作品紹介:ソードアート・オンライン
- 放送期間
2012年7月~12月(第1期)
2014年7月~12月(第2期)
2018年10月~2019年3月(第3期前半2クール)
2019年10月~12月(第3期後半第1クール)
2020年7月~9月(第3期後半第2クール) - 公式サイト
https://www.swordart-online.net/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- キリト (cv.松岡禎丞)
- アスナ (cv.戸松 遥)
- リーファ (cv.竹達彩奈)
- ユイ (cv.伊藤かな恵)
- シリカ (cv.日高里菜)
〇あらすじ
2022年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。VRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの一人であるキリト。SAOの世界を満喫していた彼は、ログインした他の1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。それは、ゲームをクリアすることだけが、この世界から脱出する唯一の方法であること。そして、このゲーム内でゲームオーバーは、現実世界での“死”を意味すること。それが、このゲームの恐るべき全貌であった。キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れ、パーティーを組まないソロプレイヤーとして、終わりの見えない死闘に身を投じていく……。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
西暦2022年全ての五感を仮想世界に送り込み、まるで仮想世界が現実のようになるフルダイブ技術が使用されたオンラインゲーム、ソードアートオンラインが舞台です。1万人のプレイヤーは突如としてゲーム制作者である茅場晶彦によって、突如として、デスゲームに変えられてしまいます。脱出する条件は最後のボスを倒すことです。主人公であるキリトはこの世界で生き延び最後のボスを倒してデスゲームを脱出するために戦う物語。デスゲームである以上人が死なないなんていうことは起こりません。それでも前を向き進み続ける彼らの物語を見る価値があります。
作品紹介:ダンジョン飯
- 放送期間
2024年1月~6月 - 公式サイト
https://delicious-in-dungeon.com/ - 制作会社
TRIGGER
〇出演声優
- ライオス (cv.熊谷健太郎)
- マルシル (cv.千本木彩花)
- チルチャック (cv.泊 明日菜)
- センシ (cv.中 博史)
- イヅツミ (cv.神戸光歩)
〇あらすじ
ダンジョン飯。それは、“食う”か“食われる”か―――
ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。「食糧は、迷宮内で自給自足する!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
公式サイトより
〇感想・レビュー
名前でほのぼのとしたグルメアニメかと思うかもしれませんが、最初に主人公たちのパーティーが全滅しかけており、主人公の妹が主人公たちを逃がす代償としてダンジョンに取り残され、ドラゴンに食べられる所から始まります。ダンジョンでは死んだとしても生き返ることができるため、主人公達は魔物の肉や怪しい果実を食べてでも妹を助けにダンジョンを潜るお話である。このアニメにおける飯とは生きるために必要な行為であり、そこには、美味しく食べようとするための知恵や技術が詰め込まれており、とても考えさせられる。ダンジョンでは、うまくいくこともあるが、うまくいかないこともあるそれをどう切り抜けるのか?見る価値はあるアニメだと思う。
作品紹介:最終兵器彼女
- 放送期間
2002年7月~10月 - 公式サイト
https://www.gonzo.co.jp/works/saikano/ - 制作会社
GONZO DIGIMATION
〇出演声優
- シュウジ (cv.石母田史朗)
- ちせ (cv.折笠富美子)
- テツ (cv.三木眞一郎)
- ふゆみ (cv.伊藤美紀)
〇あらすじ
シュウジとちせは、北海道の田舎町に住む高校3年生。のろまで内気なちせは、前から憧れていた陸上部のシュウジにやっとの思いで告白。付き合うことに。気弱で「ごめんなさい」が口癖のちせ、それをつい邪険に扱っては1人で後悔するシュウジ。2人はどうやって付き合っていけばよいのかわからず、結局、交換日記を書くという、今時可愛らしいことから付き合いをスタートする。
ある日、突然、札幌が空爆される。空を見上げるシュウジの前で、国籍不明の爆撃機が爆弾の雨を降らす。それを迎え撃ち次々と撃墜する戦闘機の影に、不思議な胸騒ぎを覚えて駆け出したシュウジの前に降り立ったのは、身体から羽根と武器を生やした、ちせの姿だった。とてつもない破壊力を持つ最終兵器に改造され、一向に明らかにならない戦争に駆り出されていくちせ。シュウジはただ、ちせを見守ることしか出来なかった。これはそんな2人の地球最後のラブストーリー。
