おすすめミステリーアニメの紹介

作品紹介:魔法少女育成計画

〇出演声優

  • スノーホワイト (cv.東山奈央)
  • リップル (cv.沼倉愛美)
  • ラ・ピュセル (cv.佐倉綾音)
  • トップスピード (cv.内山夕実)
  • カラミティ・メアリ (cv.井上喜久子)

〇あらすじ

16人の魔法少女による、残留をかけた、過酷な椅子取り合戦が始まる―!

魔法少女であるために、騙す、出し抜く、奪い合う。「増えすぎた魔法少女を半分に減らす」という運営からの一方的な通告のもと、一週間に一人ずつ、魔法少女がその資格を剥奪されていく。リスクを孕んだ、理不尽なゲームに囚われた16人の魔法少女は、黒幕の意図に翻弄されながらも自分が魔法少女であり続けるために策を練る。特殊な環境下で麻痺していく感覚。しかし、その中で魔法少女たちはそれぞれの想いを持って、この無慈悲な椅子取りゲームを受け入れていく――

美しくも可愛いキャラクターデザインと一般的な魔法少女のイメージとは不釣り合いな苛酷な描写、そして予測を裏切るストーリー。読者や書店員による投票企画でシリーズとして上位にランクインするなど、ライトノベルユーザー大注目作品をいよいよテレビアニメーション化!「ご注文はうさぎですか?」の監督を務めた橋本裕之がメガホンをとり、キャラクターデザインには「アクセル・ワールド」「四月は君の嘘」などを手掛けた愛敬由紀子、シリーズ構成・脚本も「四月は君の嘘」の吉岡たかを。そして、アニメーション制作は『がっこうぐらし!』『暗殺教室』のLercheが担当。

豪華スタッフ陣が贈る、魔法少女×サバイバルレース、ここに開幕――!

公式サイトより

〇感想・レビュー

魔法少女育成計画は、一見可愛らしい魔法少女アニメの皮を被った、サスペンスとダークファンタジーが融合した衝撃的な作品です。個性豊かな16人の魔法少女たちは、それぞれ異なる能力と性格を持ち、生き様も様々です。愛らしい少女たちの裏に潜む狂気や残酷さは、観る者に強烈な印象を与えます。少女たちは互いを殺し合い、生き残りを懸けた心理戦を繰り広げます。可愛らしいキャラクターとダークなストーリーのギャップは、観る人によって賛否両論を呼んでいます。しかし、その独特な世界観と緻密なストーリーは、多くのファンを魅了しています。

作品紹介:ミギとダリ

〇出演声優

  • 園山ミギ (cv.堀江 瞬)
  • 園山ダリ (cv.村瀬 歩)
  • 園山洋子 (cv.三石琴乃)
  • 園山 修 (cv.松山鷹志)
  • 秋山俊平 (cv.浅沼晋太郎)

〇あらすじ

1990年2月神戸市北区オリゴン村

児童養護施設で過ごしていた双子の少年ミギとダリは、ある日裕福で穏やかな老夫婦、園山夫妻に養子として迎えられる。

しかしそれはふたりの少年「ミギ」と「ダリ」としてではなく、ひとりの少年「園山秘鳥」としてだった。

二人は正体を隠し、園山秘鳥を演じながらオリゴン村に溶け込んでいく。

一体何のために二人で一人の人間を演じているのか。そこには大きな秘密と恐るべき目的があった。

公式サイトより

〇感想・レビュー

独特な世界観と緻密なストーリーが魅力「ミギとダリ」は、天才脳科学者・高遠玲子と、彼女に心酔する青年・影浦朔太郎が、不可解な事件に挑むサスペンスアニメです。独特な絵柄と色彩で描かれた世界観は、見る者を惹きつけます。また、キャラクターも魅力的で、主人公の高遠玲子は、冷酷で知的な女性です。一方、影浦朔太郎は、玲子に心酔する純粋な青年です。二人の対照的な性格が、物語に深みを与えます。ストーリーは緻密で、各話は独立した事件を描いているように見えますが、実は全て繋がっています。伏線と回収が巧妙で、最後まで目が離せません。

作品紹介:ダンガンロンパ The Animation

〇出演声優

  • 苗木 誠 (cv.緒方恵美)
  • 舞園さやか (cv.大本眞基子)
  • 桑田怜恩 (cv.櫻井孝宏)
  • 霧切響子 (cv.日笠陽子)
  • 十神白夜 (cv.石田 彰)

