作品紹介:約束のネバーランド
- 放送期間
2019年1月~3月(第1期)
2021年1月~3月(第2期) - 公式サイト
https://neverland-anime.com/1st/(1期公式サイト)
https://neverland-anime.com/(2期公式サイト) - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- エマ (cv.諸星すみれ)
- レイ (cv.伊瀬茉莉也)
- ノーマン (cv.内田真礼)
- ドン (cv.植木慎英)
- アンナ (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた……
突然終わりを告げた、グレイス=フィールドハウスの幸せな日常。
ハウスは農園。子どもたちは、鬼に飼われる食用人間。大好きだったママは、子どもたちの監視役。
「これ以上、家族が死ぬのは嫌だ…!」
そう願ったエマ達は、日常に潜んでいたあらゆる意図を解き明かしていく。鬼VS子ども、命をかけた脱獄計画が始まるーー
公式サイトより
〇感想・レビュー
序盤でエマたちがハウスの庭で鬼ごっこをして遊んでいるだけでも、3人の身体能力や頭の良さが垣間見えて面白いです。しかし、彼らがなぜこんな場所で育てられているのかという謎が明らかになってからは、情報収集や脱出までのストーリーが本当に見応えがあります。いつママに作戦がバレてしまうのか、見つかって阻止されてしまうのかといった緊張感が続き、大人と子どもたちの頭脳戦はスリル満点です。また、エマ、ノーマン、レイがそれぞれに抱える考えや感情も描かれており、その点も見どころの一つです。さらに、ハウスの外に出てからは、3人以外の子どもたちも、年齢がまだ低いとはいえ優秀であることがより一層感じられます。まだこの作品を見ていない人は、ぜひ全シーズンを観てほしいです。
孤児院を脱獄する前と後のストーリーを、それぞれ楽しめる良作です。まず、孤児院にいた時に脱獄を企てている見えない恐怖が面白かったです。真実を知ることで優しいと思っていたママが、どんどん怖く見えていく様子がたまりませんでした。脱獄後は外にいる鬼たちとのストーリーが展開していて、また違った面白さがあるのも魅力です。いなくなってしまったノーマンとの再会もあるので、その辺から一気に面白くなっていきます。原作漫画とは少し違うラストになっていくので、そこはアニメでしか味わえない面白さになっていて、とてもオススメです。
こちらの作品も漫画原作がありますが、是非アニメから観て欲しい作品です。正直、漫画スタートで鑑賞し始めた人にとっては反感を覚えるアニメ作品だとは思いますが、だからこそアニメ作品から鑑賞してほしい作品です。この「約束のネバーランド」自体はとても素晴らしい作品でダークファンタジーとして是非推したい作品です。ただ、観る順番を間違えるとよいイメージを持てない方々が多いようなので、せっかくの素晴らしい作品を素晴らしいままに感じて欲しい、そんな思いから順番を間違えずに鑑賞して欲しいと思います。そうすれば、このダークファンタジーの真骨頂を心底楽しむことが出来ます。
シーズン1と2がありますけど、私はどちらも面白かったです。特にシーズン1のインパクトはすごかったですね。ノーマン等孤児達の敬愛するハウスのママがまさか自分達を裏切っていたなんて思いもよりませんでした。それを知った時のノーマン達の衝撃は筆舌に耐えがたいものだったと思います。ママに出し抜いて孤児院を脱出しようとしても、それはそれで大苦戦しました。ママを敬愛している他の孤児達にママは悪者だと言っても信じないでしょう。ノーマン達のように現場を見ていないわけですし、下手に情報を与えるとママに告げ口されてすべてご破算にもなりかねません。また孤児達の中にはママに内通している者もいるようだしと疑心暗鬼にかられながら計画を練っていくのがヒリヒリして面白かったです。
本作の世界は人間の子供を孤児院と見せかけて敵である食人鬼とその手先の一部の人間が、食用に飼育していると言う衝撃的で残酷な事実の判明からスタートします。主人公のエマ達はその秘密に気付き、頭脳戦で監視の大人の目を欺いて孤児院から逃走、サバイバル生活の日に人間の世界に戻る方法を見つけて実現させるまでの過程がスリリングに描写されます。アニメは2クール分であった為、孤児院脱出後のストーリーは原作に比べ大幅にカットされている点は惜しいと感じます。
作品紹介:7SEEDS
- 放送期間
2019年6月~2020年3月 - 公式サイト
https://7seeds.jp/ - 制作会社
GONZO、スタジオKAI
〇出演声優
- 岩清水ナツ (cv.東山奈央)
- 青田嵐 (cv.福山潤)
- 麻井蟬丸 (cv.小西克幸)
- 早乙女牡丹 (cv.沢海陽子)
- 天道まつり (cv.阿澄佳奈)
〇あらすじ
累計650万部超(デジタル含む)田村由美 原作、近未来サバイバルSFストーリー
少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。