多くのファンからアニメーション化を切望されながらも、原作者・高橋しん氏の強い要望もあり、連載終了まで映像化を許諾しないと言われていた本作が連載終了を待って遂にアニメ化。監督には「GUNDAM08MS小隊 ミラーズ・リポート」「装甲騎兵ボトムズ」などの加瀬充子、シリーズ構成/脚本には映画版「陰陽師」「天然少女 萬」「FULL METAL 極道」などの江良 至を起用。「この星で、一番最後のラブストーリー」にご期待ください。
公式サイトより
〇感想・レビュー
アニメ「最終兵器彼女」は、一見普通の高校生カップル、シュウジとちせの恋愛物語を超え、戦争の悲劇と人間の無力さを描いた作品です。ちせが「最終兵器」に改造され、戦争の道具として過酷な運命に巻き込まれることで、物語は陰鬱な展開を迎えます。この設定が、二人の関係に避けられない陰影を落とし、視聴者に深い絶望感をもたらします。鬱展開の要因は、人間関係や日常の美しさが戦争によって無情に壊される点です。登場人物たちはそれぞれの愛や希望を見出そうとするものの、戦争の現実がそれを許さず、度重なる悲劇に見舞われます。ラストにかけて、失われた平和と愛の消失が一層強調され、視聴者に深い感傷と余韻を残します。この作品は、愛と破壊の狭間で人間の本質を問いかける深い物語です。
作品紹介:新世界より
- 放送期間
2012年10月~2013年3月 - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 渡辺早季 (cv.種田梨沙)
- 朝比奈 覚 (cv.東條加那子)
- 秋月真理亜 (cv.花澤香菜)
- 伊東 守 (cv.工藤晴香)
- 青沼 瞬 (cv.藤堂真衣)
〇あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
アニメ「新世界より」は、神秘的な未来社会で展開されるダークファンタジーであり、視聴者に深い衝撃をもたらす作品です。物語は、超能力「呪力」を持つ子供たちの成長を描く一方で、その社会の隠された闇や倫理的な問題を浮き彫りにします。特殊な力を持つ故に、彼らは過酷な試練に直面し、数々の謎と秘密が徐々に明らかになります。鬱展開の主な原因は、登場人物たちが直面する運命の重さと、人間の本質に関わる暗いテーマです。社会の秩序を保つための極端な管理体制や、種族間の対立が描かれ、一見理想的かに見える世界が、実は脆く危ういものであることが露呈します。また、仲間との信頼や愛が試されることで、友情や絆の儚さが強調されます。複雑な人間ドラマと深いテーマにより、視聴者は大きな喪失感と感慨を抱く作品です。
作品紹介:エルフェンリート
- 放送期間
2005年4月~6月 - 公式サイト
https://www.at-x.com/program/detail/1729 - 制作会社
ARMS
〇出演声優
- コウタ (cv.鈴木千尋)
- にゅう/ルーシー (cv.小林沙苗)
- ユカ (cv.能登麻美子)
- マユ (cv.萩原えみこ)
- ナナ (cv.松岡由貴)
〇あらすじ
二角奇人(ディクロニウス)は、人間の突然変異体・・・・・・頭から生えた角を持ち、第6感とも言える特殊な能力と手を持っていた。人類を淘汰する可能性をも秘めた彼らミュータントたちは、その危険な能力のため、国家施設に隔離、研究されていた。しかし、偶発的事故により、ディクロニウスの少女ルーシーは拘束を破り、警備員らを殺戮、研究所を逃げ出す。が、その途中で記憶喪失となってしまう。過去と記憶を無くしたルーシーは、鎌倉・由比が浜に流れ着くが、その浜辺でコウタとユカに出会い、「にゅう」と名付けられ、コウタの住む楓荘に居候することになる・・・・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初は平成のギャルゲーを思い出させるような絵柄ですが、実際に見てみると、とにかくグロテスクなアニメです。作者は主人公と改造人間の一人との物語を描いていますが、正直なところ、結末がよくわかりません。オープニングも非常に暗い曲で、聴くだけで少し鬱々とした気分になります。この作品を知っている人は少ない印象です。オープニングの不気味さと作画が全く合っておらず、生々しい傷口の描写などで可愛いキャラクターが崩壊するシーンもあります。似たような漫画では、さらにホラー感の強い作画が見られることもあります。特に、女の子のピンクの髪と赤い目が不気味さを一層引き立てています。
絵がピンクの髪の萌えきゃらっぽくて、ストーリーはあんまりかなーと思いつつ、見たら面白くてハマったアニメです。研究施設で育った超能力ミュータントの女の子が、施設を破壊して逃げるところからスタート。人に恐れられそうなキャラクターなのですが記憶喪失になり、純粋な女の子として普通の社会で生きてゆこうとするところが切なかったです。その中でもミュータントの子たちが普通の人と違うというところで差別や偏見、いじめの問題なども盛り込まれており、辛いアニメなんだけど普通の人間の暮らしをしていく中で幸せを見つけて行く姿とかが微笑ましくもあり心を打たれる作品でした!