〇あらすじ

卒業するだけで、人生の成功が約束されるという「私立 希望ヶ峰学園」。だがこの学園に入ることができるのは、ごくごく限られた人々ーー”超高校級”と呼ばれる、突出した才能を持つ生徒たちだけだった…。

そして今、この学園に一人の少年が足を踏み入れようとしていた。取り立てて特徴のない、ごく平凡な主人公・苗木誠。彼こそは、抽選によってただひとり入学を許された”超高校級”の幸運の持ち主だった。自らの幸運と新しい環境に興奮を隠しきれない苗木。しかしそんな彼を待っていたのは、想像だにしていなかった事態だった。

学園の門に足を踏み入れた途端に身体を走る衝撃。そして次に誠が目を覚ましたとき、彼は14人の仲間たちとともに、封鎖された校舎に閉じ込められていることを知る。さらに突然の状況に戸惑う苗木たちの前に現れたのは、学園長を名乗るモノクマ。彼はこう告げる。「これからみなさんには一生、ここで暮らしていただきます。学園から卒業したければ、仲間を殺さなければなりません」と……。

公式サイトより

〇感想・レビュー

「ダンガンロンパ The Animation」は、個性豊かな高校生たちが互いを殺し合い、犯人を探し出すという極限状態を描いたサスペンスアニメです。キャラクターがかなり魅力的で、苗木誠をはじめとしたキャラクターたちは、それぞれ異なる才能と個性を持っています。彼らの言動や行動から、人間ドラマとしての側面も楽しめます。また、先の読めないストーリー展開で、誰が犯人なのか、誰が生き残るのか、最後まで予想がつかないストーリー展開は、視聴者を飽きさせません。演出が独特で、モノクマを始めとしたキャラクターたちのコミカルな演出と、殺人事件というシリアスなテーマのギャップが独特な雰囲気を作り出しています。

作品紹介:ハコヅメ~交番女子の逆襲~

〇出演声優

  • 川合麻依 (cv.若山詩音)
  • 藤 聖子 (cv.石川由依)
  • 源 誠二 (cv.鈴木崚汰)
  • 山田武志 (cv.土屋神葉)
  • 牧高美和 (cv.花澤香菜)

〇あらすじ

町山警察署町山交番に勤務する岡島県警の新人警察官・川合麻依は、違反者や一般市民から日々言われる文句、想像以上の激務という警察官の仕事に嫌気がさし、辞表を提出しようとしていた。そこへ新たな指導員として配属されてきたのは、元刑事課のエースで、後輩へのパワハラで左遷されてきたという藤聖子巡査部長。

初日にして連続窃盗犯を捕まえるなど、藤の鋭い観察眼や取り調べ能力を目の当たりにする川合。藤の優しく、時に厳しい指導の下、川合は警察官としての職務や心得を学び、少しずつ仕事に対する自信を持つようになる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

ドラマにもなったので、認知度はあると思いますが、個人的にはドラマよりアニメ・漫画派です。基本的に面白く笑えるシーンが多く、キャラクター間のテンポのいい笑いの要素も、このアニメの推しポイントです。とくに考えずにみていると、少しづつ「あれ?このはなしどこかで・・・」といったような感覚を覚え、少しづつ繋がっていくのも面白かったです。「かっこいい警察官」とは真逆の位置にいる警察官だらけですが、それでもやっぱり「警察官ってすごいな?」と思わせてくれる、作品だと思います。

作品紹介:マイホームヒーロー

〇出演声優

  • 鳥栖哲雄 (cv.諏訪部順一)
  • 鳥栖歌仙 (cv.大原さやか)
  • 鳥栖零花 (cv.白田千尋)
  • 間島恭一 (cv.伊東健人)
  • 麻取義辰 (cv.三木眞一郎)

〇あらすじ

「47年間、一度も刑法を犯さずに生きてきた。だけど、今日から殺人鬼だ。ああ……」

人が人を殺してしまうとき、一体どんな気持ちでいたのかを、しがない会社員、47歳の鳥栖哲雄は、ふつふつと煮えていく死体を前に思っていた——。

さかのぼること、わずか数時間前。

哲雄は、反抗期の娘・零花に煙たがられながらも、愛する妻・歌仙と共に、彼女の成長を誰よりも願い、日常を送っていた。

ある日、哲雄が一人暮らしを始めた零花を訪ねると、その顔に殴られたようなアザがあることを見つける。問い詰めても零花は答えない。

意を決した哲雄は零花の家に忍び込み、クローゼットに身を隠す。そこで目にしたのは、零花に手を上げた“半グレ”彼氏・麻取延人。さらに延人は元カノを殴り殺した過去を持ち、ヤクザと共に、零花を貶める“ある計画”を進める超危険人物だった———!