突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。
その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。
そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。
それは、人類絶滅を回避するため、若く健康な人間を冷凍保存し、災厄が過ぎ去った後の世界に人類の種を残そうという壮大な計画「7SEEDS計画」の話だった。
彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。
「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いろんな季節のキャラクターたちが、切磋琢磨してこの世界を生き延びようとしていきます。しかも、それぞれの季節の個性がまた豊かなので面白いです。特に、夏のチームは2つあるのですが、全く違う人選なのでそこがポイントです。落ちこぼれだった夏のBチームのナツちゃんは、この経験を通してどんどん成長していくので、そこも見どころだと思います。私は視聴しながら、もし、本当に近未来にこんな世界が待ち受けていたらどうしようと思わず考えてしまいました。サバイバル要素もあったりするので、見ていてハラハラドキドキしながら楽しめるダークファンタジーだと思います。
作品紹介:オーバーロード
- 放送期間
2015年7月~9月(第1期)
2018年1月~4月(第2期)
2018年7月~10月(第3期)
2022年7月~9月(第4期) - 公式サイト
https://overlord-anime.com/_season1/(1期公式サイト)
https://overlord-anime.com/_season2/(2・3期公式サイト)
https://overlord-anime.com/_season4/(4期公式サイト) - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- モモンガ/アインズ (cv.日野聡)
- アルベド (cv.原由実)
- シャルティア・ブラッドフォールン (cv.上坂すみれ)
- アウラ・ベラ・フィオーラ (cv.加藤英美里)
- マーレ・ベロ・フィオーレ (cv.内山夕実)
〇あらすじ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。
現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!
公式サイトより
〇感想・レビュー
ゲームのキャラクターになってしまったっていう作品なんですけど、なかなか皮肉が効いていて面白いです。例えば主人公のアインズ(最初はモモン)はゲーム終了時にギルドメンバーはいなくて独りぼっち状態。でもゲームキャラクターになってしまったことによって仲間が増えたわけですし、皮肉なものだなって感じました。ストーリーも面白いです。ゲームとは違う世界へ転移しまったので、手探りで周囲の状況を確認していくところとか。あと配下の者達から勘違いされているところも良かったです。NPC達からすればアインズやギルドメンバーは命を与えてくれた創造主で、神のような存在です。でも中身はただの日本人なわけです。NPC達に愛想つかされないよう、必死に王たろうとするアインズの姿が微笑ましかったです。
作品紹介:新世界より
- 放送期間
2012年10月~2013年3月 - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 渡辺早季 (cv.種田梨沙)
- 朝比奈 覚 (cv.東條加那子)
- 秋月真理亜 (cv.花澤香菜)
- 伊東 守 (cv.工藤晴香)
- 青沼 瞬 (cv.藤堂真衣)
〇あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
この作品は貴志祐介先生の小説が原作となっていて、原作の再現度がとても高いと個人的には感じている作品になります。こちらをおすすめする一番のポイントは、ダークさにあります。この作品を鑑賞して人間の心の奥底の闇や人間の行く末など、色々な闇を考えるきっかけになる作品だと個人的には思います。ダークさで考えた時にこの作品が個人的にはナンバーワンです。この作品を観ると、心の奥底にある感情を顕わにさせられるというか、人間の闇を深く、思慮深く考えることにつながる、そんな作品だと思います。どん底に落ちている時に、さらに落ちるために観て欲しい作品です。
作品紹介:鋼の錬金術師
- 放送期間
2003年10月~2004年10月 - 公式サイト
https://www.hagaren.jp/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- エドワード・エルリック (cv.朴璐美)
- ヴァトー・ファルマン (cv.室園丈裕)
- アルフォンス・エルリック (cv.釘宮理恵)
- ショウ・タッカー (cv.永井誠)
