作品紹介:赤毛のアン
- 放送期間
1979年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/1307/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- アン・シャーリー (cv.山田栄子)
- マシュウ・カスバート (cv.槐柳二)
- マリラ・カスバート (cv.北原文枝)
- ダイアナ (cv.高島雅羅)
- ギルバート (cv.井上和彦)
〇あらすじ
カナダのプリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズに住むマシュウとマリラの兄妹は、孤児院から働き手の男の子を引き取ろうとしたが、手違いで空想好きな赤毛の女の子アンがやって来た。 始めはアンを孤児院へ戻そうとしたマリラたちだが、アンと話しをするうちに彼女を引き取ることを決める。 グリーン・ゲイブルズでの生活や、親友ダイアナや同級生ギルバートたちと過ごす学校生活の中で、失敗を繰り返しながらもアンは聡明な女性に成長していく。 成長したアンはクィーン学院を優秀な成績で卒業するが、マシュウの突然の死や老いたマリラのために大学進学をあきらめる。 ギルバートの計らいでアヴォンリーの学校教師になったアンは、長年反目しあってきたギルバートととうとう友人となるのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
両親がいないアンがマリラとマシューの元で成長していくのですが、アンの素直さや身の回りの小さなことに幸せを感じられる姿を見ていると心が洗われます。日常生活や恋、友情についても描かれているのですが、やはりぐっとくるのはマリラやマシューとの絆です。一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、マリラやマシューのアンに向ける眼差しが変わってくるのが、アニメなのに見てとれます。2人のアンに対する色んな形の優しさや愛情の伝え方を見ていると心が温かくなると同時に、涙も止まらなくなりました。
作品紹介:となりのトトロ
- 放送期間
1988年4月 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/totoro/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- 草壁サツキ (cv.日髙のり子)
- 草壁メイ (cv.坂本千夏)
- 草壁タツオ(お父さん) (cv.糸井重里)
- 草壁ヤス子(お母さん) (cv.島本須美)
- トトロ (cv.高木均)
〇あらすじ
昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。物語は、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描いています。
母の療養所にほど近い農村に引っ越して来たサツキとメイの姉妹は、裏山で不思議な生き物に出会います。大きくて毛むくじゃら、動物のようで、人の言葉がわかるような、この生き物を「トトロ」と名付けたのは妹のメイでした。
大人には見えないトトロと不思議な体験を重ねる二人。ところがある日、母に会いに行こうと家出したメイが行方不明になってしまいます。サツキは、メイのところへ連れて行ってくれるよう、一生懸命トトロに頼みました。トトロはネコバスを出してくれ、サツキを運びます。無事再会を果たした二人は、ネコバスのはからいで入院しているお母さんにそっと差し入れのトウモロコシを届けるのでした。来週末には、元気になったお母さんが家に帰ってくる予定です。
ゴスペル俳句より
〇感想・レビュー
幼い頃から見ている作品で、幼い頃はただただ楽しんで見ていたのですが、大人になって見てみると涙溢れる作品になっていました。特に自分に子どもができてからは親目線でさつきとめいのことを見てしまい、母親が病気の中、2人が明るく元気に毎日を過ごしている様子を見ているだけで涙腺が崩壊しました。そんな2人を温かく見守るトトロのことも前より一層大好きになりました。そしてお母さんの代わりとなって気丈に振る舞うさつきとお母さんのためにただただ一生懸命だっためいの後半の涙を見ると、抱きしめたくなりました。
作品紹介:君に届け
- 放送期間
2009年10月~2010年3月(第1期)
2011年1月~3月(第2期)
2024年(第3期) - 公式サイト
https://kimitodo.com/ - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 黒沼 爽子 (cv.能登麻美子)
- 風早 翔太 (cv.浪川大輔)
- 矢野 あやね (cv.沢城みゆき)
- 吉田 千鶴 (cv.三瓶由布子)
- 真田 龍 (cv.中村悠一)
〇あらすじ
「付き合うってどうすればいいの?」
膨らむ気持ちに戸惑いながらも自分に向き合い風早へ想いを伝えた爽子。人知れず努力し飾らない人柄の爽子を見て惹かれてきた風早も目をそらさずまっすぐに自分の想いを届けた。爽子と風早の新しい関係がここからまたはじまる。
