おすすめ鬱アニメの紹介

作品紹介:シグルイ

  • 放送期間
    2007年7月~10月
  • 制作会社
    マッドハウス

〇出演声優

  • 藤木源之助 (cv.浪川大輔)
  • 伊良子清玄 (cv.佐々木望)
  • 岩本三重 (cv.桑島法子)
  • いく (cv.篠原恵美)
  • 岩本虎眼 (cv.加藤精三)

〇あらすじ

時は江戸時代初頭、天下太平の世の中。駿河大納言・徳川忠長の命により、通常は木剣によって行われるべき御前試合が、真剣をもって行われようとしていた。この御前試合で対決する、藤木源之助と伊良子清玄。藤木は片腕を失い、伊良子は盲目であった。この二人は、不世出の剣士とうたわれた岩本虎眼の道場でのかつての同門。異様な構えを取る伊良子…。二人が出会い、頭角を現し、虎眼道場の跡継ぎとして目指す武士道の頂点。しかしその頂点に立てるものは一人しかいない。この二人の葛藤を縦軸に、数奇な運命を横軸に、織り上げた運命の物語。

公式サイトより

〇感想・レビュー

(良い意味で)こんなものよく放送できたなというアニメです。地上派での放送ではなかったため自由度が高かったと思われます。グロテスクな描写が多いものの、どこか美しさを感じました。強さをひたすらに求める剣豪、武家社会における不条理さを美化せずによく書けていました。常識的な人間が一人も出てこないのには理由があるのでしょう。極限まで強さを追い求めると人は人ではなくなってしまう、人間性を失ってしまうのです。劇中に登場する「この日産まれし怪物は一匹、いな二匹・・」というセリフに代表されるように。残念なのはアニメは途中で終わってしまいそのまま続編が作られていない点です。評価も高いアニメで原作も素晴らしく、原作はとうの昔に完結済なのになぜか二期が作られていません。望む声が多ければその内つくられる気がするので是非見ていただきたいです。

作品紹介:ハッピーシュガーライフ

〇出演声優

  • 松坂さとう (cv.花澤香菜)
  • 神戸しお (cv.久野美咲)
  • 神戸あさひ (cv.花守ゆみり)
  • 三星太陽 (cv.花江夏樹)
  • 飛騨しょうこ (cv.洲崎 綾)

〇あらすじ

誰も愛したことがなかった少女・松坂さとう。そんなさとうが初めて愛した少女・神戸しお。寄り添う二人の少女、甘く幸せな生活。それを脅かすものを――松坂さとうは許さない。愛のためなら脅迫も監禁も殺人さえも。甘くて痛い、真実の純愛サイコホラー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

主人公の女子高生”さとう”と少女”しおちゃん”の生活を描いたほのぼのアニメ。かと思いきやとんでもないヤンデレなさとうちゃんがとにかくしおちゃんを可愛がって、守り抜こうとするお話です。精神的にやばいやつがゴロゴロ出てくるアニメで、絵柄の可愛らしさの反面ぞっとするようなキャラが多く、日常にこんなことが潜んでいる可能性を考えるとおそろしくなってきます。でも心のどこかでさとうちゃんとしおちゃんの二人の生活が壊れてしまわないように応援してしまう部分もあり、すごく複雑な気持ちで見続けるアニメです。サイコホラーが好きな人には絶対はまる、可愛くも恐ろしいアニメ。

作品紹介:ID:INVADED

〇出演声優

  • 名探偵・酒井戸 / 鳴瓢秋人 (cv.津田健次郎)
  • 百貴船太郎 (cv.細谷佳正)
  • 富久田保津 (cv.竹内良太)
  • 本堂町小春 (cv.M・A・O)
  • 白岳仙之介 (cv.近藤 隆)

〇あらすじ

監督・あおきえい×脚本・舞城王太郎が創り出すオリジナルSFミステリーComing in 2020

殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。

そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。

頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

津田健次郎さんが主役の声優さんをつとめるアニメです。連続殺人犯の残留思念からイドという世界に主人公がもぐり探偵となって殺人犯の招待を暴いていく話なのですが、主人公は元警察官ですが、家族を殺した殺人犯を殺し、その他の連続殺人犯をも殺してしまっているため捕まっている状態で、イドの世界では若く利発でしっかりした印象の主人公が現実世界へ戻ると歳も重ねており、暗く、鬱々とした雰囲気に戻ります。その現実とイドの世界のギャップが見ていて面白くもあり、悲しくもなる部分です。基本的には連続殺人犯を作りあげている帽子の男の正体を暴いていくことが目的ですが、イドに関する秘密や、主人公の苦悩がリアルに描かれており、涙なくしては見られない良作です。

作品紹介:がっこうぐらし!