- ピナコ・ロックベル (cv.麻生美代子)
〇あらすじ
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。
己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。
右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ—。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こちらの作品をダークファンタジーと定義しても良いのかは人によって差があると思いますが、個人的にはダークファンタジーとしても定義しても良いと感じました。そして何より私個人が大好きな作品だから推させていただきました。こちらの作品のダークさと言えばホムンクルスの存在、そしてそれぞれの立場に立つ人間たちの葛藤だと思います。登場人物たちの感情の機微が丁寧に、そしてダイレクトに描かれています。人間の心の中が見えるようで、ダークファンタジーの神髄を感じることが出来ると思います。
賢者の石を探す旅に出るという昔のアニメですが、今見てもその世界観に圧倒されるし、唯一無二の面白さだと思います。中盤以降は原作漫画とは違う展開になっていくので、その点もとても面白いです。漫画も面白いのですが、アニメはまた違った面白さがあり、子どもから大人まで楽しめるアニメだと感じました。また、このアニメのオープニング曲が毎回ヒットしていたのも良かったです。当時の人気アーティストがいつも歌っていて、聴くだけで高揚感が溢れる曲が多く、アニメと一緒に楽しめました。もう完結してしまいましたが、定期的に見たくなる良作ダークファンタジーだと思います。
第一期のアニメ化は原作の漫画が完結していない状態でのスタートとなったので途中からはストーリーはオリジナルになりますが、とても脚本がよくダークファンタジーアニメの名に恥じない名作だと思います。錬金術が当たり前の世界で2人の兄弟、エドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリックは、病気で亡くした母を錬金術で最大の禁忌とされる人体錬成によって蘇らせようと実験をしますが、悲惨な結末と大きな代償を払う事になってしまいます。弟を元の人間に戻す長い旅が始まるのですが、作品全体を通して重い空気感があります。ですが各キャラクターも魅力的な人物が多く、ギャグの場面も多いのでほっと出来る場面も存在しています。劇場版まである本作ですが、最後は感動的なフィナーレだったと思います。原作順守の2期もありますが、どちらの作品も声優さん、音楽、作画、素晴らしいです。
鋼の錬金術師はアニメが2つあり、いわゆる旧版と呼ばれる方です。途中までのストーリーは原作と同じなのですが、中盤から大きくストーリーが変わり、特に人体錬成という命を作ろうとした者の罪という点に焦点があてた作品となっています。登場人物たち、とくにホムンクルスたちは原作と全く違うキャラになったり、展開がまったく違ったりします。終始暗い雰囲気なのが特徴で、原作の鋼の錬金術師を読んだ方でも全く新しい気持ちで視聴できるストーリーとなっており、ダークファンタジーが好きな方には非常にオススメの作品です。
作品紹介:チェンソーマン
- 放送期間
2022年10月~12月 - 公式サイト
https://chainsawman.dog/ - 制作会社
MAPPA
〇出演声優
- デンジ (cv.戸谷菊之介)
- ポチタ (cv.井澤詩織)
- マキマ (cv.楠木ともり)
- 早川アキ (cv.坂田将吾)
- パワー (cv.ファイルーズあい)
〇あらすじ
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
公式サイトより
〇感想・レビュー
デンジとポチタの絆に涙し感動します。バトルシーンも素敵でカッコいいです。デンジは悪魔なんですが、ヒーローとして活躍していくので、そこも見どころになっています。ただ、割と初回からグロくてダークなシーンは多いので、どちらかというと子どもよりも大人向けのアニメです。ですが、ところどころに笑えるシーンもあったりするので、暗くなりすぎずに見ることができると思います。日本だけでなく世界的にも有名なアニメなので、一度みたらハマることは間違いなしです。米津玄師さんの曲もすごくカッコいいので、合わせて楽しめると思います。
主人公デンジが相棒の悪魔の犬ポチタと一緒に悪魔退治に出かけ、ポチタがデンジの体に融合してチェンソーの力を渡すシーンは圧巻でした。また、デンジがヒロインのマキマに出会い、一目ぼれしてしまうシーンも、とても可愛らしかったです。悪魔退治の場面では、さまざまな悪魔が登場しており、その恐ろしさに引き込まれました。登場キャラクターたちのバトルシーンも迫力があり、見応えがありました。さらに、居酒屋でデンジが同じ職場の人とキスをするシーンは驚きましたし、キャラクターが死ぬシーンも衝撃的でした。残酷なシーンも多いですが、それでも非常に面白い作品でした。
作品紹介:アカメが斬る!