初めてのデート 恋人になって過ごす学生生活うれしい事 はずかしい事 そして新しい悩み
初々しく ぎこちなく 少しずつだけれどもお互いの事を知っていく二人と、動き始める友人たちの恋物語
それぞれの「すき」の気持ちと、かけがえのない友人たちが織りなす、甘ずっぱくて切ない、少年少女達の物語が、再び始まる──
公式サイトより
〇感想・レビュー
爽子と風早くんの爽やかな恋愛をメインに描いている作品ではありますが、爽子、あやね、千鶴の友情関係についても描かれていて、そのやりとりを見ていると涙が溢れるシーンがいくつもありました。皆んなから偏見を持たれていた爽子をまっすぐに見つめ、周りの目など気にせず接するあやねと千鶴がとてもかっこいいなと思いましたし、そんな2人のおかげで少しずつ自分の殻を破っていく爽子を見ていると感動で涙が出ました。こんな素敵な友達と素敵な学校生活を送れたらよかったなと感じずにはいられない作品です。
作品紹介:PSYCHO-PASS
- 放送期間
2012年10月~2013年3月(第1期)
2014年10月~12月(第2期)
2019年10月~12月(第3期) - 公式サイト
https://psycho-pass.com/archive/ - 制作会社
Production I.G、タツノコプロ
〇出演声優
- 常守 朱 (cv.花澤香菜)
- 狡噛慎也 (cv.関 智一)
- 宜野座伸元 (cv.野島健児)
- 六合塚弥生 (cv.伊藤 静)
- 唐之杜志恩 (cv.沢城みゆき)
〇あらすじ
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「サイコパス(PSYCHO-PASS)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
そのような管理社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
本作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。
第2期は第1期終了時点から1年半後から始まり、シビュラシステムと公安局に攻撃をしかけてくるシステムに認知されない犯罪者を追うことになる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
作品の世界観が新しく、これからの未来を想像させる楽しみもあり、復讐に燃えるコウガミと逃げるマキシマの攻防がとても面白いです。EGOISTのAll Alone With Youという曲がかかると泣けてしまうくらい、歌とアニメーションの完成度が高い作品だと思います。最終話の手紙を読んでいるシーンではこんなにも泣けるかと思うくらい、歌とアニメで泣かされました。一期の前半は泣ける要素はありませんが、後半はこれまでの話の流れや主要キャラとの思い出なども合わせて、泣くポイント満載です。
作品紹介:君の名は
- 放送期間
2016年8月 - 公式サイト
http://www.kiminona.com/ - 制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
〇出演声優
- 立花 瀧 (cv.神木隆之介)
- 宮水三葉 (cv.上白石萌音)
- 奥寺ミキ (cv.長澤まさみ)
- 宮水一葉 (cv.市原悦子)
- 勅使河原克彦 (cv.成田 凌)
〇あらすじ
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。
出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す
公式サイトより
〇感想・レビュー
音楽と映像の融合がとても素晴らしく、何度見ても感動しました。アニメーションが綺麗で世界観に入り込んでしまう中毒性もあります。三葉と瀧くんがテンポよく会話するシーンや男女が入れ替わった時の気持ちを表現したシーンはコミカルで笑えますし、三葉が祭りで踊りを踊るシーンなどは、グッと引き込まれました。最初のオープニングが流れた時も、隕石墜落の跡地で瀧くんと出会うシーンも、瀧くんが図書館で調べ物をするシーンも毎回泣けます。全曲RADWIMPSが手掛けているのも、統一感があってより作品に引き込まれたと思います。
この作品は、誰もが共感できる普遍的なテーマを、美しい映像と音楽で描いた作品です。入れ替わりというファンタジーな設定ですが、その裏には、友情や恋愛、そして家族の大切さといった、誰もが経験するであろう感情が描かれています。また、瀧と三葉の入れ替わりを通して、2人は互いの人生を体験し、自分自身や相手のことをより深く理解していきます。その過程は、とても感動的で、観る人の心を揺さぶります。美しい映像と音楽、そして切ないストーリーで、多くの人を感動させます。友情や恋愛、そして家族の大切さに気づかされます。
久しぶりに観たくなったので観ました。前観た時は時系列が整理出来てなくてよく分からなかったのですが今回は大体理解出来ました。青春すぎてやばかったです。サントラ聴きまくっています。内容自体はそこまで目新しくはないのですが、構成で面白くしているタイプの映画だと思います。もちろん種々の映像や音楽、演出も非常にクオリティが高くて、こちらの感情を上手く盛り上げてくれました。
