作品紹介:冴えないヒロインの育て方fine
- 放送期間
2019年10月 - 公式サイト
https://saenai-movie.com/ - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- 安芸倫也 (cv.松岡禎丞)
- 加藤恵 (cv.安野希世乃)
- 澤村・スペンサー・英梨々 (cv.大西沙織)
- 霞ヶ丘詩羽 (cv.茅野愛衣)
- 氷堂美智留 (cv.矢作紗友里)
〇あらすじ
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing softwareを結成。やっとのことで一作目を発表した──。
英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンドicy tailとともに新作の開発を進めるが……。
英梨々と詩羽の大作はどうなるのか?倫也と恵の関係に異変が?はたしてblessing softwareの新作の行方は?冴えないヒロインをめぐる青春グラフィティ、グランドフィナーレ。
公式サイトより
〇感想・レビュー
大人気ラブコメアニメの映画作品です。新生「blessing software」として再スタートをする倫也と恵。そんなゲーム制作の日々で、二人の距離も徐々に近づいていくが、再び二人の距離が遠のく事態が起きてしまいます。そんな拗れた二人の恋の結末を描く、「冴かの」最終章。「冴かの」完結編ということもあって、非常にクオリティの高い映画となっています。倫也と恵の恋の結末もそうですが、ラブコメ作品といえば勝者もいれば敗者がいるということ。是非ともこの物語の着地点と共に、ヒロイン全員の想いと覚悟を受け止めてあげてください。私たちが受け止めきれずに溢れた想いは、自然とあなたの涙として現れるでしょう。
作品紹介:ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
- 放送期間
2017年7月 - 公式サイト
http://ngnl.jp/ - 制作会社
MADHOUSE
〇出演声優
- リク (cv.松岡禎丞)
- シュヴィ (cv.茅野愛衣)
- コローネ・ドーラ (cv.日笠陽子)
- ジブリール (cv.田村ゆかり)
- ノンナ・ツェル (cv.井口裕香)
〇あらすじ
願ったのは、共に生きることーー。
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる《盤上の世界(ディス・ボード)》が創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。
公式サイトより
〇感想・レビュー
ノーゲーム・ノーライフ(略してノゲノラ)ですが、私は映画から入りました。12種族が戦争をしている舞台なのですが、そこで人間のリクとエクスマキナ(機械)のシュビィが出会うところから始まります。人間はこの戦争では非常に弱く、追い詰めらているのですが、シュビィと出会い、共にいることで、頭を使い形勢逆転を狙いながら、物語が進んでいきます。その中で2人の間に恋心が芽生えていきます。しかも、シュビィは機械なので、本当は心がないのですが、心を手に入れお互いに婚約を近い、指輪をシュビィに嵌め、最後の決戦に挑みます。そんな2人の悲しい恋と野望に心惹かれる物語です。
作品紹介:Angel beats!
- 放送期間
2010年4月~6月 - 公式サイト
https://www.angelbeats.jp/index.html - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 音無 (cv.神谷浩史)
- ゆり (cv.櫻井浩美)
- 天使 (cv.花澤香菜)
- ユイ (cv.喜多村英梨)
- 日向 (cv.木村良平)
〇あらすじ
舞台は死後の世界
運命に立ち向かう少年少女たちの物語
なんらかの理由で最後を遂げた少年・音無は、死後の世界の学校で、ゆりと名乗る少女と出会う。彼女は神に反逆する「死んだ世界戦線」のリーダーで、天使と日夜激戦を繰り広げていた。そして、立ちはだかるは神の使い・天使。それは、可憐なひとりの少女だった。生前の記憶が無く、この死後の世界で何が起きているのかも分からず戸惑う音無。
彼は、ゆりたちと共に戦う道を選ぶことにしたのだが…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いろんなキャラが出てきて、いろんな場面で泣けるのですが、私が一番感動したのは、ユイが死後の世界を去る場面です。去るまでの間に、日向とよく喧嘩しているユイですが、生前は全身麻痺を背負っていて全く動けない状態でした。そんな彼女の夢は結婚して、幸せな家庭を築くことというのを、物語の途中で思い出します。幸せにならないと、死後の世界から抜け出せないのですが、よく喧嘩をしていた日向に最後「俺が結婚してやんよ」と言われ、すごく嬉しそうに死後の世界から消えていなくなります。そんな2人の凹凸なコンビの恋がすごく泣けます。
