おすすめ泣けるアニメの紹介

作品紹介:けいおん!

〇出演声優

  • 平沢 唯 (cv.豊崎愛生)
  • 秋山 澪 (cv.日笠陽子)
  • 田井中 律 (cv.佐藤聡美)
  • 琴吹 紬 (cv.寿 美菜子)
  • 中野 梓 (cv.竹達彩奈)

〇あらすじ

唯・澪・律・紬が入学した時点で、桜が丘高校軽音部は前年に部員全員が卒業したため部員数が0となり、新たに4人の部員が入部しなければ廃部となる状況だった。そのため軽音部に入部を希望していた田井中律は自ら発起人となり、幼なじみの秋山澪をなかば強引に入部させ、合唱部の練習場所と間違えて二人のいた音楽室にやってきた琴吹紬も勧誘し、部員数を3人にする。そこに軽音部を「軽い音楽をする部活」と勘違いした平沢唯が4人目として入部したことで、軽音部はなんとか廃部を免れることができた。さらに翌年、新入生の中野梓が入部したことで部員数は5人となる。

部長は律、顧問は山中さわ子が務める。第1音楽室の隣にある準備室を部室に据える。バンド名はメンバー各自が考えた末決めることができず、痺れを切らしたさわ子が勢いで「放課後ティータイム」と命名した。以降このバンド名で活動し、アニメ版では唯が考え出した温泉マークの下にティーカップを描いたものをロゴマークとしている。

軽音部の活動は学園祭と新入生歓迎会でのライブが中心。アニメ版では第1期の番外編でライブハウスのコンサートに出演し、ほかのバンドのメンバーとの交流を経験した。映画ではその時の縁からロンドンで行われたイベントでライブ演奏をするなど、学園外活動の実績もある。しかし原作ではこのエピソードが存在しないため、生徒会が軽音部の存続を危ぶんでいたこともある。

卒業後の進路は紆余曲折の末に4人とも同じ大学を目指すことになり、無事全員が合格してN女子大学に進学することになった。

大学(college)でも4人は軽音部に入部したが、そこでライバルバンド「恩那組」の和田晶・林幸・吉田菖の3人と出会う(しかし、ライバルだと思い込んでいるのは晶のみである)。

アニメ第2期および映画では、放課後ティータイムの上級生組4人が修学旅行に行った際に購入した(梓にはおみやげとして渡した)「け」「い」「お」「ん」「ぶ」の一文字が刻まれたキーホルダーを各自一文字所有し、全員がバッグに取り付けている。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

高校の軽音部に所属する女子生徒たちの日常を描いた作品です。このアニメには、笑いあり涙ありの感動的なシーンがたくさんありますが、私が特に泣いたシーンは、最終話の卒業式の場面です。そこでは、卒業を控えた唯、澪、律、紬の4人が、後輩の梓と出会ってからの思い出や感情が思い出されました。梓は涙を流しながら笑顔で応えます。私はこのシーンを見て、涙が止まりませんでした。4人と梓の絆や友情が伝わってきて、とても感動しました。このシーンは、アニメの「けいおん!!」の中でも最高の名場面だと思います。

けいおんの泣けるポイントは2シリーズのアニメ作品終盤にそれぞれ訪れる学園祭でのライブや、唯たちが3年生になった年の夏休み以降の描写で増えていく1人軽音部に残る事になる梓に対しての4人の思いやり。放課後ティータイムのメンバーは一見するとのほほんと日々を過ごして物事を深く考えていないようにも映りますが、例えば2期20話の学園祭におけるライブが終わったあと、普段のように5人が今後について話していく中で「次の学園祭は無い」という事に気付いて言葉にならない感情があふれ出すシーンのように少女から大人の女性に変わっていく瞬間を捉えたエモーショナルな場面も多く見られます。このシーンは恐らくストーリー上でも重要な意味を持っていて、卒業する4人が梓に送った『天使にふれたよ』という曲の歌詞にも強く反映されていると感じました。このシーンを解釈した後に聞くと涙が零れ落ちるようになると思います。