作品紹介:コープスパーティー
- 放送期間
2013年7月 - 公式サイト
https://corpse.jp/ - 制作会社
アスリード
〇出演声優
- ルーシー (cv.小林沙苗)
- ナナ (cv.松岡由貴)
- マリコ (cv.川上とも子)
- 3番 (cv.高橋美佳子)
〇あらすじ
廃校監禁ホラーアドベンチャーゲーム『コープスパーティー』が遂にOVA化! その手で掴み取るのは、希望か絶望か―
PCゲームで人気を博し、2010年よりPSPソフトとして3作が発売された人気ホラーアドベンチャーゲーム『コープスパーティー』シリーズ。その1作目である『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』をベースに、全4話からなる新たなストーリーを描く。
amazonより
〇感想・レビュー
ゲームを原作としたアニメで、シリーズというよりはOVAのみでアニメ化された作品です。学校の階段を思わせる雰囲気ですが、異世界に飛ばされてからは、救いのない物語が始まります。友達が廃校で次々に幽霊に殺され、その殺され方もスプラッターホラー顔負けの残酷さです。また、その幽霊たちは当時殺されたままの姿で登場し、その見た目も非常にショッキングで、今の地上波ではとても放送できない内容です。登場人物たちはチームワークで元の世界に戻ろうとしますが、豹変した仲間に命を狙われる展開もあります。そして、最後のラストシーンは誰も予想できないほどの、非常に憂鬱な結末を迎えます。
作品紹介:無能なナナ
- 放送期間
2020年10月~12月 - 公式サイト
https://munounanana.com/ - 制作会社
ブリッジ
〇出演声優
- 柊 ナナ (cv.大久保瑠美)
- 中島ナナオ (cv.下野 紘)
- 小野寺キョウヤ (cv.中村悠一)
- 犬飼ミチル (cv.中原麻衣)
- 渋沢ヨウヘイ (cv.増田俊樹)
〇あらすじ
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」
孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者——。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初は異能系のほのぼのアニメかと思わせる展開ですが、1話のラストシーンから一気に物語のイメージが急変します。主人公のナナがメインで活躍するこの物語は、「人類の敵」を倒すために特殊能力を持った子供たちが島で訓練しながら生活するというものです。しかし、その「人類の敵」が実は…(ネタバレを避けるため詳細は伏せますが)生徒が一人一人消えていきます。特に、ナナに鬱陶しく付きまとうお人好しの友達が登場します。ナナは最初、彼を避けていたものの、最終回では予想外の展開が待っています。鬱展開もありますが、少し感動して泣ける場面もあります。原作ではさらに衝撃的な展開があるので、読んでみても良いかもしれません。
作品紹介:ワンダーエッグ・プライオリティ
- 放送期間
2021年1月~3月、6月 - 公式サイト
https://wonder-egg-priority.com/ - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- 大戸アイ (cv.相川奏多)
- 青沼ねいる (cv.楠木ともり)
- 川井リカ (cv.斉藤朱夏)
- 沢木桃恵 (cv.矢野妃菜喜)
- アカ (cv.内田夕夜)
〇あらすじ
脚本家・野島伸司がアニメの世界で紡ぎだす、悩みもがく少女たちの物語――。14歳の少女・大戸アイは、深夜の散歩の途中で出会った謎の声に導かれ、「エッグ」を手に入れる。「未来を変えたいなら」「今はただ選択しろ」「さぁ、自分を信じて――」「エッグを割れ――」「エッグ」を割った先で、アイを待つものとは……。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
深夜に放送されていたテレビアニメで、亡くなった友達の為に少女たちが夢の世界の中で怪物と戦うのが大筋のストーリー。いじめや自殺、不登校など暗いテーマが盛り込まれていて、初めて見たときとても胸が苦しくなりました。だけどその中で友情や絆を深めて、少女たちが戦いながら強くなっていく様にとても心が打たれ、熱くなるストーリー展開で、次の放送が楽しみでしょうがなかったです。脚本が、ドラマ高校教師や未成年の主張を手掛けた野島伸司さんで、その時代の社会問題を取り入れる脚本家なので、さすがだなぁーと思いました!