〇出演声優

  • 丈槍由紀 (cv.水瀬いのり)
  • 恵飛須沢胡桃 (cv.小澤亜李)
  • 若狭悠里 (cv.M・A・O)
  • 直樹美紀 (cv.高橋李依)
  • 佐倉 慈 (cv.茅野愛衣)

〇あらすじ

学校に寝泊まりする”学園生活部”の4名、ムードメーカーのゆき、シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、しっかり者の後輩みーくん。おっとりとした顧問のめぐねえに見守られながら、朝ごはんに乾パンを食べたり、屋上の菜園でプチトマトを収穫したり、部屋から逃げ出した犬”太郎丸”を追って学校中を走りまわったり……時に大変なこともあるけれど、それ以上に楽しさがあふれている、みんなと一緒に暮らす日々彼女たち”学園生活部”は、今日も元気いっぱい活動中!「わたしたちは ここにいます」

公式サイトより

〇感想・レビュー

アニメでも漫画でも衝撃の第一話とネットでも話題になった「がっこうぐらし!」アニメの1話目はただただ楽しそうに学校での日々を送っている主人公”ゆき”の姿が描かれますが、最後のシーンでゾンビがはびこっているカットが入り、EDでは廃校と化した学校が写るという演出がよかったです。ゾンビがたくさんいる状況から自分の心を守るために、普段通りの学校だと思いこんでいるゆきちゃんの姿も痛々しいですが、まわりの女の子たちもそのゆきちゃんを守るために話を合わせ明るくふるまう中でどうにか正常な精神を保てているというなんともギリギリのラインで成り立っている状況・・・かわいくどうにか皆元気に生き残って欲しいと願いながら見るアニメです。

作品紹介:未来日記

〇出演声優

  • 天野雪輝 (cv.富樫美鈴)
  • 我妻由乃 (cv.村田知沙)
  • 火山高夫 (cv.土門 仁)
  • 来須圭悟 (cv.田中正彦)
  • 豊穣礼佑 (cv.真田アサミ)

〇あらすじ

「刺せないよ、そういう”未来”だもの―――」未来予知能力者12人によるサバイバルゲーム勃発!

「未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記」の所有者間で繰り広げられる殺人ゲームに巻き込まれてしまった中学生・天野雪輝が主人公のサスペンス・アクション。内向的で冷めている雪輝の成長、雪輝を盲目的に愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所。

公式サイトより

〇感想・レビュー

未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記を所持する来予知能力者12人によるサバイバルゲーム!内向的で冷めている中学生・天野雪輝が成長していく姿と雪輝を愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所です。未来日記はそれぞれ能力が異なり、戦い方も様々で、日記所有者がそれぞれ抱えている暗い過去は、同情してしまうほど闇が深いものが多かったです。また、最初は敵だった人が味方になったり、逆に味方だった人が敵になったりとストーリーについていくのがやっとでした。そして、最後の結末もかなり衝撃的でした。

後半になるにつれて、どんどん話が複雑になっていくんですが、全体的に面白いです。未来日記を所有している人たちでバトルになっていくんですが、その様子も面白く見れました。登場人物一人ひとりのキャラも濃いので、見ていて応援したくなるキャラクターも出てくると思います。個人的には、ヒロインの由乃ちゃんがオススメです。ちょっと猟奇的な部分もあるのですが、後にその理由も分かってきます。ドラマ化もされてましたが、やっぱりアニメの方が詳しくキャラも描かれているのでより面白かったです。また、アニメのオープニング曲の空想メソロギヰも大好きでした。