あらすじは若くして命を失ってしまった少年少女が死後の学園を舞台にした作品です。その理不尽な死をきっかけに神に復讐しようとする登場人物たちの前に「天使」と呼ばれる少女と対立するバトル作品でもあります。主にギャグテイストの多いコミカルな作品ですが、登場人物1人1人が何故、どのように死んでしまったのか徐々に明かされていくシーンはとても切ないです。特にこの天使と呼ばれる少女の生い立ちはとても辛いもので、最終話のシーンはかなりシリアスで泣いてしまう作品です。
作品紹介:一週間フレンズ
- 放送期間
2014年4月~6月 - 公式サイト
http://oneweekfriends.com/ - 制作会社
ブレインズ・ベース
〇出演声優
- 長谷祐樹 (cv.山谷祥生)
- 藤宮香織 (cv.雨宮 天)
- 桐生将吾 (cv.細谷佳正)
- 山岸沙希 (cv.大久保瑠美)
- 藤宮志穂 (cv.中原麻衣)
〇あらすじ
僕らは、一週間を繰り返す。何度でも、何度でもー。
高校二年生の長谷祐樹は、普段から人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト、藤宮香織と友達になりたいと思い、彼女に話しかける。だが、彼女は「私、友達の記憶…一週間で消えちゃうの…」とそれを拒む。少年との思い出を失い続ける少女と、その思い出をひとつひとつ紡ぎあげていく少年―。たくさんの“切なさ”と“ひたむきさ”が詰まった、珠玉のストーリー。
葉月抹茶(掲載:月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)による青春グラフィティコミックがTVアニメ化。「一週間で友達との記憶が消えてしまう」という香織と、それでもひたむきに彼女と友達になろうとする祐樹。このふたりの主人公の心の機微を、『夏目友人帳』のブレインズ・ベースが繊細かつ美しいアニメーションで描いていく。
キャストは、まっすぐなキャラクターの祐樹を真摯に演じるのは山谷祥生、香織の複雑な心情を表現するのは期待の新鋭・雨宮天と、フレッシュな2人を抜擢。この2人が主人公たちに命を吹き込み、彼らの心の機微を表現していく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
一週間で記憶の消えるヒロイン藤宮さんと、藤宮さんに恋をする長谷君の悲しくも熱される恋物語です。物語が進むにつれわかるのですが、藤宮さんはとても優しく、臆病な性格です。そのため、1週間で記憶がリセットされるため、人を遠ざけるところがあります。しかし、長谷君はそんな藤宮さんに声をかけ、遊びに誘い、彼女を気遣いつつ、恋を実らせていきます。その過程で、記憶が無くなることを宣言されるのですが、態度を変えることなく、懸命に「どうすればいいか藤宮さんが幸せになるか」を考え行動します。そんな2人の記憶が無くなった時の対応の違いがありつつ進んでいく物語がすごくおススメです。
作品紹介:東京喰種
- 放送期間
2014年7月~9月(第1期)
2015年1月~3月(第2期)
2018年4月~6月(第3期)
2018年10月~12月(最終章) - 公式サイト
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/first/ - 制作会社
studioぴえろ
〇出演声優
- 金木 研 (cv.花江夏樹)
- 霧嶋董香 (cv.雨宮 天)
- 月山 習 (cv.宮野真守)
- 芳村 (cv.菅生隆之)
- 笛口雛実 (cv.諸星すみれ)
〇あらすじ
「 悲劇、2周目。」
人間の死肉を喰らう怪人“喰種”が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで“喰種”の内臓を移植され、半“喰種”となる。
人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と“喰種”の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは“喰種”芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが“喰種”と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは“喰種”と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。
――僕は“喰種”だ――
全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、自らの人間的な部分を葬り“喰種”として生きることだった。走り出してしまった決意。暴走する優しさ。「強さ」の果てに、カネキが見たものとは…?