作品紹介:今、そこにいる僕
- 放送期間
1999年10月~2000年1月 - 制作会社
AIC
〇出演声優
- シュウ (cv.岡村明美)
- ララ・ルゥ (cv.名塚佳織)
- サラ (cv.仲尾あづさ)
- ナブカ (cv.今井由香)
- ブゥ (cv.小西寛子)
〇あらすじ
平凡な日々を生きるシュウは不思議な色の瞳を持つ少女、ララ・ルゥに出会う。仲良くなった二人の前に奇怪な機械が現れ、ふたりは50億年後の未来へタイムスリップしてしまう。そこは戦争が日常となっているすさみきった世界だった。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
ある日本の平凡な少年が、たまたま出会った少女を助けようとするとパラレルワールドに連れて行かれ、そこは数十億年後の未来で、しかも人類は水を巡って戦争を繰り広げているという壮絶な世界。そこで少年は少年兵として働かされたり、暴力、レイプ、戦争などめちゃくちゃ重いテーマがのしかかって、すごく陰鬱なアニメです。だけど少年の純粋な気持ちや、このアニメを見終わったあとは考えさせられるものがたくさんあって、今の世界でも通じるものがあったりして、放送当時は賛否両論だったらしいですが、誰もが見るべきアニメだと思う心に染みるアニメ(自分の中では名作)でした。
作品紹介:笑ゥせぇるすまん
- 放送期間
1989年10月~1992年9月(第1期)
2017年4月~6月(第2期) - 公式サイト
http://warau-new.jp/ - 制作会社
シンエイ動画
〇出演声優
- 喪黒福造 (cv.大平透)
〇あらすじ
謎のセールスマン「喪黒福造」が扱う品物は、人間の心。日常に追われ、虚しさやいらだちを抱える人の「心のスキマ」を埋めるのが彼の仕事。いえ、代金は必要ありません。ただし、約束はくれぐれもお守りください。さもないと…。藤子不二雄(A)原作、ブラックユーモアたっぷりの大人の寓話をアニメ化。1989年からTBS『ギミア・ぶれいく』内にて放送した本作は、人間のもろい本質を切り取ったシニカルな内容とインパクトあるキャラクターで、一大ブームを築きました。アニメといえばお子さま向け、とお思いのあなた、時にはとびっきり辛口のカクテルはいかがでしょう? 悪酔いなさいませんよう…オーッホッホッホ。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
藤子不二雄先生の代表作の1つで、ブラックユーモアたっぷりの漫画が原作の1話完結のオムニバス形式アニメです。主人公の謎のセールスマン喪黒福造が悩める現代人を救いつつ、その中で約束を破ったり自分勝手な行動をとってしまう者に代償として罰を与えていくのですが、全体的な画面が陰鬱な色合いなのと、喪黒福造自体がそもそも鬱まみれのサイコパスなキャラクターでどの話も薄気味悪さ満点です。子どもの頃は最早ホラーだと思って見ていたほどですが、成長してより内容が分かるようになると、その都度喪黒福造に助けられる登場人物が理解はできなくないけど何故約束を守らないのか、どうしてそういう行動に出てしまうのか!と毎回画面越しに唸りながら見て行く様になりました。鬱々しいけれど分かりみも強く今でも好きなアニメです。
作品紹介:パーフェクトブルー
- 放送期間
1998年2月28日 - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 未麻 (cv.岩男潤子)
- ルミ (cv.松本梨香)
- 田所 (cv.辻 親八)
- 内田 (cv.大倉正章)
- 雪子 (cv.古川恵実子)
〇あらすじ
人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻。ところが、彼女の思惑とは裏腹に過激なグラビアやTVドラマへの仕事が舞い込んでくる。周囲の急激な変化に困惑する未麻。そんな折り、彼女の仕事の関係者が犠牲者となった殺人事件が多発する。そして、ファンからは「裏切り者」のメッセージが…。追い詰められた彼女の前に今度は“もうひとりの未麻”が現れる。自分は狂ってしまったのか?これは夢なのだろうか?連続殺人犯は自分なのか?次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく未麻。果たして彼女の見た“もう一人の自分”の正体とは一体…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
