アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode5

本編 「ごめんねー佐久間君。手伝わせちゃって」 「いいえ」 放課後、とにかく飯田と話そう。 その意気込みは、委員会活動という極めて地味、かつ現実的な理由によりあっさりと打ち砕かれた。 今日は休館日だというのに、ついてない… 続きを読む アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode5

アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode4

本編  あの図書館の事件から一ヶ月。 秘密を二つも共有してしまったせいか、俺と飯田の距離は自然かつ穏やかな速度感で縮まった。 それについて、親友たちもなにやら安心しているらしい。 最近では俺らに遠慮することなく二人で飯を… 続きを読む アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode4

アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode3

本編 「きゃっ」 「さ、佐久間」 飯田の身体に巻きついているのは、数学教師の加藤だった。 若くて、可愛くて、巨乳。 いかにも高校生男子が好きそうな外見で、男だけの密談中にもよく出てくる名前である。 それがまあ、第二学年イ… 続きを読む アニログ小説「友人Sのひとりごと。」Episode3