原作者・石田スイが紡ぎ出す、もうひとつの「東京喰種」が幕を開ける。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この映画は全体的に刺激が強いので年齢の低い方にはあまりお勧めをすることができませんが、アクション映画の中にたくさんの人間らしさについて訴えているシーンがあり、特にわたしは滝沢という男性が本来はグールを嫌い母親のために捜査官になったのにも関わらず、グールになってしまい自分の愛する母親を意図せず食べてしまったシーンはとても複雑な気持ちになり涙が止まりませんでした。また、グールになってしまった主人公とその親友ヒデとの間の友情は心が繋がっているとどんな見た目、性質でも助け合えるんだということを感じました。
作品紹介:デスノート
- 放送期間
2006年10月~2007年6月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/deathnote/ - 制作会社
MADHOUSE
〇出演声優
- 夜神月 (cv.宮野真守)
- L・竜崎 (cv.山口勝平)
- リューク (cv.中村獅童)
- 弥海砂 (cv.平野 綾)
- 夜神粧裕 (cv.工藤晴香)
〇あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ・・・死神が落とした「DEATH NOTE」をめぐる戦いが、いま始まる。
2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2100万部(2006年10月時点、現在2450万部)を超える大ヒット作「「DEATH NOTE(デスノート)」。
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。
デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。
キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく・・・。
大場つぐみ・小畑健原作のこの人気作品が、実写映画に続き、ついにアニメーション化決定!実写映画は公開と同時に日本全国に<デスノート現象>を巻き起こし、興行収入28億円を突破するなど絶好調。11月には後編の公開が決定している。さらに原作コミックスも映画のヒットと同時に爆発的な売れ行きを見せるなど、日本中が「DEATH NOTE」に熱狂する中、満を持してのアニメ化となった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こちらの映画はデスノートという自由に人を殺すことができるノートを拾った警察官の息子が、世界平和を願って犯罪者を殺していくことから始まります。主人公夜神月は、本来は平和を願っていた優しい人物だったはずなのに、自分の欲と世界の平和そして家族に対する色々な感情が交わって、何が本当の幸せなのかとても考えさせられる作品です。コメディ調ではない少しシリアスな内容ですが、主人公が亡くなるシーンでは彼は本当は幸せな平和な世界を作りたかっただけなのになぜこうなってしまったんだろうとポロッと涙の出た作品でした。
作品紹介:Charlotte
- 放送期間
2015年7月~9月 - 公式サイト
https://charlotte-anime.jp/ - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 乙坂有宇 (cv.内山昂輝)
- 友利奈緒 (cv.佐倉綾音)
- 高城丈士朗 (cv.水島大宙)
- 西森柚咲・美砂 (cv.内田真礼)
- 乙坂歩未 (cv.麻倉もも)
〇あらすじ
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有字。そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。それは麻枝 准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。
TVアニメ『Angel Beats!』放送開始から5年。麻枝 准が原作。脚本を手がける、完全新作オリジナルアニメーションが遂に始動。
公式サイトより
〇感想・レビュー
これは最後まで観て欲しい作品です。最初はチート無双アニメって感じだったので、泣ける要素は皆無でした。主人公の乙坂有宇も小ズルイところがあり、主人公感はあまりありませんでしたし。でもラストの急展開でガン鳴きしちゃいました。これ言っちゃうとネタバレも過ぎるので伏せますけど、いくらなんでも乙坂有宇はこの世の不幸を背負い過ぎだろうと。個人的な最終局面が急展開すぎたので、もう少しクローズアップしてほしいって感じました。でもだからこそ、強烈な切なさが生まれたというのもあるとは思ったりもするんですけどね。
作品紹介:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
- 放送期間