カテゴリとしてはミステリーホラーだと思うのですが、これも見終わった後に胸がスッキリしない、なにかモヤっとする陰鬱さがあるアニメ映画だと感じます。アイドルグループから女優に転身するという、夢を追って日々努力していく主人公に共感したり、じわじわ精神を蝕むストーカーに対して共に気味の悪さを感じたり、最後の最後まで心かき乱される作品でした。ストーリーの最終段階ではほんとに「何で!?」の一言しかありませんでしたし、人間不信に陥るかと思うくらいに闇に突き落とされた感覚でした。犯人探しとハラハラ感が好きですが、私にとっては見終わった後何でも良いから無心で笑えるバラエティーを欲するようなアニメ映画です。
作品紹介:聲の形
- 放送期間
2016年9月 - 公式サイト
https://koenokatachi-movie.com/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 石田将也 (cv.入野自由)
- 西宮硝子 (cv.早見沙織)
- 西宮結紘 (cv.悠木 碧)
- 長束友宏 (cv.小野賢章)
- 植野直花 (cv.金子有希)
〇あらすじ
”退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。
ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子への無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。
やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。”ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ーー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
友人に勧められて見たのですが、最初はただの高校生の恋物語だと思っていたら、最初から鬱全開でした。陰鬱というより、嫌な気分になる、という意味での鬱ですね。ヒロインのキャラクター的な明るさと映像の明るさのお陰で多少持ち堪え見進められましたが、要所要所で涙が止まりませんでした。各キャラクターの抱える問題とそれに対する向き合い方、主人公の2人だけではなく、サブキャラにも感情移入したり、色々考えさせられるアニメ映画でした。この映画は今まで3度くらい観たのですが、2度目3度目でまた見方というか、どうして彼らはこうなのか、理解度が深まったり、やっぱり好きになれない、など確信があったりしたので、是非2回は観てほしい映画です。
作品紹介:約束のネバーランド
- 放送期間
2019年1月~3月(第1期)
2021年1月~3月(第2期) - 公式サイト
https://neverland-anime.com/1st/(1期公式サイト)
https://neverland-anime.com/(2期公式サイト) - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- エマ (cv.諸星すみれ)
- レイ (cv.伊瀬茉莉也)
- ノーマン (cv.内田真礼)
- ドン (cv.植木慎英)
- アンナ (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた……
突然終わりを告げた、グレイス=フィールドハウスの幸せな日常。
ハウスは農園。子どもたちは、鬼に飼われる食用人間。大好きだったママは、子どもたちの監視役。
「これ以上、家族が死ぬのは嫌だ…!」
そう願ったエマ達は、日常に潜んでいたあらゆる意図を解き明かしていく。鬼VS子ども、命をかけた脱獄計画が始まるーー
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初のシーンの夜に孤児院の子供が里親の元へ旅立つ場面で、ヒロインのエマが大切にしていたぬいぐるみを渡しに行くシーンがありました。その時、殺されてしまった子供の姿を目にしたシーンがとても衝撃的でした。エマが脱出するためにみんなに訓練をさせる場面も、とてもかっこよかったです。「ママ」が非常に恐ろしく見えたのも印象的でした。また、ノーマンと再会するシーンも特に心に残っています。ノーマン役を演じた人気声優の内田真礼さんの声が、まさに少年そのもので、とても上手でした。登場する声優陣もみんな豪華で素晴らしかったです。少し怖いシーンもありますが、全体的にとても面白かったです。