感動系アニメであり、青春系アニメにおいて頂点でもあるけいおん!です。2期構成で全50話あり、一年生から卒業までが描かれているため、すっきりと完結しています。一年生から卒業まで描かれているからこそ、キャラクター同士の関係や出来事、成長など感動する場面も多く、最後の文化祭は涙なしには見られません。10年前ぐらいのアニメですが、作画も現在に比べても劣っておらず、違和感なく見ることが出来ます。アニメの頂点と言われるけいおん!を見ることによってアニメ文化に触れることができるうえに、感動することも出来るので良い作品だと思います。

作品紹介:ピンポン

〇出演声優

  • ペコ/星野 裕 (cv.片山福十郎)
  • スマイル/月本 誠 (cv.内山昂輝)
  • ドラゴン/風間 竜一 (cv.咲野俊介)
  • アクマ/佐久間 学 (cv.木村 昴)
  • チャイナ/孔 文革 (cv.文曄星)

〇あらすじ

ピンチの時にはヒーローが必ず現れるーー。

自由奔放で自信家のペコ(星野裕)。クールで笑わないスマイル(月本誠)。二人は片瀬高校卓球部。子供のころ、ペコに誘われて卓球道場タムラで卓球を始めたスマイルはかなりの腕前だが、今でもペコには勝てない。そんなペコの前に、辻堂学院の留学生、孔 文革(コン・ウェンガ)が立ちふさがる。また、片瀬高校の顧問・小泉は、スマイルの能力をさらに開花させるために個人レッスンに乗り出す。ドラゴン(風間竜一)率いる常勝・海王学園を揺るがすのは誰か。海王に通うペコとスマイルの幼馴染、アクマ(佐久間学)も闘志を燃やす。各人の思いをよそに、インターハイ予選は近づいてくる。274cmを飛び交う140km/hの白球。その行方が、頂点を目指す少年たちの青春を切り裂く。

ヒーローは、現れるのかーー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

2000年代に映画化もした、卓球をテーマにした漫画のアニメ化作品です。コアなファンもたくさんいる、絵柄やストーリー、どれをとっても個性と魂溢れる唯一無二の作品です。基本的には高校の卓球部を舞台にしたスポ根ですが、主人公・ペコと親友・スマイル、国内外のライバルたちや教師など、様々なキャラクターの人生観が卓球に絡めて描かれます。アニメは漫画の個性を最大限に活かそう、再現しようとしたことが分かる仕上がりで、1シーン1シーンが痺れるぐらいにかっこよくて、たまりません。かなり個性的な作品ですが、しかし根底にあるものは真っすぐで熱いスポーツドラマです。数々のキャラクターの卓球に賭ける熱い人生ドラマにうるっときて、特にペコとスマイルの心の変遷、スマイルが辿り着いたラストの境地には泣かされます。

作品紹介:フルーツバスケット

  • 放送期間
    2019年4月~9月(第1期)
    2020年4月~9月(第2期)
    2021年4月~6月(ファイナルシーズン)
  • 公式サイト
    https://fruba.jp/
  • 制作会社
    TMS、8PAN

〇出演声優

  • 本田 透 (cv.石見舞菜香)
  • 草摩 由希 (cv.島﨑信長)
  • 草摩 夾 (cv.内田雄馬)
  • 草摩 紫呉 (cv.中村悠一)
  • 草摩 楽羅 (cv.釘宮理恵)

〇あらすじ

完全新キャスト&スタッフによる全編アニメ化!

物語はついに最終章に突入ー

母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。

しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。

その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。

公式サイトより

〇感想・レビュー

少女漫画の名作、フルバのアニメバージョンもおすすめです。平成版もありますが、原作ストーリーに忠実な令和版は、1人お気に入りのキャラ、事情に感情移入できるキャラクターが見つかれば必ず泣けると思います。それぞれのキャラクターが持って生まれた「呪い」に苦しみながらも成長してそこから解き放たれていく物語です。とても優しい物語で、特に主人公・透くんは絶対に人の痛みや苦しみを否定せず、全てを受容してくれるキャラクターです。「聖人すぎる」などと言われることもありますが、透くんの絶対に相手を否定しない姿勢、全力で相手を受け入れようとする姿勢には大人になればなるほど感心させられます。誰かにそうしてもらうことでしか痛みや苦しみを解放できない人々がいて、フルバではそうしたキャラクターがたくさん出てきて、やがて彼らが成長していくのを泣いたり笑ったりしながら見届けられます。