「零花だけは守らなきゃ。たとえ僕たち夫婦に、最悪の結果が訪れても……」

愛する家族のため、“ただの弱いおじさん”は、裏社会の猛者たちを相手に、命と知力を賭けた闘いを始める!

公式サイトより

〇感想・レビュー

正直作画はちょっと、、、絵は漫画の方がいいです。ただ声優さんの迫真の演技のおかげで漫画にはない面白さがあると思います。主人公は常に、毎回ピンチなので、そのドキドキ・ハラハラを楽しみに見てもらえたらと思います。素人がここまでできるのか、とちょっと感心したりもします。自分の大事な娘を守りたいと言う気持ちが、このお話のそもそものスタートですが、話が進むにつれて隠蔽するためにどんどんドツボにハマっていく様子が、今までにはなく面白いです。完結までアニメでいってくれたらいいな?と思っています。

作品紹介:RAINBOW -二舎六房の七人-

  • 放送期間
    2010年4月~9月
  • 制作会社
    マッドハウス

〇出演声優

  • 桜木六郎太 (cv.小山力也)
  • 水上真理雄 (cv.小栗 旬)
  • 前田 昇 (cv.朴 璐美)
  • 遠山忠義 (cv.黒田崇矢)
  • 野本龍次 (cv.藤原啓治)

〇あらすじ

再来年の夏は…みんなで娑婆にいてェよな。罪を犯し『湘南特別少年院』・二舎六房に堕ちた水上真理雄(通称マリオ)たち6人の少年。ケンカ、リンチが繰り返される毎日の中、彼らは同房にいた年上の桜木六郎太(通称アンチャン)の教えを胸に、不条理と向き合い、強く生きていく。2002年より「週刊ヤングサンデー」で連載され、2009年6月に「ビッグコミックスピリッツ」にて連載再開。コミックスは全22巻で総計330万部の大ヒット作。2005年第51回小学館漫画賞を受賞。

huluより

〇感想・レビュー

今ではない、考えられない事が起きていた昔の話です。感情移入しやすい話ではないですが、どんな思いで彼らは生きて、生き抜いてきたのだろうと思わせる内容です。そして、人間の情の厚さ、強さも、醜さもよく描かれています。純粋に、歴史としてこんなことが実際にあったんだと勉強になる面もありつつ、過去とはいえ憤りや怒りを感じるほどの不条理で理不尽な内容でもあります。今の当たり前は、決して当たり前ではなかったことを考えさせられる深い物語で、胸が熱くなったり登場人物と一緒に泣きたくなります。

作品紹介:天空侵犯

〇出演声優

  • 本城遊理 (cv.白石晴香)
  • 二瀬真由子 (cv.青木志貴)
  • 新崎九遠 (cv.関根明良)
  • 本城理火 (cv.榎木淳弥)
  • スナイパー仮面 (cv.梅原裕一郎)

〇あらすじ

女子高校生の本城遊理は、突然学校から高層ビルへ飛ばされてしまい、そこで仮面を被った者による殺人を目のあたりにする。他にも、周りの者は次々に仮面に殺されるか、自殺を図っていた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

思いも寄らない世界へと引きずり込まれる、巻き込まれる、よくある展開に感じられるかと思いきや、その中身は非常に複雑で人間模様も緻密に描かれています。オリジナルの設定もすんなりと入ってきて分かりやすく、最初のインパクトは強いものの、話に入りやすく見やすいアニメです。未知の世界でも必死に生きる道を切り開いていくキャラクターたちの力強さも、ただ単に敵と味方だけではない混沌とした関係性も、それぞれの目的や思いの強さも、どれも目を離せない魅力があります。絵柄も綺麗で、特に女性キャラクターが可愛くて魅力的です。

作品紹介:僕だけがいない街

〇出演声優

  • 藤沼 悟(10歳) (cv.土屋太鳳)
  • 藤沼 悟(29歳) (cv.満島真之介)
  • 雛月加代 (cv.悠木 碧)
  • 片桐愛梨 (cv.赤﨑千夏)
  • ケンヤ (cv.大地 葉)

〇あらすじ

漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。

ーーリバイバル

何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。

しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。

自らの過去に向き合う時、悟が目撃する事実とは?そして、悟の未来はーー?