- 放送期間
2014年7月~12月 - 公式サイト
http://akame.tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- アカメ (cv.雨宮 天)
- タツミ (cv.斉藤壮馬)
- マイン (cv.田村ゆかり)
- レオーネ (cv.浅川 悠)
- シェーレ (cv.能登麻美子)
〇あらすじ
人が次第に朽ちゆくように国もいずれは滅びゆくーーーー
千年栄えた帝都すらも今や腐敗し生き地獄人の形の魑魅魍魎が我が物顔で跋扈する
天が裁けぬその悪を闇の中で始末する我等全員、殺し屋稼業ーーーー。
帝歴1024年。帝国の圧政によって苦しむとある村の少年剣士・タツミは、村を救う希望とお守りを胸に、幼馴染みと共に帝都へ出稼ぎに出発する。道中、夜盗の襲撃に遭い散り散りになりながらも、たった1人帝都に辿り着いたタツミを待ち受けていたのは、絶句するほどに腐敗しきった帝都の真の姿だった。
「最近、帝都の重役や富裕層の人間を狙う恐るべき殺し屋集団がいる。」一方でそういった噂を耳にしたタツミは、身をよせた貴族の家で闇夜に潜む彼らの存在に気づく。
殺し屋集団ーーーーーーナイトレイドたちの存在に。
公式サイトより
〇感想・レビュー
切なさを感じるダークファンタジーアニメでした。というのも単純に敵を殺す!っていう風には割り切れない作品でした。その原因はタツミです。アカメ達のいるナイトレイド側だったんですけど、ひょんなことから帝国側の特殊警察イェーガーズの仲間になってしまいます。これが切なさを増幅させました。これまでは単純に敵として憎めていたんですけど、タツミが敵内部に入り込んだことで敵の事情が色々わかってしまいます。ボスのエスデスはタツミを溺愛していましたし、イェーガーズの他メンバーもタツミを同僚として可愛がってくれました。そしてイェーガーズ側のメンバーもそれぞれ複雑な事情を抱えているわけです。タツミからすればナイトレイドだけでなくイェーガーズのメンバーにも死んでほしくないわけで、それでもやらねばならないっていうのが超切なかったです。
圧政をしき人々を苦しめる帝国と、それに反抗する殺し屋集団ナイトレイドを描いた物語。登場人物たちは帝具と呼ばれる特殊な武器をあやつり戦うバトルアニメーションであり、敵も味方も容赦なく死んでいく無慈悲なストーリーが魅力です。原作漫画とは展開もキャラの扱いも大きく違うのが特徴で、非常に暗い雰囲気で物語が進行し、毎話毎話ハラハラしながら見れる作品です。物語のかなめとなる帝具も様々な種類・能力があり、それらを生かした変則的なバトルも大変面白く、ダークな世界観でバトルを見たい方に特にオススメの作品です。
作品紹介:魔法少女まどか☆マギカ
- 放送期間
2011年1月~4月 - 制作会社
シャフト
〇出演声優
- 鹿目まどか (cv.悠木 碧)
- 暁美ほむら (cv.斎藤千和)
- 巴 マミ (cv.水橋かおり)
- 美樹さやか (cv.喜多村英梨)
- 佐倉杏子 (cv.野中 藍)
〇あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。市立見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
dアニメストアより
〇感想・レビュー
悲しすぎるダークファンタジーアニメでした。タイトルに「魔法少女」って入っていることからライトタッチなファンタジー物かと思ったんですけど、内容はダークで重たすぎでした。これは観ている側も辛さを覚えました。主に衝撃的だったのは二つあり、一つ目はマミさんです。頼りがいがあり、性格も良好。戦闘力も高く、世話好きでまさに理想のお姉さんといった感じでした。こんな人がいるならまどか達も一安心だと思った矢先、殺されてしまいます。これには本当に驚きました。二つ目はさやかです。こっちはトラウマレベルでした。大好きな男の子を快復させる為に魔法少女となったのに、親友に寝取られてしまうとかエグ過ぎました。そしてさやかは魔法少女となった代償で普通の女の子ではなくなってしまったわけですし、悲しすぎました。悲しい話の多いダークファンタジーアニメでした。
この作品は、一見すると可愛らしい魔法少女アニメのように見えますが、実際はダークな展開が待ち受けています。主人公のまどかが、不思議な生物キュゥべえに出会い、魔法少女になるよう誘われるところから物語は始まります。しかし、魔法少女には過酷な運命が待ち受けていることが次第に明らかになります。このアニメの魅力は、魔法少女というジャンルに新しい視点と、予測できないシリアスなストーリー展開です。ストーリーは、視聴者に深い感情の波をもたらします。また、幻想的なアートスタイルや独特の戦闘シーンも見応えがあり、見た目の可愛さと裏腹に、とても考えさせられるテーマが含まれた、ダークファンタジーの名作だと思います。