2018年1月~4月 - 公式サイト
https://tv.violet-evergarden.jp/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン (cv.石川由依)
- クラウディア・ホッジンズ (cv.子安武人)
- ギルベルト・ブーゲンビリア (cv.浪川大輔)
- カトレア・ボードレール (cv.遠藤 綾)
- ベネディクト・ブルー (cv.内山昂輝)
〇あらすじ
想いを綴る、愛を知るために。
感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
京都アニメーション大賞、初の「大賞」受賞作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(著・暁 佳奈、イラスト・高瀬亜貴子)が、満を持してアニメーションとなる。
監督を務めるのは、『劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-』で絆と愛の物語を描いた石立太一。シリーズ構成に吉田玲子を迎え、あたたかくも切ない物語を紡ぎ出す。キャラクターデザイン・総作画監督は、原作小説のイラストを手掛けた高瀬亜貴子。アニメーションで繊細に変化するヴァイオレットの表情を描き出す。情緒あふれる豊かな世界観と登場人物の細やかな心情に、京都アニメーションが映像として新たな命を吹き込む。
「お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンです」
公式サイトより
〇感想・レビュー
全体的に悲しいストーリーのアニメでした。主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンはよくも悪くも人形のような存在でした。戦争から生き残ったとはいえ、精神的には死んでいるも同然な状態でしたし。実際腕は義手でしたし、一見健常者のように見えても戦争に被害者でしたね。社会不適合者であるヴァイオレットが社会に馴染んでいく様を描かれているんですけど、泣けたのは今は亡き主人となったギルベルトを想う心。第一話の時点でギルベルトは亡くなっていたわけですからどうしよもうないんですけど、何故死んでしまったかな・・と切なくなりました。
このアニメも泣けるアニメを語る上では外せない作品だと思います。兵器として使われていた少女のヴァイオレットが手紙を代筆する仕事に就く事で今まで感じたことのなかった感情や他人への気持ちを経験していくストーリーです。戦争孤児だった自分を拾い、育ててくれた親代わりの存在の人が最後に言ってくれた「愛してる」の意味を知るために日々手紙を代筆していきます。初めは感情を持たなかったヴァイオレットが手紙を通して色々な感情を知っていく過程が泣けます。京都アニメーションが作り出す圧巻の作画にも注目です。
主人公のヴァイオレットは幼いころから感情を持っておらず引き取られた先の男性と一緒に軍隊で活動していました。男性はヴァイオレットの上司でヴァイオレットから「少佐」と呼ばれており、ある日ヴァイオレットは少佐から綺麗な色のブローチを贈られ、分からない感情が芽生えますが何と表現したらいいのか解らずのままブローチを受け取り大切そうに持っていました。その後出向いた戦場で少佐が負傷し帰らぬ人となりましたが。その際に少佐から言われた言葉を。言葉の意味を物語を通していろんな人物に出会い大きく触れて丁寧に感情を知っていくのですが。物語の一つ一つが泣ける内容になっており。毎話泣きました。最強チート作品です。おすすめです。
かつて「人間兵器」として、慕っている上司の下で戦っていた少女が、戦争中、上司と離れ離れになるときに上司が最後に言った言葉「愛してる」の意味を知るため、戦後、郵便局で代筆屋になります。人の心を理解していなかった少女が代筆の仕事を通じて様々な人に会うことで「愛してる」の意味を少しずつ理解していき、それに伴って戦争中に自分のしてきたことに心を痛め、そこから立ち直り、さらに人として成長していく様子が丁寧に描かれています。特にテレビアニメ版の第10話のエピソードは涙なしには見られません。
感情がわからない少女が、軍の少佐と出会い、戦争の道具として戦場で戦いながらも、人らしい感情を覚えていく。そして、戦後は人の感情、少佐に対する好きという感情がどんなものか、好きとはどんなことなのか、手紙を代行する仕事をしながら、手紙の依頼主の手紙に対する想いなどを理解していき、さまざまな人間らしい感情に触れていき、本当の意味で人形のような少女だった主人公が人間になっていくお話です。手紙の依頼人は様々な問題を抱えており、それに触れていく過程や手紙を依頼する理由などがとても泣けるお話です。
ヒロインヴァイオレットが戦争で一緒だったギルベルトと出会い、「愛している」と言われたシーンが、とても印象的でした。学校に行ったシーンで、仲良くなった女性が兄に手紙を書いていくシーンが素晴らしかったです。王女との恋文のシーンでは、結婚することを決まったシーンも、可愛かったです。娘に手紙を書くシーンでは、涙が止まりませんでした。ギルベルトの母に会ったシーンでは、涙を流したシーンも、素敵でした。映画外伝では、生き別れた姉妹の手紙の話も涙がとても感動しました。絵も美しかったです。
