おすすめボーイズラブアニメの紹介

おすすめボーイズラブアニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。

作品紹介:純情ロマンチカ

  • 放送期間
    2008年4月~6月(第1期)
    2008年10月~12月(第2期)
    2015年7月~9月(第3期)
  • 制作会社
    スタジオディーン

〇出演声優

  • 高橋美咲 (cv.櫻井孝宏)
  • 宇佐見秋彦 (cv.花田 光)
  • 上條弘樹 (cv.伊藤健太郎)
  • 草間野分 (cv.神奈延年)
  • 高槻 忍 (cv.岸尾だいすけ)

〇あらすじ

兄の友人で超有名小説家の宇佐見秋彦に、大学受験のため家庭教師をして貰うハメになった高校三年生の高橋美咲。ところが訪れた宇佐見の自宅で、兄と宇佐見を主人公にした「ボーイズラブ小説」を発見!副業で丸川書店のサファイア文庫なんてボーイズラブレーベルで妄想小説を書いている宇佐見に、思わずキレた美咲だが、寝起き最悪な宇佐見に襲われて散々な目に。だが、兄の幸せを願って恋心を打ち明けようとしない宇佐見を見ているうちに、次第に美咲の気持ちに変化が生じてくる。そんな折、美咲は兄の転勤を機に宇佐見のマンションに居候することに。一緒に暮らすうちに、宇佐見の仕事や複雑な家庭環境などに触れ、大変な目にあいながらも、少しずつ恋する気持ちを思い知らされていく美咲だったが…?

dアニメストアより

〇感想・レビュー

2024年現在も雑誌エメラルドで連載中の著:中村春菊の同名作品を2008年~2015年に渡りアニメ化した、ボーイズラブアニメの金字塔。家庭教師×高校生、年下攻め、社内恋愛など様々な「王道カップリング」を有名声優が演じます。少し懐かしさと温かみを感じる絵柄で、登場人物たちが一筋縄ではいかない紆余曲折を乗り越えながら、思いを寄せ合い体と心を通じあわせていく様を丁寧に描いています。「これぞまさにボーイズラブ」と豪語できるような、腐女子・腐男子デビューにもオススメ出来るまさに教科書的な作品です。

主人公は高校生です。ひょんなことから家庭教師をしてもらうことになったお兄ちゃんの友達との恋愛ストーリーです。心がときめく瞬間にこっちまでドキドキしてしまいます。お兄ちゃんが転勤で引っ越してしまい、ついに二人きりに!!居候するうちにお兄ちゃんの友達の家にボーイズラブの小説があることがわかり、次第に距離が縮まっていきます。ボーイズラブ特有のエッチなシーンもあり、ピュアな気持ちのシーンもありで、すごくハラハラする展開でした。

この作品のあらすじは超有名小説家の宇佐見に家庭教師をしてもらえることになった主人公「美咲」の恋愛模様を描いた作品です。この作品の魅力のネタバレは控えますが、実は宇佐見には片思いしている人がいて、美咲もその思いを知りながら宇佐見に惹かれていきます。その描写がとても切なく、とても主人公を応援したくなります。そしてアニメももちろん良いですが、OPもEDも可愛らしく、アニメにとってもピッタリな曲です。とてもおすすめな作品です。

「純情ロマンチカ」は、BLアニメの中でも定番と言われる人気作品です。3組のカップルが描かれており、それぞれの恋愛模様が異なる視点から丁寧に描かれています。特に主人公の美咲と有名小説家・秋彦のカップルは、愛情の不器用さやもどかしさが絶妙に表現されており、思わず応援したくなります。秋彦の大人の余裕と美咲の純粋さがぶつかり合うシーンが多く、笑いと共に温かい気持ちにさせられるのが魅力です。また、描写が過剰すぎないためBL初心者でも入りやすく、絵柄も繊細で見やすいのもポイントです。キャラクターたちの感情がエピソードごとに成長していくため、回を重ねるごとに登場人物への愛着が湧いてきます。恋愛に限らず、友情や信頼感を重視したシーンも多く、ストーリーに深みが増している点も高評価です。笑いあり、切なさありの「純情ロマンチカ」は、キャラクターの多様な恋愛感情に共感しながら楽しめる作品です。

複数のカップルが登場するオムニバス形式のBL作品で、異なる恋愛模様が楽しめるのが魅力です。メインとなるのは、純粋でまっすぐな性格の高橋美咲と、彼に恋心を抱く人気小説家・宇佐見秋彦の物語で、年の差カップルの微笑ましいやりとりが特徴です。二人の関係は時にコミカルで、思わず笑ってしまうようなシーンも多く、軽快なテンポで物語が進むため、気軽に楽しむことができます。また、他のカップルもそれぞれ個性的で、さまざまな愛の形を見せてくれるため、飽きることなく最後まで視聴できます。

主人公の男の子が小説家の先生の所へ勉強のためなどの理由で居候することになります。しかし、主人公と先生の間には感情的、社会的な問題が渦巻いていくという話です。ツンデレの主人公と主人公が大好きな小説家の先生の組み合わせがとても好きです。何より主人公の男の子のか弱さと純情具合が私の性癖に突き刺さった作品でした。主人公の男の子が小説家の先生、宇佐見さんをうさぎさんと呼んでいたり、アニメーションにもうさぎの人形が出てくることや、小説家の先生が子供っぽいものが好きな所も可愛くて良いです。

作品紹介:LOVE STAGE!!