最初の印象とは裏腹に、その内容の深さに驚かされました。外見は可愛らしい魔法少女たちですが、物語が進むにつれて彼女たちが直面する厳しい現実が明らかになり、心が痛くなりました。特に、まどかが魔法少女としての運命を選ぶ場面では、選択の重さを強く感じました。物語の中で、友情や絆が描かれる一方で、絶望や犠牲のテーマも展開され、キャラクターたちの運命に心を揺さぶられました。まどかの成長と最終話での彼女の決断には、思わず涙がこぼれそうになりました。彼女が選んだ道は、決して簡単なものではなく、視聴者に深い感動を与えてくれました。この作品は、ただの魔法少女ものに留まらず、人間の選択や運命の重さを考えさせる深いメッセージを持っています。ダークファンタジーとしての新たな視点を提供し、視聴後も心に残る余韻を与えてくれました。
作品紹介:SSSS.DYNAZENON
- 放送期間
2021年4月~6月 - 公式サイト
https://dynazenon.net/ - 制作会社
TRIGGER
〇出演声優
- ガウマ (cv.濱野大輝)
- 麻中 蓬 (cv.榎木淳弥)
- 南 夢芽 (cv.若山詩音)
- 山中 暦 (cv.梅原裕一郎)
- 飛鳥川ちせ (cv.安済知佳)
〇あらすじ
フジヨキ台高校一年生の麻中蓬はある日の帰り道、『怪獣使い』を名乗る謎の男ガウマと出会う。
突如現れる怪獣と巨大ロボット ダイナゼノン。
その場に居合わせた南夢芽・山中暦・飛鳥川ちせと共に怪獣との戦いに巻き込まれていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
基本はロボットアニメで女性が見るには退屈してしまうかなと初めは思ったのですが、だんだんと世界観に引き込まれていき、主人公がロボットに乗り込むところなど違和感を感じないほど、壮大でありながら、日常生活の中に潜む敵と戦っていくので、没入感がすごいです。青春アニメとして見ることも可能ですが、物語が進むにつれて、だんだんと違う目線で見ることができて面白いです。2つ作品があるので、どっちも見ることでより面白さが増すのではないかと思います。2つの世界が交わった映画もあるのでお勧めです。
作品紹介:xxxHOLiC
- 放送期間
2006年4月~10月(第1期)
2008年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/holic/1st/index-j.html - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 壱原侑子 (cv.大原さやか)
- 四月一日君尋 (cv.福山 潤)
- 百目鬼 静 (cv.中井和哉)
- 九軒ひまわり (cv.伊藤 静)
- モコナ (cv.菊地美香)
〇あらすじ
<アヤカシ>が見える高校生・四月一日君尋(ワタヌキ キミヒロ)は、<ミセ>の店主・壱原侑子(イチハラ ユウコ)と出会う。「どんな願いでも叶える」という彼女。しかし「それに見合う”対価”」が必要という。<アヤカシ>が見える体質を変えてもらうために<対価>として半強制的に<ミセ>でアルバイトをさせられることになる・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
私は何よりもまずキャラクターデザインが好きです。実写映画化もしていたと思います。主人公が面白くて、周りの人々とおちゃらけた逆シーンなどもありますが、怪奇が当たり前のような世界でハートフルなストーリーであったり、深く考えさせられるような場面もあったりして、涙するシーンも多々あります。独特の不思議な雰囲気や、少し怖い場面もありますが、妖怪などそういう日本らしいものが好きな人は特に面白いと思うのではないかと思います。CLAMPの作品には、他にも面白いアニメがたくさんあるのでオススメです。
無能なナナ
- 放送期間
2020年10月~12月 - 公式サイト
https://munounanana.com/ - 制作会社
ブリッジ
〇出演声優
- 柊 ナナ (cv.大久保瑠美)
- 中島ナナオ (cv.下野 紘)
- 小野寺キョウヤ (cv.中村悠一)
- 犬飼ミチル (cv.中原麻衣)
- 渋沢ヨウヘイ (cv.増田俊樹)
〇あらすじ
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」
孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者——。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!