作品紹介:NANA

〇出演声優

  • 大崎ナナ (cv.朴璐美)
  • 小松奈々 (cv.KAORI)
  • 本城蓮(レン) (cv.木内秀信)
  • 高木泰士(ヤス) (cv.川原慶久)
  • 一ノ瀬巧(タクミ) (cv.森川智之)

〇あらすじ

東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属する BLACK STONES と恋人の本城蓮が所属する TRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

一般的にあまり泣けるイメージはないかもしれませんが、真剣に見るとぽろりと泣くぐらい感動するシーン・ジンとくる恋愛シーンが幾つかあると思います。少女漫画のアニメ化は一般的に成功例が少ないかもしれませんが、このNANAのアニメ化はすごくよく出来ていて、原作のカッコよさ、おしゃれさ、二人の主人公の個性、感情が自然と高ぶるドラマ性などがとてもよく再現されています。NANAの大切な要素である音楽もいいです。中盤以降恋愛関係・人間関係がかなりもつれて、大人向けな内容になってきますが、初期は愛に真っすぐな奈々とナナの二人のドラマに自然と涙すると思います。もちろん後半にも山場はありますが、そこまではまだアニメ化されていません。実写映画を見たことがあるぐらい、という人にも原作はもちろん、アニメもおすすめです。

作品紹介:NARUTO 疾風伝

〇出演声優

  • うずまきナルト (cv.竹内順子)
  • 春野サクラ (cv.中村千絵)
  • はたけカカシ (cv.井上和彦)
  • うちはサスケ (cv.杉山紀彰)
  • 火影綱手 (cv.勝生真沙子)

〇感想・レビュー

バトルものの印象が強いと思われるので以外かもしれないが、ナルトの両親についてフォーカスされる部分については命を懸けてまで子供を護った彼らの愛が涙を誘います。「九尾のバケモノ」と蔑まれるような未来が分かっていながらもミナトとクシナが彼の腹の中に九喇嘛を封印したのかという疑問に関する背景や、これまで両親の愛情を感じる事無く常に寂しさと隣り合わせで育ってきたナルトがミナトとクシナの両方に(精神世界が中心だが)邂逅し、どこか幼い子供のように甘えるように自身の境遇を冗談っぽく嘆きながらも、その反面で世界を救う救世主としての責任感を伴って感謝を伝えた一連のやり取りは「ここまでこの作品を追ってきて良かった」と素直に感じる感動の場面でした。

作品紹介:葬送のフリーレン

〇出演声優

  • フリーレン (cv.種﨑敦美)
  • フェルン (cv.市ノ瀬加那)
  • シュタルク (cv.小林千晃)
  • ヒンメル (cv.岡本信彦)
  • ハイター (cv.東地宏樹)
  • アイゼン (cv.上田燿司)

〇あらすじ

「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。

“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。コミックスは既刊12巻ですでに累計部数1700万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!

主な制作スタッフ陣は、監督は『ぼっち・ざ・ろっく!』のヒットが記憶に新しい斎藤圭一郎。シリーズ構成は鈴木智尋(『ACCA13区監察課』)、キャラクターデザインは長澤礼子(『takt op.Destiny』)、音楽はEvan Call(『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』)が担当。そしてアニメーション制作は『ワンパンマン』や『Sonny Boy -サニーボーイ-』などバトルアクションから叙情的なドラマまで幅広い作品を世に送り出すマッドハウス。そして主演となるフリーレン役の声優は、『SPY×FAMILY』のアーニャ役など、多彩なキャラクターを確かな演技力で表現している種﨑敦美。

「葬送のフリーレン」が、アニメとなってどんな魔法を見せてくれるのか―。2023年秋、放送開始。

公式サイトより

〇感想・レビュー

4人の勇者パーティーが魔王を倒し旅を終え、半世紀流星という50年に一度の流星群を眺めた後、エルフの女性フェルンは、50年後に違う場所に案内するという約束を交わし、パーティーは解散します。1話目で解散するのか…と、気になって私は続きを見ていると、あっという間に時がたち約束していた4人が再び集まったのですがフェルン以外のメンバーはすっかり50年の月日を重く感じる様な容姿になっており、少々驚いていたフェルンですが、案内をするといった場所に3人を連れて行き、半世紀流星を見て幾日か経った頃、メンバーのかつての勇者だったヒンメルが亡くなります。フェルンは気が付けば自分がなぜか泣いていて、その出来事をきっかけに再び度に出るフェルン。死んだ人にはもう会えない、知ろうとしてももう話すこともできない。そんな想像をすると自分もいずれそんな日を…と考えるものがあり思いふける作品になっています。