作品紹介:聲の形
- 放送期間
2016年9月 - 公式サイト
https://koenokatachi-movie.com/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 石田将也 (cv.入野自由)
- 西宮硝子 (cv.早見沙織)
- 西宮結紘 (cv.悠木 碧)
- 長束友宏 (cv.小野賢章)
- 植野直花 (cv.金子有希)
〇あらすじ
”退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。
ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子への無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。
やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。”ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ーー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いじめの悲しみや、罪悪感に苦しむ人間の心を、とてもリアルに描いた作品です。硝子と将也のやり取りは、とても丁寧に描かれており、2人の心の変化がしっかりと伝わってきます。いじめの加害者と被害者という、対立する立場の2人が、再会を通して、お互いの心を理解し合っていく過程が、とても丁寧に描かれています。2人の葛藤や、心の変化に、思わず涙してしまいます。また、いじめを経験したことのある人にとっては、特に胸に響く作品だと思います。もし、いじめについて考えたい人や、人間の心の奥深さを知りたい人に、ぜひおすすめしたい作品です。
作品紹介:86-エイティシックス-
- 放送期間
2021年4月~6月(第1クール)
2021年10月~2022年3月(第2クール) - 公式サイト
https://anime-86.com/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- シンエイ・ノウゼン (cv.千葉翔也)
- ヴラディレーナ・ミリーゼ (cv.長谷川育美)
- ライデン・シュガ (cv.山下誠一郎)
- セオト・リッカ (cv.藤原夏海)
- アンジュ・エマ (cv.早見沙織)
〇あらすじ
星歴2148年。サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国が投入した完全自律型無人兵器「レギオン」の侵攻に対し、同様の無人兵器「ジャガーノート」を投入。流血無き戦場を作り上げる事で脅威を退けていた。しかし、その実態は多数派民族である白系種以外を人間と見做さない狂気の差別思想から生み出された「有人搭乗式無人機」であり、搭乗させられた少数派民族は共和国85行政区の外へ追いやられた人型の家畜、「エイティシックス」と蔑まれながら絶死の戦場を戦い続けていた。そんな中、白系種でありながら軍内で差別政策撤廃の活動を行う士官ヴラディレーナ・ミリーゼは、管制担当者に多数の退役者や自殺者を出し「死神」と呼ばれるエイティシックスが居る部隊の管制を任され、自国が目を背け続けていたレギオンの真実を知る事になる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
このアニメはサンマグノリア共和国が隣国のギアーテ帝国が投入した無人兵器の侵攻に対し、有人搭乗式無人機で対抗していた話しで、それに白系種以外の少数民族を搭乗させていたというところが今もありそうな、悲しい話しで、涙なしでは見られません。このアニメを見るのなら、覚悟して見て頂かないとこんなにつらい話しはないのではないかと思うくらい、かわいそうな話しです。また、登場人物がどうなっていくのかも是非見て欲しいところで、有人搭乗式無人機に乗る少数民族のの上に立つミリーゼの気持ちも共感できます。
命が軽く扱われている傭兵86として戦地に赴いている少年・少女たちと、遠隔でその指揮を執る指揮管制官レーナの物語です。レーナは86を自分たちと同じ人間として扱っており、指示を出したり報告を聞いたりするだけでなく86たちと交流を図ろうとします。徐々に心を開いていく86たちやその交流に心が温まります。しかし、86たちは戦場にいるため当然命を落とす者も出てきます。レーナもさらに上の権力者がいるため、ままならないことも起こります。そのすれ違いのもどかしさ、通信機越しに親交を深めた相手が突然いなくなるつらさが容赦なく描かれます。
作品紹介:王様ランキング
- 放送期間
2021年10月~2022年3月(第1期)
2023年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://osama-ranking.com/ - 制作会社
WIT STUDIO
〇出演声優
- ボッジ (cv.日向未南)
- カゲ (cv.村瀬 歩)
- ダイダ (cv.梶 裕貴)