公式サイトより

〇感想・レビュー

FODで観ました。漫画家デビューするも、結果が出ずに日々を過ごしている主人公の藤沼悟が、リバイバルと呼んでいる自分の意思とは関係なく悪いことが起こる直前まで時間が戻ってしまうという特殊能力を持っているという設定です。悟の母親が連続誘拐殺人事件の真犯人の正体を知ってしまい、それを悟に伝えようとするも何者かに殺害されてしまい、悟が能力を使ってタイムリープしたらかなり長い時間戻ってしまうという展開。真犯人を解き明かしていくストーリーで、ワンクール12話なのでイッキ見できるタイムリープサスペンスです。

人気漫画からアニメ化された本作は、実写映画化もされており、それぞれに異なるストーリー展開を見ることが出来る作品となっています。個人的にはその中でもアニメ版が最もおすすめできるのではないかと思っています。但し本格的なミステリー・サスペンスを期待すると、若干犯人が分かり易すぎるのではないかと言う思いも拭えず、そうした視点からすれば佳作と言った扱いに留まる可能性も否定できません。但し主人公が特異な能力によって少年時代や現在を行き来するタイムスリップ要素はよく組み立てられていると感じます。

主人公の青年が特殊能力(リバイバル)で少年時代にタイムスリップして、そこで起こる殺人事件を追いながら巻き込まれていくストーリーです。身近な人物が犯人だとわかってからは、誰が犯人なのかドキドキしながら、推理しながら見ていました。たくさんの死が想起され、主人公が頑張ってそれを避けようとすることに感情移入してしまいます。事件の犯人は誰なのか?の謎も夢中になりますが、タイムスリップした主人公がどうなるのかも見どころの一つです。最終的にはハッピーエンドと言えるかな、と思います。

作品紹介:東京リベンジャーズ

  • 放送期間
    2021年4月~9月(第1期)
    2023年1月~4月(第2期)
    2023年10月~12月(第3期)
  • 公式サイト
    https://tokyo-revengers-anime.com/
  • 制作会社
    ライデンフィルム

〇出演声優

  • 花垣武道 (cv.新 祐樹)
  • 橘 日向 (cv.和氣あず未)
  • 橘 直人 (cv.逢坂良太)
  • 佐野万次郎 (cv.林 勇)
  • 龍宮寺堅 (cv.福西勝也)

〇あらすじ

人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に殺されたことを知る。

事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。

人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

公式サイトより

〇感想・レビュー

人生どん底のフリーターである花垣武道が、中学生時代に付き合っていた人生で唯一の恋人である橘日向の死を知り、それが最凶最悪の悪党連合「東京卍會」の抗争に巻き込まれたもので、武道自身も何者かに駅のホームで背中を押されて殺されかけ、その瞬間12年前にタイムリープし、不思議な能力を手にした武道が、橘日向を救うため、運命から逃げ続けた自分をリセットするため人生のリベンジを果たすストーリー。物語が進むにつれて明らかになる真実や、武道が少しずつ成長する姿が見どころです。タイムリープもので一番好きなアニメです。

作品紹介:シャドーハウス

〇出演声優

  • ケイト (cv.鬼頭明里)
  • エミリコ (cv.篠原 侑)
  • ジョン/ショーン (cv.酒井広大)
  • ルイーズ/ルウ (cv.佐倉綾音)
  • パトリック/リッキー (cv.川島零士)

〇あらすじ

この館には秘密がある──

断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、顔のない一族「シャドー」。その“顔”としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。

ある日、“シャドー”一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形”が訪れ、“影”と“人形”の不思議な日常が始まる。

世にも奇妙なゴシックミステリー、ついにアニメ化!