  • 放送期間
    2014年7月~9月
  • 制作会社
    J.C.STAFF

〇出演声優

  • 瀬名泉水 (cv.代永 翼)
  • 一条龍馬 (cv.江口拓也)
  • 瀬名聖湖 (cv.DAIGO)
  • 相楽 玲 (cv.平川大輔)
  • 瀬名聖夜 (cv.置鮎龍太郎)

〇あらすじ

父は歌手、母は女優、兄は超人気バンド「クラッシャーズ」のボーカル。そんな超有名芸能一家に生まれた唯一の凡人・瀬名泉水(せな いずみ)は、超オタクな大学生。「魔法天使ララルル」を愛し、漫画家を目指して奮闘する泉水は、ある日どうしても断れずTVCMに出演することに。しかも正体を隠した女装で……!そのCM撮影の現場で、いまや超人気若手俳優・一条龍馬(いちじょう りょうま)と10年ぶりに再会した泉水だけれど…!?

dアニメストアより

〇感想・レビュー

原作:影木栄貴、作画:蔵王大志の布陣で2010年~2016年頃まで連載された同名作品のアニメ化。(2014年放送)また、2020年には映画化もされています。冴えないオタク大学生が、あることをキッカケに売れっ子俳優から一目惚れされている所からはじまり、芸能界をメイン舞台にしながら恋愛模様を描いています。原作者の実弟であるDAIGOがモデルのキャラクターも登場しており、アニメではDAIGO本人が演じたことで一時話題となりました。基本的にギャグテイストなのでとっつきやすく、明るいボーイズラブ作品を楽しみたい方にオススメです。

作品紹介:咎狗の血

〇出演声優

  • アキ (cv.鳥海浩輔)
  • ケイスケ (cv.杉田智和)
  • リン (cv.福山 潤)
  • 源泉 (cv.一条和矢)
  • シキ (cv.緑川 光)

〇あらすじ

命懸けのバトルゲームが、今はじまる

西暦20XX年。史上3度目の世界大戦“The 3rd division”が勃発。壊滅的な被害を被ったニホンは東西に分裂した。復興が遅々として進まぬ中、戦争しか知らずに育った若者たちは、ストリートファイト“Bl@ster”に興じ、鬱屈した心を紛わす。そんな若者たちの熱狂の渦の中に立つのは、Bl@ster無敗記録保持者・アキラ。だが、賞賛を浴びる彼の心は冷め切っていた。ただ、生きているだけの日々。虚しさを募らせるアキラに、運命の濁流が襲いかかる。突然の逮捕。覚えの無い殺人罪。過酷な取調べ。そして、アキラの前に現れた謎の女。彼女との取り引きに応じたアキラは、麻薬組織“ヴィスキオ”の本拠地“トシマ”に向かう。自由と引き換えに、ヴィスキオの支配者“王”を倒すために。殺人ゲーム“イグラ”のバトルフィールド、暴力と狂気が蔓延する無法地帯へ──。

BANDAI CHANNELより

〇感想・レビュー

2005年にNitro+CHiRALより発売された同名アダルトゲームのアニメ化作品です。(2010年放送)荒廃した日本で定期開催されている殺人ゲーム「イグラ」に、ひょんな事から冤罪をかけられた主人公が参加することになり、そこで出会う到底正気では無い人間たちに翻弄されながら愛に狂わされていくストーリー。作中登場人物である「ケイスケ」(CV:杉田智和氏)の演技はファンからの評価も高いです。流血表現や薬物描写などグロテスクな表現も多いのですが、シリアスなボーイズラブ作品が好きな人にはたまらない珠玉の作品です。

作品紹介:抱かれたい男1位に脅されています。

〇出演声優

  • 東谷准太 (cv.小野友樹)
  • 西條高人 (cv.高橋広樹)
  • 綾木千広 (cv.佐藤拓也)
  • 成宮 涼 (cv.内田雄馬)
  • 卯坂和臣 (cv.鳥海浩輔)

〇あらすじ

2013年7月、連載を開始した、桜日梯子による『抱かれたい男1位に脅されています。』。

5年連続で”抱かれたい男1位”だったベテラン俳優・西條高人と、その座を奪った新人俳優・東谷准太。芸能界を舞台に繰り広げられる”抱かれたい男”ツートップ同士の禁断のスキャンダルをセンセーショナルに描く本作は、遂にシリーズ累計発行部数250万部を突破。

そんないま最も人気を集めるボーイズ・ラブコミックが、ファン待望のTVアニメ化。

2018年、最大のスキャンダルが幕をあけるーー!