作品紹介:鋼の錬金術師

〇出演声優

  • エドワード・エルリック (cv.朴 璐美)
  • ヴァトー・ファルマン (cv.室園丈裕)
  • アルフォンス・エルリック (cv.釘宮理恵)
  • ショウ・タッカー (cv.永井 誠)
  • ピナコ・ロックベル (cv.麻生美代子)

〇あらすじ

エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。

己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。

エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。

右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ—。

公式サイトより

〇感想・レビュー

こちらもダイレクトに人の死に触れたりするので私の弱点でもあります。その中でも子供が絡んでくるエピソードには心を痛ませ考えさせられ感情移入せずにはいられません。主人公のお母さんを生き返らせるのに失敗してしまった挙句、兄弟を代償に失うといったエピソードや、焦って心に余裕を無くし正気ではなくなり実の娘と飼っていた犬を合成獣にしてしまう者の話です。また登場人物にマース・ヒューズという中佐がいますが彼にも幼い娘がおり愛する妻と3人で暮らしていましたが、とある問題で仲間に危機を伝えようとするも、仲間に化けた敵に阻止されてしまいます。が、とっさに攻撃しようとしたところ敵が今度はヒューズ中佐の愛する妻の姿に変身をし惑わせ、力尽きてしまいます。好きなキャラクターでなんとも悲しく泣ける話ですが、たくさんの仲間に見送られ誇らしいです。他にもいい話もたくさんあっておすすめです。

作品紹介:四月は君の嘘

〇出演声優

  • 有馬公生 (cv.花江夏樹)
  • 宮園かをり (cv.種田梨沙)
  • 澤部 椿 (cv.佐倉綾音)
  • 渡 亮太 (cv.逢坂良太)
  • 井川絵見 (cv.早見沙織)

〇あらすじ

かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。

それから3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。

かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみである公生とも行動を共にするようになる。公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気をつかって想いを伝えられないでいた。椿は公生のかをりへの恋心に気付き、また自身に芽生えた公生への恋心にも気付き苦悩する。

かをりは、公生のことを友人Aと呼び、ぞんざいに扱いつつも、自分の伴奏を命じるなど、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。また、かつて公生の演奏に衝撃を受けピアニストを目指すようになった、小学生の時からのライバルである相座武士や井川絵見にも背中を押され、母親の親友で日本を代表するピアニストの瀬戸紘子に師事し、公生は再び音楽の道に戻っていく。

しかし実は、かをりには周囲に隠し続けていた秘密があった。次第に身体を蝕む病のため、物を持ったり歩いたりすることが困難になり、学校を休んで入院生活が続くようになっていく。公生は東日本ピアノコンクールに出場して入賞することで、ピアニストとしての道を歩もうと努力する。そんな公生の影響を受けて、かをりもこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートをしようと決意する。

しかし、かをりの容態は、悪化の一途を辿っており、容態が急変してしまう。公生は、かつての病弱な母親をイメージさせる少女に、再びトラウマが呼び起こされ、かをりを失うことへの恐怖から、ピアノを弾くことができなくなり、なかば作品の総仕上げの練習ができないまま、コンクール本番を迎えることになってしまう。

そして、コンクールの日が訪れる。奇しくも、かをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱えていた公生だったが、かをりを想いながら、かをりの幻と共にアンサンブルを奏でながら、すべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する。公生のピアノは、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受けるが、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう。

コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりの公生への秘められた想いと、ささやかな「嘘」が綴られていた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