作品紹介:機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

  • 放送期間
    2015年10月~2016年3月(第1期)
    2016年10月~2017年4月(第2期)
  • 公式サイト
    https://g-tekketsu.com/
  • 制作会社
    サンライズ

〇出演声優

  • 三日月・オーガス (cv.河西健吾)
  • オルガ・イツカ (cv.細谷佳正)
  • ビスケット・グリフォン (cv.花江夏樹)
  • ユージン・セブンスターク (cv.梅原裕一郎)
  • 昭弘・アルトランド (cv.内匠靖明)

〇あらすじ

無人機動兵器モビルアーマー (MA)の暴走に端を発した大戦争、厄祭戦が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323。地球圏は、大戦の英雄アグニカ・カイエルと同志である7つの家門セブンスターズが創設した治安維持組織ギャラルホルンの監視のもとで、4つの経済圏による分割統治に移行していた。しかし長きにわたる平和はギャラルホルンを腐敗させ、その余波は地球から遠く離れた火星にも差別や貧困というかたちで蔓延していき、過酷な労働に就く孤児たちや、人身売買されるヒューマンデブリを生み出す要因となっていた。

公式サイトより

〇感想・レビュー

使い捨ての少年兵達が、既得権益を有する大人(ギャラルホルン)達に反旗を翻します。タイトルの通り、孤児達の物語です。主人公はオルガや三日月といった使い捨てにされていた民間警備会社の少年兵達で、相手は超巨大な勢力です。言ってみれば暴走族と警察位に力が違います。始めから負けが見えている闘いなのですが、理不尽さに立ち上がらざるを得ない姿に胸が締め付けられます。これは現代のアメリカン・ニューシネマです。負ける(死ぬ)事は分かっている、それでも一矢報いるという彼らの心意気に触れる度、涙が止まらなくなるのです。

作品紹介:Fate/Zero

  • 放送期間
    2011年10月~12月(第1期)
    2012年4月~6月(第2期)
  • 公式サイト
    https://www.fate-zero.jp/
  • 制作会社
    ufotable

〇出演声優

  • 衛宮切嗣 (cv.小山力也)
  • セイバー (cv.川澄綾子)
  • アイリスフィール (cv.大原さやか)
  • 遠坂時臣 (cv.速水 奨)
  • 言峰綺礼 (cv.中田譲治)

〇あらすじ

これは始まりに至る物語―――

奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の魔術師が七人の英霊を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。

三度、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。

彼の名は――言峰綺礼。運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。

それが――衛宮切嗣。誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。

大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!

公式サイトより

〇感想・レビュー

この作品はどんな願いも叶える聖杯を巡り、魔術師達が過去の英霊を召喚し、死闘を繰り広げます。主人公の衛宮切嗣は正義のヒーローを目指す少年でしたが、数々の闘いの中で「大きな災いを避けるために、より小さな災いを選択し続ける事」が世界を良くするとの考えに至り、目的の為には手段を選ばないマキャベリストに成り果てています。この闘いで使役されるのは過去の英霊なので、切嗣の召喚した英霊も誇り高く、切嗣の闘い方に反発します。そして、結局はお互いに分かり合えないまま闘いは終盤に至ります。誰よりも正義と平和を求めた男は、誰よりも卑劣に闘い勝ち残ります。彼は果たして世界平和を実現できるのか、おすすめ作品であり、見どころです。

作品紹介:Another

  • 放送期間
    2012年1月~3月
  • 制作会社
    P.A.WORKS

〇出演声優

  • 榊原恒一 (cv.阿部 敦)
  • 見崎 鳴 (cv.高森奈津美)
  • 赤沢泉美 (cv.米澤 円)
  • 勅使河原直哉 (cv.前野智昭)
  • 望月優矢 (cv.山本和臣)

〇あらすじ

死者は、誰――? その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある――1998年、春。 夜見山北中学に転校してきた 榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女、見崎鳴に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が!・・・・・・この“世界”ではいったい、何が起こっているのか・・・? “新本格ミステリ”ムーブメントの旗手・綾辻行人がおくる、いまだかつてない学園ミステリ&ホラー「Another」驚天動地の学園本格ミステリホラーがついにTVアニメ化!キャラクター原案は「涼宮ハルヒの憂鬱」などの大ヒット作品を手掛ける【いとう のいぢ】が担当!監督:水島努、キャラクターデザイン:石井百合子、そして…アニメ制作:P.A.WORKS大ヒットを連発しているスタッフ&スタジオが、超豪華チームを結成し、ホラーアニメの決定版に挑む。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