公式サイトより
〇感想・レビュー
物語りは主人公のナナが超能力を持つ少年・少女が集められている離島の学校に転入してくるところから始まり、彼女も他のクラスメイトらと同様の超能力の保有者だと紹介されます。しかし実は彼女はタイトル通りに実は超能力は持っていない普通の人間で、鋭い観察眼と洞察力を駆使した頭脳戦で、島の超能力を持った少年・少女たちを始末すべく、密命を受けて潜入させられた言わばスパイです。ただアニメは1クール分しかない為、結末までは描かれていない点は惜しいところです。
作品紹介:メイドインアビス
- 放送期間
2017年7月~9月(第1期)
2022年7月~9月(第2期) - 公式サイト
http://miabyss.com/ - 制作会社
キネマシトラス
〇出演声優
- リコ (cv.富田美憂)
- レグ (cv.伊瀬茉莉也)
- ナナチ (cv.井澤詩織)
- オーゼン (cv.大原さやか)
- マルルク (cv.豊崎愛生)
〇あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇々怪々な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い・・・?
公式サイトより
〇感想・レビュー
一度深部まで潜ったら、二度と戻れることはないと言われる大穴「アビス」への冒険に挑む少女たちを描いた物語です。絵柄やキャラクター自体は非常に明るいのですが、アビス内部は油断すれば化け物に襲われて死ぬような過酷な環境であり、ただ生きるだけでも非常に過酷な世界観であるのが特徴です。冒険の障害はアビスだけでなく、同時に潜っている他の冒険者たちの存在も非常に大きく、およそ常識では計り知れない異常だけれども魅力的なキャラクターが登場します。可愛い絵柄ながらも、緊迫感のあり、ダークな倫理観の作品を求めている人にオススメです。
作品紹介:魔法少女サイト
- 放送期間
2018年4月~6月 - 公式サイト
https://mahoushoujyo-anime.com/ - 制作会社
production dóA
〇出演声優
- 朝霧 彩 (cv.大野柚布子)
- 潮井梨ナ (cv.鈴木愛奈)
- 雫芽さりな (cv.山崎はるか)
- 燐賀紗雪 (cv.M・A・O)
- 水蓮寺清春 (cv.松井恵理子)
〇あらすじ
どうやらそのサイトは不幸な人間しか出会えないらしい。だから彼女たちは 選ばれた―。どこにも居場所のない彼女は、いつも死ぬことばかり、考えている。学校ではクラスメイトからの いじめを受け、家では実の兄からの 虐待に耐える日々。朝霧 彩。中学2年生。14歳。ある日、彼女は不気味なWEBサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法の力を秘めた “ステッキ”を手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村 露乃、そしてほかの “魔法少女”とともに、苛烈な 運命に巻き込まれてしまう。これは、魔法の力を手に入れた不幸な少女たちの、友情と青春、そして運命を変える 戦いの記録。
公式サイトより
〇感想・レビュー
タイトルを見ると一見可愛らしい印象を受けますが、第一話から主人公が虐められている所の描写から入り、内容も非常に「現代における若者の心の中の闇」というようなとても繊細でかつ恐ろしいそんな異色を放ったストーリーだと思います。また魔法少女とは?と真実を知った時の絶望感が今でも読み返すたびに鮮明に蘇って来ます。最終的にぱっぴーエンドになるのだろうか?と推測しながら読む事が来でるので私はかなりハマりました。またあまりにもすごい怖いと言うこともなく比較的簡単に読めることが出来るのも魅力の一部です。またこの作者様も番外編なども描かれていて全て読まずにはいられませんでした。
作品紹介:ダークギャザリング
- 放送期間
2023年7月~12月 - 公式サイト
https://darkgathering.jp/ - 制作会社
OLM
〇出演声優
- 寶月夜宵 (cv.篠原 侑)
- 幻燈河螢多朗 (cv.島﨑信長)
- 寶月詠子 (cv.花澤香菜)
- 神代愛依 (cv.川口莉奈)
- ナレーション (cv.中村義洋)
〇あらすじ
霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
昨年アニメ化もし、話題になった作品です。内容はホラー要素がやや強めですが、ホラー作品苦手な方でも読む事ができるくらいキャラクターデザインが可愛らしくなってます。ホラーが大っ嫌いな主人公が自らの意思(無理矢理なところもあり)でホラーの沼にはまっていく様子がとてもリアリティーがあり、心霊スポットも実際ある場所を元に作られているのでより身近な作品に感じます。主人公だけではなくそのほかの登場人物もとても魅力的で、現実ではありえない!けどそこがまた物語を面白くしているのかもしれません。また現在も連載中の作品のためこれから先の展開がものすごく楽しみです。