- ヒリング (cv.佐藤利奈)
- ドーマス (cv.江口拓也)
〇あらすじ
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが〝王様ランキング〟である。
主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。
そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす———— 。
公式サイトより
〇感想・レビュー
両親は巨人で力持ちで心優しい人ですが、生まれた子供はとても小さく力がない男の子ボッジでした。しかも耳が聞こえません。やがて周りの子どもからもいじめられ、大人もまともに取り合ってくれません。そんなボッジは外ではニコニコといつも笑顔。しかし帰って来てからは悔しさで涙が溢れ、一人部屋の角っこで泣いているという生活でした。外では弱い部分を見せないと言う彼の信念・プライドが泣けます。そしてある日、彼にカゲという友達ができることでガラッと人生が変わって行きます。カゲと一緒に成長していくストーリーです。
作品紹介:みどりのマキバオー
- 放送期間
1996年3月~1997年7月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 飯富勝 (cv.高山みなみ)
- 堀江ヒゲ治 (cv.くまいもとこ)
- 胸尻諸美 (cv.深雪さなえ)
- フライドチキン (cv.大川透)
- ドナテロス (cv.津村まこと)
〇あらすじ
この作品は「白い奇跡」と呼ばれた小さな競走馬「ミドリマキバオー(うんこたれ蔵)」の物語である。
北海道勇払郡鵡川町の「みどり牧場」にて、名馬ミドリコの血を引く待望の仔馬が誕生するが、生まれたのはとても馬とは思えない姿と性格をした間の抜けた白馬だった。走ることが嫌いで、名前も付けられずに育てられていた仔馬だったが、あるときミドリコが借金のカタに別の牧場へ連れ去られてしまったため、母親に会いたい一心でみどり牧場を脱走する。道中、とある森の中で後の親分肌となるネズミのチュウ兵衛と出会い「うんこたれ蔵」と名付けられた仔馬は、さまざまな困難を経て母親と再会を果たし、自らも競走馬の道に進むことを決意する。
チュウ兵衛とともに牧場に戻ったたれ蔵は、スパルタ調教師・飯富 昌虎や小柄な騎手・山本 菅助との特訓により自らの才能を開花させる。そしてカスケードらライバルとの出会い、競走などによって、競走馬「ミドリマキバオー」として成長していく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
子どもの頃泣きながら読んだのを覚えています。北海道のみどり牧場で生まれた馬はずんぐりむっくりの馬でした。いつも鼻水を垂らしていて自信なさげです。バカにされ、名前すらつけてもらえませんでした。お母さんに会いたい一心でみどり牧場を脱走。短い味で一生懸命走ります。その後チュウべえというネズミと仲良くなり、名前がないこの馬に「うんこたれ蔵」と名付けたれました。うんこたれ蔵は走り抜きついに母親と再会。そしてここからが彼の競走馬としての人生、馬生がスタートしました。スパルタな調教師に怒られても怒られてもくじけず、鼻水を垂らしながら頑張ります。やがてミドリマキバオーとなるのです。
作品紹介:あの夏で待ってる
- 放送期間
2012年1月~3月 - 公式サイト
https://www.ichika-ichika.com/ - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 貴月イチカ (cv.戸松 遥)
- 霧島海人 (cv.島﨑信長)
- 谷川柑菜 (cv.石原夏織)
- 石垣哲朗 (cv.萩原秀樹)
- 北原美桜 (cv.阿澄佳奈)
〇あらすじ
空は、とても青く澄み渡って。入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。でも、かげがえのない「夏」だったのだと思う。
その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。そして。男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
男の子の名前は、霧島海人。女の子の名前は、貴月イチカ。
彼らの夏が始まる。僕らは、あの夏で待ってるーー
公式サイトより
〇感想・レビュー
高校生の男女が宇宙人と出会い、恋や友情を深めていく物語です。このアニメは、青春の甘酸っぱさや切なさを感じさせる作品で、登場人物たちの感情や成長が丁寧に描かれています。特に、主人公の岡部翔太と宇宙人のイチカの恋愛模様は、見ている人の胸をキュンとさせます。また、美しい背景や動きのある作画も魅力的で、夏の風景や水着姿が目に映ります。音楽も素晴らしく、オープニングやエンディングはもちろん、挿入歌やBGMも印象的です。このアニメは、夏の恋を思い出したい人や、青春時代を楽しみたい人におすすめです。
作品紹介:おおきく振りかぶって
- 放送期間
2007年4月~9月(第1期)
