇出演声優

  • 竹本祐太 (cv.神谷浩史)
  • 花本はぐみ (cv.工藤晴香)
  • 森田 忍 (cv.うえだゆうじ)
  • 山田あゆみ (cv.高橋美佳子)
  • 真山 巧 (cv.杉田智和)
  • 花本修司 (cv.藤原啓治)
  • 原田理花 (cv.大原さやか)

〇あらすじ

おんぼろアパートで貧乏ながらも楽しい生活を送る美大生、竹本、真山、森田。

ある日3人は、彼らが通う浜田山美大の教員・花本から、彼の従兄弟の娘で少女のように小さく可憐な女の子・はぐみを紹介される。あどけないはぐみを見て、竹本と森田は一瞬にして恋に落ちてしまう。周囲がもどかしくなるほど分かりやすく不器用な竹本と、難解すぎるアプローチで周囲を戸惑わせる森田。正反対の二人の愛情表現が交錯するなか、森田はもちろん、竹本もはぐみさえもお互いの気持ちに気づかないまま時は流れていく。

一方、真山は、交通事故で亡くした夫の影をいつまでも追い求める建築デザイナー・理花への想いを強めていく。自分に対して真っ直ぐな想いを送り続ける同級生・山田の気持ちに気づきながら・・・。

理花の心の穴を埋めたいと願う真山、真山の愛が重い理花、大好きな真山を振り向かせることができない山田。

2つの三角関係を中心に、それぞれが恋と夢に思い悩む。

優しさが少しずつすれ違う、切なく、もどかしく、ちょっとおかしくて、そしてどこか懐かしい、キラキラした「片思いのお話」がゆっくりと動き出すーー。

ハチミツとクローバーより引用

〇感想・レビュー

美大生たちの青春に焦点をあてた物語であり、コメディとシリアスのバランスが巧みで、全ての登場人物が愛しくてたまらなくなるような原作を、アニメでは淡い色彩と可愛らしい雰囲気で描かれています。アニメでは、声優さんたちの演技の幅広さが作品に生かされており、コメディの部分ではアドリブが入ったりと生き生きとした男子・女子たちのやり取りも魅力的で、アニメだからこそできる表現を使って一人一人の片思いの様子が丁寧に伝ってくるような作りになっています。つかれた時にそっと元気をもらえるようなアニメだと思います。

00年代に大ヒットして、映画化もされた原作漫画。アニメ版はスガシカオさんやスピッツの楽曲のハマり具合など音楽が特にいいです。美大に通う青年・竹本とその友人たちの友情・恋愛模様を描いた作品です。美大生の日常の楽しさや登場人物が全員片思いしているという切なさなど魅力は色々ありますが、個人的に一番いいと思うのは言葉にできない「空気感」です。ほのぼのしていながらどこか切ない、他の青春漫画やアニメにありそうだけどぴったり同じものは中々ない、そんな独特の空気感がハチクロの魅力です。アニメは原作のそういう空気や雰囲気を物凄く上手に再現していると思います。

作品紹介:ご近所物語

  • 放送期間
    1995年9月~1996年9月
  • 制作会社
    東映動画

〇出演声優

  • 幸田実果子 (cv.宍戸留美)
  • 山口ツトム (cv.山口勝平)
  • 中須茉莉子 (cv.冬馬由美)
  • 田代勇介 (cv.森川智之)
  • 神崎リサ (cv.新山志保)

〇あらすじ

幸田実果子は矢澤芸術学院の服飾デザイン科に通う、デザイナー志望の高校1年生。いつか自分のブランドの店を持つことを夢見て日々奮闘中。しかし最近、近所に住む幼馴染みのツトムにモテ期が到来し、恋愛感情はなかったはずが、なぜかおもしろくなくて…?

U-NEXTより

〇感想・レビュー

矢沢あいさんの特徴あるイラストがほぼそのままの形で再現されていて、感激したアニメです。デザイナーを目指す主人公の実果子がとても可愛らしく、夢に向かってまっすぐに突き進んで行く姿はかっこよくもあります。そして実果子を取り巻くキャラクターたちも個性豊かで見ていて飽きることがありません。実果子が強烈で明るいキャラクターなので、一見面白い雰囲気の作品に見えますが、それぞれが夢や恋愛、家族など色々なことに思い悩み、共感できたり自分にとって大切なことを考えさせられる作品になっています。

作品紹介:花野井くんと恋の病

〇出演声優

  • 日生ほたる (cv.花澤香菜)
  • 花野井くん (cv.小林千晃)
  • 浅海 響 (cv.久保ユリカ)
  • 柴村月葉 (cv.坂本真綾)
  • 八尾創平 (cv.木村良平)

〇あらすじ

家族や友人に恵まれているけど、恋愛とはちょっぴり縁遠かった高校1年生・日生ほたる。

彼女は、ある日、隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまう。公園でひとりポツンとたたずんでいた花野井くんを見て、何気なく傘を差しだしたほたる。