戦争で傷ついた人々の心を癒す手紙の代筆者となった少女の物語です。この作品は、美しい映像と音楽、感動的なストーリーで多くの視聴者を魅了しました。私の感想としては、このアニメは人間の想いや絆を深く描いており、涙なしには見られない名作だと思います。特に、ヴァイオレットが自分の過去と向き合い、成長していく過程は心に残りました。また、手紙の力や意味を改めて考えさせられる作品でもあります。このアニメは、戦争や孤独、愛や死など、重いテーマを扱っていますが、それだけに希望や光も感じられます。私はこのアニメを見て、人生の大切さや幸せを感じました。
いわずとも入れた神作品。自動手記人形のヴァイオレットが、戦争で死んだと思っていた『少佐』に再開する物語です。もともと軍人をしており感情が乏しかったヴァイオレットが、人と人との出会い、手紙を書くという職業を通して『愛してる』という感情を知るまでの物語であり、単なる成長ではなく相手の手紙を代筆をすることで人を通して自分を見つめるという俯瞰した視点での成長を描いている点が秀逸である。ラスト1時間は常に涙が止まりませんでした。人を愛するということの真摯さと、そこにある深い他愛について考えさせられました。
本作は感情を持たない主人公・ヴァイオレットが手紙の代筆業に就くストーリーです。「愛を知らなかったヴァイオレットが、出会う人それぞれの愛の形を手紙にすることで愛を知っていく。その過程で涙が止まらなくなる」や「一つ一つのエピソードにドラマがあり、主人公やその周りの人々の感情の描写が丁寧なところが好きです」と、少しずつ変わっていく主人公や、周囲の仲間たちの優しさに心を打たれたというファンが多かったです。アニメ!アニメ!の読者の中では、とりわけ第10話「愛する人はずっと見守っている」が大人気です。「家族のつながりが美しく描かれていて、今でも印象に残っています」と母と娘のエピソードに涙してしまったという声が届きました。
自動式人形になる事を決意をしたヴァイオレットが、社長に「知りたいんです。愛している、を」と言ったシーンはとても印象的でした。自動式人形になるための学校に行ったシーンで、友人の兄に手紙を書いたところも良かったたです。体が弱った母親が、娘に手紙を残していった話もとても素晴らしかったです。外伝では、生き別れた血のつながらない姉妹の話で、小さかったテイラーの手紙にも感動しました。テイラーが大きくなって、ヴァイオレットに会いに来て「ここで働きたい」と言って働き、数年ぶりに姉に合ったシーンは印象的でした。
主人公の女の子は戦うことしか教わらないで感情のないロボットのような子です。戦争が終わって戦うことを必要とされなくなった世界で周りの人との関わりが増え、だんだんと人間味が出てくる話です。ヴァイオレットが周りの人の「好き」という感情に触れることで、自分の中にも大切に思える人がいることに気がつく瞬間。何もわからない、感情がないが故にズバズバと言葉を言ってしまい、それで揺れ動く周りの人の心。どのエピソードも別れや出会いの瞬間がありその一つ一つに心のこもった優しい手紙が添えられています。話数追うごとに表情が柔らかく、目に光が出てきたように見える主人公の成長にとても感動します。
作品紹介:俺物語!!
- 放送期間
2015年4月~9月 - 公式サイト
https://www.vap.co.jp/anime-ore/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 剛田猛男 (cv.江口拓也)
- 大和凛子 (cv.潘めぐみ)
- 砂川誠 (cv.島﨑信長)
- 砂川愛 (cv.井上喜久子)
- 織田隼人 (cv.浪川大輔)
〇あらすじ
剛田猛男(ごうだたけお)は高校1年生。身長2m・体重120kg(いずれも推定)。真っ直ぐで不器用で鈍感な猛男は、女子からはモテないけど、男子からは超モテモテ!今まで好きになった子は、いつも幼馴染みで超イケメンの親友・砂川誠(すなかわまこと)の方を好きになってしまう。ある朝、猛男と砂川は通学電車の中で、痴漢に遭っていた女子高生・大和凛子(やまとりんこ)を救う。大和に一目惚れした猛男だけど・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
泣けるといっても悲しさからではなく、このカップルには幸せになって欲しいと思えました。そのように切実に感じて泣けるアニメでした。私の親友に主人公の剛田猛男みたいな男がいたこともあり、共感しまくりましたね。幸い本作のヒロインである大和凛子は男性の見た目には惑わされず、剛田猛男の本質を知って惚れてくれました。正直理想的な彼氏彼女のカップルという感じで、すごく尊いんです。この初々しいカップルの純粋な付き合い方を見ていると、胸がキュンキュンとしてしまいます。出来ればこの二人にはこのまま幸せな関係を続けてもらい、ゴールまで一直線で進んで欲しい。そんな気持ちで胸が一杯になり、泣ける作品でした。