かつては各賞を総なめするが、ある時集中すると自ら弾くピアノの音が聞こえなくなる症状が現れ、現在ではコンクールに出ることのなくなった主人公の少年がかつて彼の音楽を聴いてバイオリニストを目指した少女に導かれるように再生していく物語です。「いてもいなくてもいいのなら、そばにいるよ。」などの名ゼリフやひたむきに前に進もうとする主人公の姿、そして最終回の少女の手紙などは涙なしでは見られません。ちなみに少女の手紙の内容から、このアニメのタイトル「四月は君の嘘」の意味が分かるようになっています。

作品紹介:終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

〇出演声優

  • ヴィレム・クメシュ (cv.新井良平)
  • クトリ・ノタ・セニオリス (cv.田所あずさ)
  • アイセア・マイゼ・ヴァルガリス (cv.Machico)
  • ネフレン・ルク・インサニア (cv.上原あかり)
  • ラーントルク・イツリ・ヒストリア (cv.荒浪和沙)

〇あらすじ

妖精兵器と呼ばれる少女たちと生き残った準勇者との儚くそして切ない物語。

地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。かろうじて生き残った種族は地上を離れ、浮遊大陸群レグル・エレと呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。500年後の空の上で目覚めたヴィレム・クメシュは、守りたかったものを守れず、それどころか自分一人だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、思いもよらず始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。

公式サイトより

〇感想・レビュー

ヒトが獣に滅ぼされた世界で数百年の眠りから覚めた人間の主人公が、人間の代わりに獣と戦っている妖精兵士の世話をすることになり、その中で妖精兵士の一人が彼のことを好きになります。ただ妖精兵士の寿命は短く、彼女はだんだんと妄想にとりつかれるようになっていきます。そんな中、大規模な戦闘がおこり、男と少女は一緒に出動することになります。そこで起こった出来事や少女の思いに涙が止まらなくなります。ちなみに、そこで獣の正体がわかり、そのことにはぞっとさせられます。

作品紹介:凪のあすから

  • 放送期間
    2013年10月~2014年4月
  • 公式サイト
    http://nagiasu.jp/
  • 制作会社
    P.A.WORKS

〇出演声優

  • 先島 光 (cv.花江夏樹)
  • 久沼さゆ (cv.石原夏織)
  • 向井戸まなか (cv.花澤香菜)
  • 先島あかり (cv.名塚佳織)
  • 比良平ちさき (cv.茅野愛衣)

〇あらすじ

その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。

海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。

海底にある海村で暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と地上に暮らす木原紡。

海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

ちょっと不思議な世界で繰り広げられる少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)

公式サイトより

〇感想・レビュー

海の中で生きられる人間と陸で生きる人間は交流が途絶えていたが、ある日ヒロインの女の子が陸な人間と出会い、そこから陸の人間との交流が始まります。色々と衝突しながらも青春を謳歌する少年少女の物語です。その後事件があり5年が経ち、5年間眠ったままだった人々と、5年間生きてきた人々で歳の差がうまれ、昔の子供次代には戻れない、時間の差が生まれてしまい、さらにヒロインは好きという気持ちを失ってしまいます。主人公は5年の差に戸惑い、活動しながらもヒロインのために様々な困難に立ちむかい、好きという感情に対しての人々の考えに触れていくお話です。少年少女の青春恋物語ですが、時間などは考えられる内容であり、涙なしには見れない作品です。主人公を好きないわるゆ負けヒロインがいますが、本当にその子が良い子すぎて泣けます。恋愛で結ばれない人もいますが、それでもハッピーエンドといえる作品だと思います。

作品紹介:鬼滅の刃

  • 放送期間
    2019年4月~9月(竈門炭治郎 立志編)
    2021年10月~11月(無限列車編)
    2021年12月~2022年2月(遊郭編)
    2023年4月~6月(刀鍛冶の里編)
    2024年4月~(柱稽古編)
  • 公式サイト
    https://kimetsu.com/anime/
  • 制作会社
    ufotable

〇出演声優

  • 竈門炭治郎 (cv.花江夏樹)
  • 竈門禰豆子 (cv.鬼頭明里)
  • 我妻善逸 (cv.下野 紘)
  • 嘴平伊之助 (cv.松岡禎丞)

〇あらすじ

時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、”鬼狩り”の道を進む決意をする。人と鬼とが織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まるーー!