2010年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/anime/oofuri/1st/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 三橋 廉 (cv.代永 翼)
- 阿部隆也 (cv.中村悠一)
- 花井 梓 (cv.谷山紀章)
- 田島悠一郎 (cv.下野 紘)
- 百枝まりあ (cv.早水リサ)
〇あらすじ
「俺なんか…」と、すぐメソメソと泣くピッチャー・三橋廉。
彼は中学時代、経営者の孫と言う事で”ひいき”でエースになっていた上に、マウンドを3年間ゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、悲しい中学時代を過ごしていた。
自分のせいで野球部は負け続け、みんなも野球を楽しめなかった。その罪悪感から、彼は完全に自信を失い、人間不信に陥っていく。中学卒業後、エスカレーター式の三星学園を出、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学する。
別の学校では、実力のない自分はもうピッチャーにはなれないだろうと思いながらも、その足はまっすぐに野球部グラウンドへ向いてしまうのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
高校野球を題材にしたひぐちアサの漫画を原作とする作品です。2007年と2010年に2期に分けて放送されました。主人公は中学時代にチームメイトから嫌われた経験を持つ弱気な投手・三橋廉で、新設された西浦高校の野球部に入部して、キャッチャーの阿部隆也や他の仲間たちと共に甲子園を目指します。私の感想としては、このアニメは野球の技術や戦術だけでなく、登場人物の心理描写や成長過程にも丁寧に焦点を当てているところが素晴らしいと思います。三橋の自信や信頼を取り戻す姿や、阿部の頭脳派なリードやデータ収集、田島の天才的な野球センスや花井のリーダーシップなど、個性豊かなキャラクターが魅力的です。また、対戦相手のチームや選手もそれぞれに背景や思いがあり、一方的に悪者にされることがありません。
作品紹介:ソルティレイ
- 放送期間
2005年10月~2006年3月 - 公式サイト
http://www.solty.net/index.html - 制作会社
GONZO×AIC
〇出演声優
- ソルティ・レヴァント (cv.斎藤桃子)
- ロイ・レヴァント (cv.中田譲治)
- ローズ・アンダーソン (cv.浅野真澄)
- ミランダ・マーベリック (cv.大原さやか)
- カーシャ・マーベリック (cv.桑谷夏子)
〇あらすじ
12年前、ブラストフォールと呼ばれる原因不明の大災厄が発生した。これにより、多くの人々が一瞬にして亡くなった。その災厄以来行方不明になった娘を探し続ける賞金稼ぎの男ロイは、ある日、突然空から落ちてきた機械の少女と出会う。 災厄以降、心を閉ざしていたロイだったが、不本意ながらも少女と同居することになり、それを機にロイは少しずつ心を開いていく。 未登録市民のために盗みを働く義賊のローズや、ハンターズオフィスの所長ミランダとその娘カーシャ、リゼンブルマニアのユート、さらにこの都市の大企業であるR.U.Cを巻き込んで物語は少女と出会ったその日から、今までの生活は大きく揺れる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
人とアンドロイドが共存する世界で、徐々に打ち解けていく主人公とアンドロイドの少女に泣けました。主人公は娘をなくしており、少女にその面影を感じつつも最初は苛立ちを隠せないでいたが、徐々に打ち解けていくことで、死んでしまった娘さんとの思いでを悪いものではなく、いい思い出として認識出来るようになっていきます。人とアンドロイド、本質的に違う二つの生命ですが、段々と同じ価値観で生きていくことが出来るようになるが・・・怒涛の展開で迎えるラストは、悲しい終わりかな・・・と思わせつつも、きちんとハッピーエンドで終わってくれて満足でした。
作品紹介:ARIA
- 放送期間
2005年10月~12月(第1期)
2006年4月~9月(第2期)
2008年1月~3月(第3期) - 公式サイト
https://ariacompany.net/ - 制作会社
ハルフィルムメーカー
〇出演声優
- 藍華・S・グランチェスタ (cv.斎藤千和)
- 晃・E・フェラーリ (cv.皆川純子)
- あずさ・B・マクラーレン (cv.中原麻衣)
- 水無灯里 (cv.葉月絵理乃)
- アリシア・フローレンス (cv.大原さやか)
〇あらすじ
長い冬を迎えたネオ・ヴェネツィア。
寒空の下、合同練習をしていたアイ、あずさ、アーニャの3人は、いつもと様子が違う晃の後をつけたのをきっかけに水先案内人ミュージアムを訪れることになりました。
出迎えた館長の明日香は、姫屋の伝説的なウンディーネとして知られる晃の大先輩。
二人は姫屋の創業時から大切に乗り継がれてきた1艘のゴンドラの継承者でもあるのですが、晃の話によると、次の乗り手として期待される藍華にはその気がないというのです。