作品紹介:ハチミツとクローバー
- 放送期間
2005年4月~9月(第1期)
2006年6月~9月(第2期) - 公式サイト
https://hachikuro.net/index2.html - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 竹本祐太 (cv.神谷浩史)
- 花本はぐみ (cv.工藤晴香)
- 森田 忍 (cv.うえだゆうじ)
- 山田あゆみ (cv.高橋美佳子)
- 真山 巧 (cv.杉田智和)
- 花本修司 (cv.藤原啓治)
- 原田理花 (cv.大原さやか)
〇あらすじ
おんぼろアパートで貧乏ながらも楽しい生活を送る美大生、竹本、真山、森田。
ある日3人は、彼らが通う浜田山美大の教員・花本から、彼の従兄弟の娘で少女のように小さく可憐な女の子・はぐみを紹介される。あどけないはぐみを見て、竹本と森田は一瞬にして恋に落ちてしまう。周囲がもどかしくなるほど分かりやすく不器用な竹本と、難解すぎるアプローチで周囲を戸惑わせる森田。正反対の二人の愛情表現が交錯するなか、森田はもちろん、竹本もはぐみさえもお互いの気持ちに気づかないまま時は流れていく。
一方、真山は、交通事故で亡くした夫の影をいつまでも追い求める建築デザイナー・理花への想いを強めていく。自分に対して真っ直ぐな想いを送り続ける同級生・山田の気持ちに気づきながら・・・。
理花の心の穴を埋めたいと願う真山、真山の愛が重い理花、大好きな真山を振り向かせることができない山田。
2つの三角関係を中心に、それぞれが恋と夢に思い悩む。
優しさが少しずつすれ違う、切なく、もどかしく、ちょっとおかしくて、そしてどこか懐かしい、キラキラした「片思いのお話」がゆっくりと動き出すーー。
ハチミツとクローバーより引用
〇感想・レビュー
美大生の青春・恋愛模様と描いた、羽海野チカさんよる少女漫画のアニメ化です。素直かつ真面目だけど不器用で建築科に属する竹本祐太、芸術に関してあらゆる分野で天性の才能を持つものの臆病でコミュニケーションが苦手な花本はぐみ、誰もうらやむ美人で陶芸の才能を持つ山田あゆみ、一見クルーだが面倒見の良い建築科で竹本の先輩の真山巧、彫刻・日本画と様々なことに興味を持ち破天荒で天才肌の森田忍。この5人を軸とした浅春群像劇で、それぞれの想いがすれ違う切ない恋愛模様に中盤までキュンとさせられるのですが、ラストが鬱展開です。「こんな終わり方ある!?」と悪い意味で予想外の結末でした。
作品紹介:響け!ユーフォニアム
- 放送期間
2015年4月~7月(第1期)
2016年10月~12月(第2期)
2024年4月~6月(第3期) - 公式サイト
https://tv.anime-eupho.com/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 黄前久美子 (cv.黒沢ともよ)
- 加藤葉月 (cv.朝井彩加)
- 川島緑輝 (cv.豊田萌絵)
- 高坂麗奈 (cv.安済知佳)
- 田中あすか (cv.寿 美菜子)
〇あらすじ
高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
原作は宝島社の宝島社文庫から刊行されている小説です。制作会社は京都アニメーションで作画・演出・音楽とすべてが良く名作アニメです。京都の宇治市を舞台に、吹奏楽へ青春を傾ける高校生たちの部活モノです。メインとなるのは主人公の黄前久美子。小学校からユーフォニアムを吹き続けている経験者ですが、中学時代の最後のコンクール全国大会行きを逃したこと、そしてそれを(本当は「そんなもんだよね」)と本気で打ち込んでいなかったことを引きずっています。もう一人のキーパーソンは、久美子と同じ中学出身の高坂麗奈です。麗奈はすべてをトランペットに捧げてきた天才。青春群像的な部分と、この二人の、ある種、百合的展開がこのアニメの見どころなのですが、クライマックスの3期で原作からのとんでもない改変が入りました。久美子と麗奈を見守ってきた視聴者にとっては衝撃でかなりの鬱展開です。