26年前の事故がきっかけで起こっていくサスペンスミステリーなんですが、とっても面白いです。アニメなんだけど、ストーリーと設定がめちゃくちゃ凝っています。三年三組の悲劇がなかなか終わらないから、またシーズン2とか作ってくれないかなと期待しているアニメです。けっこう死んでしまうグロテスクなシーンが多いので、見ていて気持ちが沈んでしまうこともあるけど、でも死んでいく謎を解きたくて最後まで怖いもの見たさで見てしまいました。結局、謎は解けるけども三年三組の呪いは解けないまま終わってしまうので、その奇妙さもまた良かったです。

転校してきた主人公・榊原が、眼帯をつけたヒロイン・見崎鳴と出会ったシーンで、彼女が「気を付けて、もう始まっているかもしれない」と言ったセリフがとても印象的でした。鳴の家にたくさんの人形が置かれているところも、すごく不気味で印象的でした。さらに、鳴の左右で瞳の色が違うところも驚きました。一人の少女が階段から転落して亡くなってしまうシーンは、非常に衝撃的でした。また、担任の先生がクラスに来て、生徒たちの前で自分にナイフを刺して自殺するシーンは、特に残酷に見えました。主題歌も素晴らしかったです。合宿での火事のシーンも迫力があり、殺される描写が特に残酷に感じられました。

作品紹介:GUNSLINGER GIRL

〇出演声優

  • ヘンリエッタ (cv.阿久津加菜)
  • ピノッキオ (cv.岸尾だいすけ)
  • リコ (cv.塩野アンリ)
  • トリエラ (cv.榎本温子)
  • クラエス (cv.水野理紗)

〇あらすじ

モンタルチーノで任務についていた義体のトリエラは、極右テロ組織である五共和国派の天才暗殺者ピノッキオらと相見えるが、戦闘の最中に不覚にも気絶させられてしまう。ピノッキオとの戦いに敗れ、義体としてのアイデンティティを失い悩むトリエラ。一方、ピノッキオは五共和国派のテロリスト、フランカ・フランコと行動を共にするなかで、次第に人としての感情が芽生えていくのだった。戦うことでしか己の存在意義を見出せないトリエラとピノッキオ。まるで合わせ鏡のような二人は、互いの存在を意識しながら、戦いという大きな渦の中に巻き込まれていく……。

義体や担当官など社会福祉公社の側の人間、そして敵対する五共和国派側、それぞれの過去や想いが複雑に糸のように絡み合う群像劇は、否応なく悲しきクライマックスの舞台へと向かっていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

身よりを無くしたり重い怪我をおった少女たちを改造・洗脳し、テロリストたちを戦わせるという重いストーリーです。少女たちはそれぞれペアとなる男性に思慕を抱くよう教育されており、自分を犠牲にしてもそのペアを護ろうとするなど歪な愛情劇が繰り広げられます。決して胸糞の悪い作品と言うわけではなく、この歪んだ環境ではまともな思考を持った大人が真っ先につぶれていったり、中盤以降は攻守逆転したかのような主従関係の入れ替わりが非常に楽しめる作品です。1期と2期でかなり雰囲気が違うことで有名なので、とりあえず見る時は1期がオススメです。

作品紹介:ブラック・ブレット

〇出演声優

  • 里見蓮太郎 (cv.梶 裕貴)
  • 藍原延珠 (cv.日高里菜)
  • 天童木更 (cv.堀江由衣)
  • ティナ・スプラウト (cv.黒沢ともよ)
  • 蛭子影胤 (cv.小山力也)