その小さな出来事がきっかけで、後日「僕と付き合ってください」と花野井くんから公開告白されてしまった。

“好き”って何? “恋する”ってどういうこと?突然の告白に戸惑うほたると、“好きな子”のためなら、何でもしたい。注ぐ愛情が無限大な花野井くん。

恋がわからない女子×愛が重すぎる男子の初恋ラブストーリー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品を見て初めてヤンデレという言葉を知ったのですが、花野井くんのヤンデレ具合が魅力的すぎて、私も恋に落ちそうでした。花野井くんが、ほたるちゃんに対して一途過ぎて病んでしまうところはもちろん、そんな花野井くんに対してほたるちゃんが真っ直ぐに向き合っていく姿は、感動的で二人の恋を全力で応援したくなります。また、何と言っても花野井くんのルックスがかっこ良すぎて、毎回見ていてドキドキしてしまいます。ほたるちゃんを見つめる優しい瞳も、嫉妬で苦しむ姿もすべて愛くるしいなと思いました。

作品紹介:お嬢と番犬くん

〇出演声優

  • 瀬名垣一咲 (cv.鬼頭明里)
  • 宇藤啓弥 (cv.梅原裕一郎)
  • 田貫幹男 (cv.榎木淳弥)
  • 関谷香織 (cv.中原麻衣)
  • 勝木 (cv.青山吉能)

〇あらすじ

三代目瀬名垣組組長の孫娘、瀬名垣一咲。高校ではフツーに友達を作ってフツーに恋がしたい!地元から離れた高校へ入学したけど、過保護な若頭・宇藤啓弥が年齢詐称して一咲の高校に裏口入学!?「恋愛なんて一咲さんには早すぎます」と訴え、男を近づけない気満々の啓弥。だけど、実は一咲はずっと前から啓弥に片想いしていてー!?

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品は、主人公の一咲さんが可愛いのはもちろん、一咲さんを全力で守ろうとする啓弥さんがかっこ良くて印象的でした。一咲さんが困ったときやトラブルに巻き込まれたときなどに、スマートに一咲さんを助ける啓弥さんの姿は、まるでヒーローみたいで素敵だなと思います。また、一咲さんがひそかに啓弥さんに恋をしている姿も、どこか切なくて胸キュンしました。啓弥さんも普段はクールな大人の男性なのに、一咲さんのことになると感情が剥き出しになってしまうギャップが魅力的だと思いました。

作品紹介:NANA

〇出演声優

  • 大崎ナナ (cv.朴璐美)
  • 小松奈々 (cv.KAORI)
  • 本城蓮(レン) (cv.木内秀信)
  • 高木泰士(ヤス) (cv.川原慶久)
  • 一ノ瀬巧(タクミ) (cv.森川智之)

〇あらすじ

東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属する BLACK STONES と恋人の本城蓮が所属する TRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品は恋愛だけでなく、友情の大切さや生きていく上での挫折、挫折を乗り越えて成長していく姿など、私にたくさん大切なものを教えてくれた作品で、大好きな作品です。ナナと奈々が様々な困難を乗り越えて、お互いの気持ちと向き合い強い絆を育んでいく姿は涙なしでは見ることができませんでした。また、この作品はナナと奈々のファッションもお洒落で、毎回注目して見ていました。ナナのパンク系のかっこいいコーディネートや、奈々の女性らしくフェミニンなコーディネートは、どちらも魅力的でコーディネートの参考にしていました。

作品紹介:少女革命ウテナ

  • 放送期間
    1997年4月~1997年12月
  • 制作会社
    J.C.STAFF

〇出演声優

  • 天上ウテナ (cv.川上とも子)
  • 姫宮アンシー (cv.渕崎ゆり子)
  • 桐生冬芽 (cv.子安武人)
  • 西園寺莢一 (cv.草尾 毅)
  • 有栖川樹璃 (cv.三石琴乃)

〇あらすじ

凛々しく素敵な男装の少女・天上ウテナは、生徒会副会長の西園寺と決闘することになってしまった。誘われるままに「決闘の森」に足を踏み入れたウテナを待っていたのは、見たこともない不思議な世界。そして、西園寺に寄り添う「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシー。「世界を革命する力」をめぐる物語が始まる!

公式サイトより

〇感想・レビュー

少女アニメの伝説的作品で、原作はさいとうちほさんです。王子様に憧れる少女ウテナが通う鳳学園は不思議な異空間のような世界。ウテナはそこで「永遠があるという城」「世界の果て」「薔薇の花嫁」「デュエル」「ディオスの力」という不思議な概念?としか呼べないような物たちに次々と出会っていきます。作品全体が哲学的で印象的な構図や図形を多用した象徴学的な作りで、見方によっていくらでも解釈できます。何度見ても発見があってストーリーも絵もまさしく芸術です。90年代の作品で当時はこの作品の存在そのものが革命的でしたが、ジェンダーの理解が進んだ現代に見るとまた違った感じ方ができます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。