作品紹介:CLANNAD
- 放送期間
2007年10月~2008年3月(第1期)
2008年10月~2009年3月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/clannad/clannad1/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 岡崎朋也 (cv.中村悠一)
- 古河 渚 (cv.中原麻衣)
- 藤林 杏 (cv.広橋 涼)
- 藤林 椋 (cv.神田朱未)
- 坂上智代 (cv.桑島法子)
〇あらすじ
進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は、無気力な毎日を送っている。毎日同じことの繰り返し。周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。そのためか、校内では浮いた存在になっていた。ある日、朋也は学校まで続く坂道の下で、一人の少女と出会う。
公式サイトより
〇感想・レビュー
泣けるアニメの金字塔。家族の絆や愛を題材にした作品です。作画で毛嫌いしてしまう人が多々います(自分のもその1人だった)が、気づいたら全く気にならなくなっています。この作品を絵が嫌いだけで切ってしまうのはあまりにも勿体無いです。第一期は高校生の主人公、岡崎朋也が6人のヒロインの悩みや葛藤を解決していき、岡崎自身も子供から大人へと成長していくストーリー構成になっています。第二期も初めは高校生編の続きから始まり、卒業して社会人になっていく様が描かれます。主人公の岡崎は家庭環境が良くなかったが、やがて自分の家族を持ち家族の愛を知っていく過程に心を動かされます。ネタバレになってしまうので深くは説明できませんが、泣けるアニメが観たい人には最推しのアニメです。作画を受け入れることが出来れば間違いなく後悔するようなことはありません。
人間の絆や成長を描いた感動的な作品です。主人公の岡崎朋也は、学校に興味がなく、友達も少ない不良少年ですが、同級生の古河渚と出会ってから、彼女の夢を叶えるために奮闘するようになります。物語は、朋也と渚の恋愛や結婚、そして家族としての試練を追っていきます。アニメは、原作ゲームの複数のルートを上手く織り込んでおり、登場人物たちの魅力や背景も丁寧に描かれています。特に、第二期の「AFTER STORY」では、朋也と渚の関係が深まるとともに、視聴者の心を揺さぶる展開が待っています。アニメ「CLANNAD」は、笑いあり涙ありの感動作です。
感動系といったら最も有名なタイトルだと思います。10年以上前の作品なので作画は今に比べては劣っています。しかし2期も含めて全48話の大作であり、すべてのお話が一つの終着点へとつながっています。感動系アニメの王道だからといってハッピーな話ばかりではないのもポイントです。いつも同じような展開のアニメが飽きてきたような方も満足できる内容になっています。また、付き合って終わりではなく結婚した先までもの話があるため、あまり見ることの無い展開も楽しむことができる、最高の感動系アニメだと思います。
こちらも純愛系の話なのですが本当に胸が切なくなるシーンが本当に多いですね。一見ただの学園アニメかと思いますがそれぞれのキャラクターたちにはそれぞれの想いがあって行動に移すのでその点を重点的に見てほしいですね。智也と渚が運命的に巡り合って関係を深めていくプロセスがすごく印象的で面白いです。個人的に渚は体が弱くて留年しているという背景があるのでその点も切なさを感じる部分の一つですね。物語が進むに従い渚と智也が恋仲に発展していくところが本当に切なさを感じられてたまりません。甘酸っぱい雰囲気に何故か泣かされるんですよね。
こちらはゲームブランド・Keyの恋愛アドベンチャーが原作。東映アニメーションによる映画と、京都アニメーションによるTVシリーズが制作されたタイトルです。読者からは「家族の大切さ、当たり前のことが当たり前にできる日々のありがたさがわかる、大好きな作品です!」や「すべてを観たあとは、オープニングを見直しただけで泣けてしまう」といったコメントが寄せられています。おすすめアニメないって聞かれた時は、間違いなくCLANNAD!と言います。それぐらいこのアニメが好きです。
作品紹介:STEINS;GATE
- 放送期間
2011年4月~9月(第1期)
2018年4月~9月(第2期) - 公式サイト
http://steinsgate.tv/index.html - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- 岡部倫太郎 (cv.宮野真守)
- 椎名まゆり (cv.花澤香菜)
- 橋田 至 (cv.関 智一)
- 牧瀬紅莉栖 (cv.今井麻美)
- 桐生萌郁 (cv.後藤沙緒里)
〇あらすじ
舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