〇あらすじ

突如、現れた異形の寄生生物「ガストレア」。赤く輝く目と圧倒的な力、そして桁外れの再生能力を持つ彼らの進行に、人類はなす術もなく大敗を喫する。国土の大半を失った現在、人類は彼らが唯一弱点とする金属「バラニウム」で作ったモノリスで囲われた、狭い「エリア」の中で、ガストレアの脅威に怯え、隠れながら生きることを余儀なくされていた。そんな中、生き残りをかけた人類のささやかな抵抗として組織されたのが、ガストレアへの対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」――通称、民警。そのひとつ、天童民間警備会社に所属する高校生・里見蓮太郎は、相棒の少女・藍原 延珠と共に、東京を壊滅に追い込まんとする、危険なたくらみに巻き込まれていく――

dアニメストアより

〇感想・レビュー

ウイルス性寄生生物ガストレアと戦う主人公とペアの少女の物語です。ガストレアと戦えるのはガストレアウイルスに感染した少年少女だけであり、戦えば戦うほどウイルスの寝食率が上がり化け物に近づいていくという設定であり、ペアの少女もそのような危険と隣り合わせで戦います。主人公と少女のバディ物でもあり、戦闘の間には微笑ましい描写などもあり、緩急のある作品です。アニメ化作品のためアニメだけで完結するわけでもなく、原作小説の更新も停止しており結末を見れない作品ではありますが、後味の悪いアポカリプスのような世界観が好きな方にはオススメです。

作品紹介:キノの旅

〇出演声優

  • キノ (cv.悠木 碧)
  • エルメス (cv.斉藤壮馬)
  • シズ (cv.梅原裕一郎)
  • 陸 (cv.松田健一郎)
  • ティー (cv.佐倉綾音)

〇あらすじ

世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。

主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、世界をあちこち旅している。

世界のあちこちには個性豊かな国があり、人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、また次の国へと旅立っていくのだ。

そんなキノとエルメスの旅の話は、時に優しく、時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる。そして、珠玉の物語たちは、一言では言い表せない鮮烈な光景を私たちに見せてくれるのだ。

“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい”世界を。

この不変的な魅力は多くの人々を惹きつけてやまず、シリーズ累計820万部を記録。ファンの根強い応援を受け、2017年に再TVアニメ化とコミカライズ2作が始動した。さらに大きく広がる「キノの旅」ワールドに、ぜひご期待ください。

公式サイトより

〇感想・レビュー

主人公キノと喋るバイクモトラドが旅をし様々な国と出会うという物語です。この作品自体は鬱アニメというものではありませんが、国によってはその文化や習慣の違いから悲劇的な結末を迎えたり、納得できない終わりを迎えるなど様々な展開があるのが魅力です。主人公はあくまで旅人であり、その国の観察者として淡々と物語が進むため、あっさりとしつつもなんとも言えない後味の悪い話などもあるのが特徴です。何度かアニメ化していますが、基本的に1話完結型なため新旧どちらのアニメのどの話から見ても特に問題はない作品です。

作品紹介:ONE PIECE FILM RED

〇出演声優

  • モンキー・D・ルフィ (cv.田中真弓)
  • ロロノア・ゾロ (cv.中井和哉)
  • ナミ (cv.岡村明美)
  • ウソップ (cv.山口勝平)
  • サンジ (cv.平田広明)

〇あらすじ

世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は”別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味、ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。物語は、彼女が”シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出すーー。「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つウタ。ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る。

公式サイトより

〇感想・レビュー

言わずと知れたジャンプ作品ワンピースの劇場版アニメです。歌姫ウタを主軸としたストーリーであり、ルフィそしてシャンクスが重要にかかわってくるストーリーです。鬱ポイントが重要なネタバレになるので語りにくいですが、ウタの悲しい過去、悲痛な決意、そして最後の結末までがなんとも悲しいストーリーとなっていてオススメです。ウタの歌唱担当としてAdoを起用するなど劇中歌にも非常に力が入っており、戦闘描写なども派手で気持ちよく、様々なキャラクターが活躍し飽きない作りとなっています。ワンピースを見たことがない人でも見やすい内容です。

作品紹介:シドニアの騎士

  • 放送期間
    2014年4月~6月(第1期)
    2015年4月~6月(第2期)
  • 制作会社
    ポリゴン・ピクチュアズ

〇出演声優

  • 谷風長道 (cv.逢坂良太)
  • 星白 閑 (cv.洲崎 綾)
  • 科戸瀬イザナ (cv.豊崎愛生)
  • 岐神海苔夫 (cv.櫻井孝宏)
  • 緑川 纈 (cv.金元寿子)