公式サイトより

〇感想・レビュー

主人公炭治朗が、同期のぜんいつたちと一緒に炎柱の煉獄さんに出会って、一緒に汽車に乗ったシーンで、煉獄さんがお弁当を食べてうまいと連発するシーンも、面白かったです。煉獄が鬼を倒すシーンもかっこよかったです。みんなが夢の中に入っていったシーンでは、ぜんいつが妹ねずこの夢を見るシーンも面白かったです。炭治朗が家族と再会したシーンも、良かったです。炭治朗が鬼のえんむと戦うシーンも迫力がありました。煉獄があかざと戦った後、命を落とす前に炭治朗達の話をし、目の前に母が立派にできましたよと言ったシーンも感動しました。

このアニメは主人公の炭治郎が鬼の鬼無辻に家族を殺される話しで、炭治郎の生い立ちを描いたところとそれぞれの鬼の生い立ちが悲しくて、涙なしには見られません。特に劇中で流れる「竈門炭治郎の歌」は家族を鬼に殺された炭治郎とその妹の禰豆子の境遇に共感でき、余計に悲しくなってきます。また、映画の「鬼滅の刃」の無限列車編では炎柱の煉獄が上弦の参の猗窩座と戦うシーンが涙なしでは見られません。また、このアニメは制作途中ですが、これからも泣けるシーンがあると思われ、おすすめしたいアニメです。

世界でいちばんやさしい鬼狩りという事だけはあって出てくる人のほとんどが優しい人達ばかりです。主人公の炭治郎は妹を助ける為に鬼に立ち向かうお話ですが、一番泣いてしまった場所はやはり煉獄さんのお話です。強気者は弱気者を助ける為に存在するんだと母親のいう事を守り、父親に才能がないと言われてもまっすぐに鬼に立ち向かう煉獄さんがかっこよかったです。鬼になれば死なないとそそのかされても自分の事を曲げずそして亡くなる寸前まで次世代の炭治郎に道を示してくれて、最後にお母さんに会えたところで泣けてしまいました。

作品紹介:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

〇出演声優

  • 野原しんのすけ (cv.矢島晶子)
  • 野原みさえ (cv.ならはしみき)
  • 野原ひろし (cv.藤原啓治)
  • 野原ひまわり (cv.こおろぎさとみ)

〇あらすじ

「クレヨンしんちゃん」の劇場映画シリーズの9作目。昔のテレビや生活を再現した「20世紀博」に夢中で仕事をしなくなる大人に異変を感じるしんのすけ。それは大人の回顧心を使って未来の時間を奪うオトナ帝国化計画だった。

公式サイトより

〇感想・レビュー

しんちゃんたちが20世紀はくに行ったシーンで、みさえが魔法少女になったシーンが、面白かったです。大人たちが20世紀はくに行ってしまった時、しんちゃんたちがバスに乗ったシーンで、おしっこをするシーンも笑いました。子供の頃のひろしと出会い、ひろしの過去の話も、感動しました。野原一家が揃ったシーンでは、みんながにおいを消すのを阻止するシーンも凄かったです。しんちゃんが体に傷を負って全力で走っていくシーンも、かっこよかったです。いい作品でした。子供向けアニメなのに中身が大人に描かれている所が素晴らしかったです。

作品紹介:赤ちゃんと僕

  • 放送期間
    1996年7月~1997年3月
  • 制作会社
    ぴえろ

〇出演声優

  • 榎木拓也 (cv.山口勝平)
  • 榎木実 (cv.坂本千夏)
  • 榎木春美 (cv.宮本充)
  • 榎木由加子 (cv.渡辺美佐)

〇あらすじ

漫画は1991年11号から1997年14号まで花とゆめ(白泉社)に連載。第40回(平成6年度)小学館漫画賞受賞。2021年11月時点で累計発行部数は1770万部を記録している。

母を亡くした主人公が幼い弟の世話をしながら奮闘する日常と周りとの交流を主に描いたホームコメディで、1話から数話完結の話で構成される。また扱われるテーマは多岐に渡り、時には非常に深刻なテーマ(いじめ、家族との確執を含む家庭問題など)も扱う。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