公式サイトより

〇感想・レビュー

可愛い絵柄に、ファンタジーのように進むストーリー。なんてことないような始まりから少しずつシャドーハウスの謎が紐解かれていくうちに、不穏な雰囲気になっていきます。主人公・エミリコのドジだけれども、ひたむきで真っ直ぐな性格が微笑ましい一方で、エミリコの使える主人・ケイトの、解き明かされるにつれ見えてくる優しさが切ないです。シャドーたちの謎が解き明かされ、行く末が分かった回は思わず涙しました。アニメは途中で終わってしまい、続きが作られないのであまり知られていないのかと思うが、非常に構成がよくできているのでもっと知られてほしい作品です。

作品紹介:Antoher

〇出演声優

  • 榊原恒一 (cv.阿部 敦)
  • 見崎 鳴 (cv.高森奈津美)
  • 赤沢泉美 (cv.米澤 円)
  • 勅使河原直哉 (cv.前野智昭)
  • 望月優矢 (cv.山本和臣)

〇あらすじ

”死者”は、誰――?

その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある――

1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女・見崎鳴に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が!……この“世界”ではいったい、何が起こっているのか…?

公式サイトより

〇感想・レビュー

こちらの作品は2012年のオンエアながら、今視聴しても映像の美しさと言う点では非常によくできているのではないかと感じます。主人公とミステリアスなヒロインとの関係性も程良い距離間で、友達以上、恋人未満といった微妙な立ち位置から描写されていると言って良いでしょう。但しヒロインの醸し出す謎と作品全体の謎とが、微妙にマッチしていない感もあり、あまり良い出来とは言い難いミスリードに終始する面も否めません。原作小説と異なり、最後は壮絶なバトルロワイヤル的な展開になる部分は、ギャグとして見れば気になりません。

中学に転校してきた主人公榊原が、クラスで一人ヒロインみさきめいと出会ったシーンで、めいが「気を付けてもう始まっているかもしれない」と言ったセリフが、印象的でした。クラスメイトの女子生徒ゆかりが階段で落ちてなくなるシーンも、凄かったです。担任の先生がクラスのみんなの前で包丁を持って、死ぬシーンも、怖かったです。合宿で火事が起きてしまったシーンで、あかざわが、メイを殺そうとして、自分が殺されてしまった所も可愛そうに見えました。まさか、犯人があの人とは思いもしませんでした。人形がどれも美しかったです。

作品紹介:虚構推理

〇出演声優

  • 岩永琴子 (cv.鬼頭明里)
  • 桜川九郎 (cv.宮野真守)
  • 弓原紗季 (cv.福圓美里)
  • 七瀬かりん (cv.上坂すみれ)
  • 寺田刑事 (cv.浜田賢二)

〇あらすじ

“怪異”たちの知恵の神となり、日々“怪異”たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!?

そんな普通ではない2人が、“怪異”たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう[恋愛×伝奇×ミステリ]!!

2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

公式サイトより

〇感想・レビュー

原作が城平京さんなのでしっかりとしたプロットと緻密な推理が魅力のアニメです。特にその内容はオカルトな怪異譚をベースにしているのにもかかわらず、本格推理のように非常にロジカルで、隙のない論理的で鮮やかな推理が面白いです。その代わり常に頭を整理してクリアにしておかないと、理屈についていけないところがあるかもしれません。更に魅力的なのが主人公の岩永琴子です。ロジックモンスターというべき知能の持ち主ですが、一眼一足の知恵の神として怪異たちを鎮める巫女のような面を持っています。そしてちょっと毒舌なのも良いです。鬼頭明里さんの声もキャラにピッタリで、オカルト好き、推理好きにもお勧めです。

作品紹介:ジョーカー・ゲーム

〇出演声優

  • 結城中佐 (cv.堀内賢雄)
  • 三好 (cv.下野 紘)
  • 神永 (cv.木村良平)
  • 小田切 (cv.細谷佳正)
  • 甘利 (cv.森川智之)

〇あらすじ

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門“D機関”が秘密裏に設立される。生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは、東京や京都といった一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだ。彼らは魔術師のごとき知略を持つ結城中佐のもと、爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法はもちろん、スリや金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。「死ぬな、殺すな」――目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は、陸軍中枢部から猛反発を受けつつも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍する。東京、上海、ロンドン……世界各地で繰り広げられるインテリジェンス・ミステリー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