このアニメは面白いアニメに取り上げられることはあっても泣けるアニメに取り上げられることはあまり無いと思いますが敢えてあげさせていただきます。アニメの内容は大学生主人公の岡部倫太郎(厨二病患者の為自身のことを鳳凰院凶真と名乗っている)が日頃から行っている実験(かなりお粗末なもの)でたまたま過去にメールを送れる装置を作り上げてしまう事と、天才高校生牧瀬紅莉栖出会う事で始まります。岡部倫太郎は初めは面白半分で過去改変を行っていくのですがのちに様々な問題に直面します。その様々な問題を解決していくうちに牧瀬紅莉栖に対する想いが変わっていくのですが結末が切なくて泣けてしまいます。二期にあたるSTEINS;GATE 0も岡部倫太郎から鳳凰院凶真への覚醒は涙なしでは見られません。
タイムトラベルをテーマにしたSF作品です。主人公の岡部倫太郎は、自称「狂気のマッドサイエンティスト」で、未来ガジェット研究所というサークルを運営しています。ある日、彼が発明したタイムマシンを使って、過去や未来にメールを送ることができることに気づきます。しかし、その行為が歴史の流れを変えてしまうことにも気づきます。彼は、自分や仲間たちの運命を変えるために、タイムトラベルの秘密に迫る組織と戦うことになります。このアニメは、非常に面白くて感動的な作品です。登場人物たちは個性的で魅力的で、視聴者の感情を揺さぶります。ストーリーは複雑でスリリングで、タイムトラベルのパラドックスや因果律などのSF的な要素が巧みに使われています。また、科学的な知識やオタク文化のネタも豊富で、知的な楽しみもあります。アニメーションや音楽も高品質で、作品の雰囲気を盛り上げています。
簡単に言うと電子レンジがタイムマシンになると言う話なのですが、過去を改変したことでタイムパラドクスが起きてしまいその運命を変えるために何度も過去に飛ぶと言う流れです。本当に主人公岡部の葛藤がシリアスに描かれていくので目が離せません。後半から岡部の無謀な挑戦が多く描かれるのですがその無力感が本当に切なさを掻き立てます。でもなんとしてでも大切な人を救いたいと言う諦めない心が身を結んで最後にはハッピーエンドが待っているので必ず見て欲しい作品ですね。絶対に後悔させないと断言できるくらい感動できる泣ける箇所がコンスタントに訪れるので非常におすすめの作品ですね。
作品紹介:忍空
- 放送期間
1995年1月~1996年2月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 風助 (cv.松本梨香)
- 藍朓 (cv.真殿光昭)
- 橙次 (cv.小杉十郎太)
- 里穂子 (cv.林原めぐみ)
- ヒロユキ (cv.鈴木勝美)
〇あらすじ
共和国軍と帝国軍による大戦の中、わずか数十名で帝国軍を壊滅寸前に追い込んだ「忍空組」は、なぜか突然戦うことをやめ、その姿を消した。終戦から三年、かろうじて勝利した帝国側は、忍空組残党の討伐を開始する――。元・忍空組一番隊隊長の風助は、幼少時に連れ去られた母を探しながら、昔の仲間たちと出会い、彼らとともに旅を続けることになる。
アニメイトタイムズより
〇感想・レビュー
主人公の風助という子供が拐われたお母さんを探す旅です。物語の初めは、風助がペンギンのベッドのひろゆきと共に旅を始めるところからです。物語の始まり時点でお母さんはすでに誘拐されています。風助は過去に、風助は帝国軍という悪の組織にお母さんが拐われています。その後、忍空という武闘集団に所属し、そこで一番隊隊長まで上り詰めます。忍空は帝国軍と戦うのですが、忍空隊は帝国軍に敗れバラバラになります。そして、風助の旅は始まり、昔世仲間との再会や敵に寝返ったかつての仲間と戦いなど感動的なイベントが待ち構えています。普段はおバカなキャラてますが、風助の子供らしい純粋な優しさが戦いの最中に垣間見えるシーンは毎回泣かされます。そして最後にお母さんと再会するシーンでは、大人顔負けの強さを誇る風助の子供らしく母の愛情を求める姿に感動しました。
作品紹介:母を訪ねて三千里
- 放送期間
1976年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/962/ - 制作会社
フジテレビ、日本アニメーション
〇出演声優
- マルコ・ロッシ (cv.松尾佳子)
- アンナ (cv.二階堂有希子)
- ピエトロ (cv.川久保潔)
- ペッピーノ (cv.永井一郎)
- フィオリーナ (cv.信沢三恵子)
〇あらすじ
イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコは、両親と鉄道学校に通う兄とともに慎ましく暮らしていたが、生活は日増しに苦しくなり、とうとう母がアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになる。寂しさをこらえ見送るマルコだったが、やがて母アンナからの便りが途絶えてしまう。母を捜しに行きたいというマルコの固い決意に父もとうとう旅立ちを許し、マルコの長く苦しい旅が始まるのだった。マルコは持ち前の明るく元気な性格でアルゼンチンでの様々な人との出会いや出来事を乗り越え、ついにトゥクマンの町で母アンナと再会する。
公式サイトより
〇感想・レビュー