小学生のお兄ちゃんがまだ幼い弟と日々を過ごす姿が微笑ましく、そして涙するシーンも多い作品です。母親が早くに亡くなり、シングルファーザーとして奮闘するお父さんの姿も涙なしには見られないもので、毎日大変な中でも家族の絆であったり、男同士の強いつながりであったりを感じさせるシーンにグッとくるものがありました。物語自体は全体的にほのぼのと描かれているのですが、現実的にありえる彼らの姿にエールを送らずにはいられなくなるストーリーで、今でいうヤングケアラーとなったお兄ちゃんがのけなげな姿に感動です。

作品紹介:おおかみこどもの雨と雪

〇出演声優

  • 花 (cv.宮﨑あおい)
  • 彼 (cv.大沢たかお)
  • 雪(少女期) (cv.黒木 華)
  • 雨(少年期) (cv.西井幸人)
  • 雪(幼年期) (cv.大野百花)
  • 雨(幼年期) (cv.加部亜門)

〇あらすじ

全世界待望の細田守監督最新作! またしても、あらゆる世代を魅了する作品が誕生した!

2006年『時をかける少女』で、人生のある瞬間にだけ訪れる煌めくような青春の断片を活写。2009年『サマーウォーズ』で、人と人との絆が生み出す力が世界の危機を救う奇跡の物語を描き、国内外の映画賞を席巻。今や世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田守だが、なぜ細田作品は幅広い世代を魅了するのか?細田作品は、大袈裟な物語ではなく、格好良いヒーローが描かれるわけでもない。実際にありそうな町で、実際にいそうな人々に囲まれ、主人公が少しだけ特別な状況に悩み、あがき、努力する。そんな等身大の物語が、じっくりと練られたシナリオを基に、躍動感ある映像で描かれている。だから私たちは主人公を身近な存在として捉えて強く共感し、彼らの活躍に手に汗握るのだ。ファンタジックなのにリアル。それこそが細田作品の魅力。その持ち味は、最新作『おおかみこどもの雨と雪』でも存分に発揮されている。

公式サイトより

〇感想・レビュー

細田守さんの作品で、彼の作品らしくとても映像が美しいです。ありえない設定のお話ですが、それでも他人ごとではないような物語となっていて、最後はハンカチがグシュグシュになるくらい感動の涙を流していました。音楽がまた素晴らしく、とてもやさしい気持ちになれます。おおかみと人間の子どもとして生まれた雨と雪がかわいらしく、正反対の性格の二人がこれからどのように生きていくのか、ハラハラドキドキしながら見守りながら作品を見ていました。見た後に深く考えさせられる作品で、見る人によって感じ方が違う作品でもあると思いました。

作品紹介:SPY×FAMILY

  • 放送期間
    2022年4月~6月(第1期第1クール)
    2022年10月~12月(第1期第2クール)
    2023年10月~12月(第2期)
  • 公式サイト
    https://spy-family.net/tvseries/
  • 制作会社
    WIT STUDIO、CloverWorks

〇出演声優

  • ロイド・フォージャー (cv.江口拓也)
  • アーニャ・フォージャー (cv.種﨑敦美)
  • ヨル・フォージャー (cv.早見沙織)
  • ボンド・フォージャー (cv.松田健一郎)
  • フランキー・フランクリン (cv.吉野裕行)

〇あらすじ

人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国オスタニアと西国ウェスタリスは、十数年間にわたる冷戦状態にあった。

西国の情報局対東課〈WISEワイズ〉所属である凄腕スパイの〈黄昏たそがれ〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。

その名も、オペレーション〈梟ストリクス〉。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏たそがれ〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。

だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。

ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。

公式サイトより

〇感想・レビュー

とてもはまっている作品です。笑いあり感動ありの作品で、久しぶりに家族で見られるアニメかと思います。あまりにひどい描写が少ないので子どもと一緒に見ていますが、家族とはいったいなんなのかとよく考えさせられます。血のつながりがなくても、絆があればそれだけで十分に家族なのだと思わせてくれる作品で、アーニャがかわいくもあり、大好きなキャラクターです。それぞれ闇を抱えている部分があり、それが見え隠れすると涙なしには見られないストーリーの時もあります。それぞれ生きていれば色々なことがあり、それでも大事な人と一緒に笑顔で過ごすことをモーっとにしている彼らを見習いたいです。

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