納得がいかないあずさは、どうしてなのか理由を探ろうとするのですが……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
天野梢先生の作品で人の優しさやふとした日常の素敵さを描いた作品です。普通の生活の中にある、『ちょっとした事』の素晴らしさや、いつもそばにいる人の大切さ、そういったことに気が付かせてくれる作品です。普通に生活していたら見落としてしまうような、そんな大切なことを再度認識させてくれる作品で、私の人生そのものです。主人公も日々成長しており、主人公と一緒にネオヴェネチアでの生活を追体験できるかと思います。3期+OVA複数あるため、長く見続けられるのもポイントです。誰が何と言おうが、日本アニメの中で一番『優しい』作品であると思っています。
作品紹介:スタミュ
- 放送期間
2015年10月~12月(第1期)
2017年4月~6月(第2期)
2019年7月~9月(第3期) - 公式サイト
https://hstar-mu.com/1/(1期公式サイト)
https://hstar-mu.com/2/(2期公式サイト)
https://hstar-mu.com/(3期公式サイト) - 制作会社
C-Station
〇出演声優
- 星谷悠太 (cv.花江夏樹)
- 那雪 透 (cv.小野賢章)
- 月皇海斗 (cv.ランズベリー・アーサー)
- 天花寺 翔 (cv.細谷佳正)
- 空閑 愁 (cv.前野智昭)
〇あらすじ
「夢を諦める方法なんて、知らないーー」
憧れの高校生を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太。学園には、全新入生の目標である花形学科『ミュージカル学科』が存在し、中でも成績トップの3年生で構成される《華桜会》なる組織が、学園の頂点に君臨していた。
ミュージカル学科に入学するためには、《華桜会》のメンバーに見初められ、直々に指導してもらえる特別枠、通称『スター枠』に入ることが最良の近道だが……。
秀でた才能はあるものの、それぞれの抱えた問題により、ミュージカル学科の候補生に残ることすら危うくなってしまった。那雪、月皇、天花寺、空閑と、素人同然の星谷。そんな5人が《華桜会》の変人にして天才・鳳の目に留まり…!?
青春ドタバタ・ミュージカルストーリー開幕!
公式サイトより
〇感想・レビュー
ミュージカルアニメなので、急に歌い出します。最初はびっくりしますが、楽曲がどれも良いしキャストの歌唱力も高いため歌パートが毎回楽しみになります。前向きな主人公を中心にコミカルにストーリーが展開していくため、楽しく見られます。笑いながら楽しく見ているうちにキャラクターのことが大好きになり、終盤は気づいたら泣いています。キラキラした夢のような楽しい世界だけでなく、夢を追うことのつらさや青春の葛藤もしかり描かれています。が、主人公の明るさや歌パートの唐突さ、シナリオの楽しさで重すぎずに見られます。疲れているときに見ると泣ける回でなくても癒されて泣けます。
作品紹介:オーバーテイク!
- 放送期間
2023年10月~12月 - 公式サイト
https://komaki-motors.com/ - 制作会社
TROYCA
〇出演声優
- 浅雛 悠 (cv.古屋亜南)
- 眞賀孝哉 (cv.小西克幸)
- 小牧錮太郎 (cv.畠中 祐)
- 春永早月 (cv.河西健吾)
- 徳丸俊軌 (cv.八代 拓)
〇あらすじ
「F4」、フォーミュラ4。「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。
そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。
眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、現在はとある理由によってスランプの渦中にある。取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを目の当たりにする孝哉。その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを自身の裡に蘇らせる……。
それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、悠を応援しその夢を叶えようと決意。いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく――。
公式サイトより
〇感想・レビュー
モータースポーツ、F4の世界で切磋琢磨する若者たちを描いた作品です。女性人気の出そうなビジュアルのキャラクターがいるかと思いきや、モータースポーツファンにしか通じないようなニッチなネタも登場するため、ターゲット層がどこなのかよく分かりませんでした。が、個人的には大好きです。モータースポーツの世界はお金がないと続けられないし、死と隣り合わせの危険な世界でもあります。そこもリアルに描かれており、そこに身を置くキャラクターたちの焦りや対抗心などもリアルに描かれていました。また、3.11を題材にした回もあり、その回が非常に丁寧に作られていました。主人公が過去を乗り越えるようすが丁寧に描かれており、しばらく涙が止まらなくなりました。