〇あらすじ

対話不能の異生物・奇居子に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。最下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長道が、祖父の死を期に街へ出る。長道は人型巨大装甲・衛人の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れあっていく。長道が初めて異性と意識する少女、星白閑。長道の初めての友人となった男でも女でもない人間、科戸瀬イザナ。長道の活躍に苛立ちを覚える少年、岐神海苔夫。様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、奇居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?人類の存亡をかけた戦いが今、始まる――。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

巨大宇宙移民船シドニアを舞台に、人類の敵ガウナと戦うSFロボアクションアニメです。武器や資源に余裕がなく、死体すら再利用するシビアなSFの世界観が面白いです。そのような状況で限られた武器でガウナと戦う緊迫感のあるストーリーが見どころです。勝利を重ねても仲間がどんどん減っていったり、重苦しい雰囲気をまといながらも前を向いている主人公が魅力的です。オールCG作品であり、特にキャラクターの造形が非常に独特な作品ではありますが、観るとわりとなれますし、特にロボの戦闘はCGをフル活用した派手でスピーディーなものでオススメです。

作品紹介:宇宙の騎士テッカマンブレード

〇出演声優

  • Dボウイ (cv.森川智之)
  • ノアル (cv.松本保典)
  • アキ (cv.林原めぐみ)
  • ミリー (cv.横山智佐)
  • フリーマン (cv.鈴置洋孝)

〇あらすじ

連合地球暦192年。地球は謎の異星生命体ラダムの襲撃を受け、滅亡の危機に瀕していた。ある日、外宇宙開発機構の特殊チーム・スペースナイツのノアルとアキは、重傷を負った正体不明の青年を保護する。記憶を失い自分の名前すら忘れたと言うその青年は、Dボウイと名付けられた。その青年こそが唯一ラダムに対抗しうる力を持つ、宇宙を駆ける超人テッカマンブレードであった。しかし、ラダム側にもテッカマンが存在し、人類の新たな敵として現われる。人類を守るために戦う唯一のテッカマンと、人類の敵である複数のテッカマンとの地球存亡をかけた運命の戦いが始まる。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

異星生命体ラダムと戦う記憶喪失の男D・ボゥイの物語です。主人公D・ボゥイはラダムの力を持つテッカマンブレードに変身し、かつての家族や友人たちと戦い続けるという悲痛なストーリーであり、D・ボゥイは変身を続けるほど自身の身体も崩壊していくという非常に重いストーリーです。主人公の悲惨な人生を象徴するようなOPが非常に印象的で、戦い続けた果ての結末は見どころです。かなり古めのアニメであり、作画の出来不出来の落差も非常に大きいですが、熱い所は非常に熱く、悲しい話であり、悲劇を求めている方にオススメです。

作品紹介:STEINS;GATE

〇出演声優

  • 岡部倫太郎 (cv.宮野真守)
  • 椎名まゆり (cv.花澤香菜)
  • 橋田 至 (cv.関 智一)
  • 牧瀬紅莉栖 (cv.今井麻美)
  • 桐生萌郁 (cv.後藤沙緒里)

〇あらすじ

舞台は2010年夏の秋葉原。

厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。

世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。

果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?

公式サイトより

〇感想・レビュー

主人公の岡部倫太郎は、大学生にな絶賛中二病であり、未来ガジェット研究所というサークルを立ち上げ、個性的なメンバーと何の役に立つのか分からない発明をしていました。その発明の中で電話レンジ(仮)というほぼ普通のレンジが実は偶然にも過去に干渉できてしまう装置であることがわかります。岡部たちは興味本位で過去に干渉するが、それが彼にとって忘れたくとも忘れられない夏となります。過去を改変するというのは、今を壊す事です。それは良い方向にも悪い方向にもなり得ます。人の手に余る技術を得た時それは何を生み出すのか?一週目の一話はつまらないと思うかもしれないが、断言しよう二週目の一話はとてつもなく、面白くなります。

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