原作が柳広司さんで、実にスリリングかつ知的に、そして歴史的な背景を含めて、とても秀逸なストーリーです。太平洋戦争前のスパイ養成とそのスパイたちの活躍が描かれていますが、とにかくさまざまな伏線が張られ、極めてロジカルにそれが回収されてて行き、しかも物語としての情緒も残されるという、実に文学的かつ見事なストーリーに惚れこんでしまいます。制作があの「攻殻機動隊」などで有名なProduction IGなので、とてもクールできれいな作りも見どころになっています。声優陣も関智一さん、下野紘さん、梶裕貴さんなど豪華で、ハードな作品が好きな人にお勧めです。

よく作りこまれており、蛇足もなければ物足りなさもない、満足度がかなり高いアニメです。1クールなのでとても見やすいです。世界大戦が起こる昭和初期が舞台で、国内外に送り込まれるスパイたちの物語になります。1話1話フォーカスされる人物(主人公)が変わって物語が作られているのですが、全体を通してつながっているので、「そういうことだったのか!」というすっきり感と不安感が繰り返される楽しさがあります。歴史ものの雰囲気がありキャラデザやあらすじで食わず嫌いになっている方もいると思いますが、ぜひ1話だけでも騙されたと思ってみてほしいです。きっとはまるはずです。

作品紹介:今際の国のアリス

〇出演声優

  • 有栖良平 (cv.細谷佳正)
  • 苅部大吉 (cv.鈴木達央)
  • 勢川張太 (cv.代永 翼)
  • 紫吹小織 (cv.坂本真綾)
  • 宇佐木柚葉 (cv.寿美菜子)
  • 苣屋駿太郎 (cv.櫻井孝宏)

〇あらすじ

高校生・有栖良平が、悪友の苅部や張太とブラついていたある日の夜。突如街が巨大な花火に包まれ、気づいた時には周囲から人気が消えていた。さらに、ふらりと入った神社で唐突に、命がけの「げぇむ」の始まりを告げられ、理不尽な難題に立ち向かっていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

この世とあの世の狭間の世界に迷い込んだアリスたちが、何も分からないまま命を懸けたゲームへ放り出されるサスペンスアニメです。このアリスが曲者で、頭が回る天才だと思います。命を懸けたサバイバルゲームの中で、頭をフル回転させて答えを導き出し何度も仲間を救いながら生還する様はスカッとします。最初の方は、ドキドキとサスペンス要素で心配が勝りますが後半のアリスの頭の冴え方は異常なほどでスカッと爽快な気分にしてくれます。さらに仲間たちの独特な性格もあり、とても見ごたえのある内容になっているのでお勧めです。

作品紹介:時光代理人 -LINK CLICK-

  • 放送期間
    2022年1月~3月(日本版 第1期)
  • 制作会社
    ラン・スタジオ

〇出演声優

  • 程 小時(チョン・シャオシー) (cv.豊永利行)
  • 陸 光(ルー・グアン) (cv.櫻井孝宏)
  • 喬 苓(チャオ・リン) (cv.古賀 葵)

〇あらすじ

繁華街の一角に佇む写真館「時光写真館」。その写真館を経営するのは程小時(チョン・シャオシー/トキ)と陸光(ルー・グアン/ヒカル)という2人の男性青年。

この2人は写真を介して過去の時間の出来事を把握・干渉する能力を持ち、小時は「写真の撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入りその中で行動することができる能力」、光は「写真の撮影後12時間内の出来事を把握できる能力」を用い、互いの能力を利用して情報を互いに伝達・補完しあいながら調査に当たる。元々超能力を有した光に偶然小時が出会ったことで自身の能力が開花、以降写真館を軸に、小時の幼馴染・喬苓(チャオ・リン)を通し、過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していた。

小時は、光の提示する「過去を問うな、未来を聞くな」という二つの条件と『絶対に過去の改変をしてはならない』というルールの元、依頼を成し遂げていくが、正義感が強い小時はつい過去に干渉し、少しずつ未来を変えてしまう。

公式サイトより

〇感想・レビュー

中国のアニメなのですが、とてもクオリティが高く、2期の日本語版も最近発表されました。内容は写真に入ることができる主人公と、写真で起きた内容を知っているもう一人の主人公がとある写真をきっかけに未来が変わってしまう作品です。エピソード事に話が変わっていくスタイルなのですが、とても内容が濃いです。笑える部分も多いですし、泣いてしまうエピソードもあります。いつも良いところでエピソードが終わるので続きが気になる作品です。作画も日本とは違うテイストでとても好きです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。