舞台は19世紀のイタリアです。イタリアに住む少年マルコは、貧しい人々のために診療所を経営する父母兄と幸せに暮らしていました。しかし、生活は日増しに苦しくなり、母はアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになりました。寂しさをこらえ見送るマルコですが、やがて母からの便りが途絶えてしまいます。心配から母を捜しに行きたいと、マルコは決意し、父に許しを得て、旅を始めます。マルコは、船乗りや牧場主、サーカス団員など、様々な人と出会い、助けられながら、アルゼンチンへと向かいます。その中で、マルコはたくましく成長し、母への愛情を深めていきます。そして、ついにマルコはトゥクマンの町で母と再会します。母はマルコの旅を知って心配していたが、無事に再会することができ、2人は抱き合って喜び合いました。マルコの母への深い愛情と、困難を乗り越えて成長していく姿には感動しました。
作品紹介:フランダースの犬
- 放送期間
1975年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/843/ - 制作会社
ズイヨー映像、日本アニメーション
〇出演声優
- ネロ (cv.喜多道枝)
- アロア (cv.麻上洋子・桂玲子)
- ジェハンじいさん (cv.及川広夫)
- コゼツ (cv.大木民夫)
〇あらすじ
1870年頃のベルギー・フランダース地方に、絵を描くのが得意な少年ネロと祖父ジェハンが貧しいながらも人々の好意に助けられながら暮らしていた。ある日、ネロは金物屋の主人に捨てられた荷車引きの犬パトラッシュを道端で助け、家に連れて帰り一緒に暮らすことにする。元気になったパトラッシュは牛乳運びの仕事を手伝い、いつもネロと一緒に過ごすようになった。しかしジェハンは無理がたたり亡くなってしまい、ネロはたった一人きりになってしまう。貧しいネロに世間の風当たりは厳しく、願いだった絵のコンクールにも落選してしまい、とうとうネロはパトラッシュと訪れた教会のルーベンスの絵の前で静かに天に召されていくのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
舞台は19世紀のベルギー・フランダース地方です。貧しいながらも絵を描くことが好きな少年ネロと、彼をいつも見守る祖父ジェハンが暮らしていました。ある日、ネロは金物屋に酷使されていた犬パトラッシュを助け、一緒に暮らし始めます。ネロとパトラッシュは、お互いに支え合って、寒さや飢えに耐えながらも、幸せな日々を過ごしていました。しかし、ジェハンが病に倒れてしまい、ネロはパトラッシュと二人で、ジェハンの夢だったルーベンスの絵を見に行こうと決意します。二人は、嵐の夜にアントワープの大聖堂へと向かいました。しかし、途中でネロは倒れてしまい、寒さの中でパトラッシュと抱き合ったまま息を引き取ってしまいます。翌朝、ネロとパトラッシュの遺体は、ルーベンスの絵の前で見つかりました。村人たちは、二人の深い友情に涙し、二人を一緒に葬りました。
作品紹介:魔法少女まどか☆マギカ
- 放送期間
2011年1月~4月 - 公式サイト
https://www.madoka-magica.com/tv/ - 制作会社
シャフト
〇出演声優
- 鹿目まどか (cv.悠木 碧)
- 暁美ほむら (cv.斎藤千和)
- 巴マミ (cv.水橋かおり)
- 美樹さやか (cv.喜多村英梨)
- キュゥべえ (cv.加藤英美里)
〇あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
公式サイトより
〇感想・レビュー
見た目は可愛らしいが、内容は非常に重い作品です。私が特に感動して泣いてしまったシーンは、ほむらの過去が詳しく明かされたシーンでした。彼女は何度も時間を巻き戻して、まどかを救おうと一生懸命になっていました。しかし、そのたびに悲劇が繰り返され、ほむらは次第に冷めた性格になっていきます。最後に、まどかがほむらに「あなたは私の一番大切な友達だから」と言って抱きしめるシーンは、涙なしには見られませんでした。ほむらの苦しみとまどかの優しさが交錯する感動的なシーンでした。
暁美ほむら視点で見ていくと報われない愛が1つのテーマになっていると感じるまどマギシリーズ。病弱な1人の少女に希望を与えた鹿目まどかはその無償の愛をどんな人や動物にも、なんなれば魔法少女の成れの果てであり自分の敵として立ちはだかった魔女にすら捧げられる人間離れした存在であるが、物語本編、ここでは無印と表現させてもらうが、その中で最終的に全ての魔法少女の救済を願って神になったまどかに対し、あくまで1人の人間としての彼女に目を向け続け、どんな障壁が立ちはだかろうとも、自らが悪に堕ちたとしても構わないと覚悟するほむらの深く孤独な愛は後に公開される劇場版(通称:叛逆)を見ずとも十分に伝わってきます。本当は愛する人とただ平穏な毎日を過ごしていたいだけなのに、過酷な運命がそれを許さず何度もそんな大切な人の死を目の当たりにしてきたほむらの心情を思うと、自然と涙が浮かんできます。