公式サイトより

〇感想・レビュー

大人気俳優として孤高のオーラをまといキラキラとした高人さんは言わずもがなかっこよすぎました。ただ高人さんの魅力はそれだけじゃなくて、普段は超絶男前の高人さんも、自分ことが好きで好きでたまらない准太を前にするとその勢いにあっという間に打ち負かされて、一気に女の子の表情になってしまうんです。高人さんが准太の前で見せる乙女な表情はとにかく可愛すぎましたし、准太以外の人には誰にも見せることのない表情っていうところもなんだか二人の関係に特別感がプラスされているような気がしてさらにキュンキュンするポイントでした。

芸能界を舞台にしたラブコメで飽きない作品です。トップ俳優の西條高人っていう人と新人俳優の東谷准太が出てきますが、この2人は最初はライバルっぽい感じでやり合っています。しかしだんだん距離が近づいて、最終的には恋愛関係に発展するのが見どころです。特に高人がツンデレで、素直になれないんです。准太は純粋で一途でアプローチしまくりで、そこが面白いし笑えます。芸能界という華やかな世界が背景にあるのも良くて、キャラの個性がちゃんと出てるのもいいところです。恋愛だけじゃなくて、二人が仕事の中で悩んでいる姿も描かれてて、キャラに深みが出ています。恋愛の部分は軽く笑えるんですが、たまに切ないところもあったりして、気軽に楽しめる作品だと思います。

まず二人ともイケメンなのが最高です!正統派のBL展開に、腐女子としてはたまらない展開でした。定番のいちゃいちゃもあり、濃厚なキスシーンもあり、くっつりたり離れたりと、見ごたえ抜群でした。二人ともほどよい筋肉質で、いい体をしています。展開的に離れたりすることはありますが、二人が惹かれあっていることがすごく伝わってくる作品なので、ラストは安心してきゅんきゅんできました。初心者向けとは思いませんが、腐女子なら一回は見てほしい作品です。

BLの代表作だといっても過言ではない有名なものだと思います。こちらの作品は少しR18表現などもあり、BLとしてとても楽しむこともできますし、作品としてストーリーも面白いので見ていてあきることがないです。また、こちらの作品も作画が良いですし、声優さんの声もとても良いので、見ていてドキドキすることができるのではないかと思います。漫画ののほうも面白いので、アニメを見ながら漫画も見ることで2倍楽しむことができるのではないかと思います。

この作品はアニメ化の際に他の作品よりも更に話題になった作品だと思います。抱かれたい男1位に何度も君臨した主人公の男は新人としてでてきた俳優にその座を奪われます。主人公をおしのけて抱かれたい男1位に君臨した男の子が抱きたいのはあろうことか何度も抱かれたい男1位に選ばれてきた主人公だったのです。そして主人公の失態を盾に男の子は主人公を抱きます。そこから2人のラブストーリーが始まるという展開、、、。俳優同士、主人公はツンデレで攻めの男の子に負けたくないと思っているが組み敷かれてしまう、どこかで負けてしまうという展開がとても性癖に刺さります。

作品紹介:ただいま、おかえり

〇出演声優

  • 藤吉真生 (cv.田丸篤志)
  • 藤吉 弘 (cv.森川智之)
  • 藤吉 輝 (cv.種﨑敦美)
  • 藤吉 陽 (cv.小原好美)
  • 平井祐樹 (cv.八代 拓)

〇あらすじ

愛する夫・藤吉 弘と結ばれて専業主夫になった藤吉真生。もうすぐ2歳になる息子・輝も授かり、郊外の街に引っ越してきた。格差婚という世間からの偏見もあり、自分に自信が持てない真生。不安や悲しみに囚われる時もあるが、弘と輝の支えで、少しずつ強くなっていく。

昨日よりももっと『家族』になる。

優しい気持ちを運ぶ藤吉家の団欒へようこそ。

公式サイトより

〇感想・レビュー

真生と子供たちへの愛が溢れる家族想いな弘がとにかく理想のパパすぎましたし、弘が溺愛しまくる理由が分かるくらい輝くんと陽ちゃん兄妹が可愛いくて可愛くて仕方ありませんでした。ただこのカップルの間には二人の子供がいるということで、単なる楽しいボーイズラブストーリーという言葉だけで済ましてはいけないような感じもしました。子育てをする中で生まれる葛藤や両親との確執など現実の厳しさや難しさにも決して目を逸らすことなく真正面からしっかりと向き合おうとしているのが伝わってきてとても内容の濃いアニメになっているなと思いました。

作品紹介:佐々木と宮野

  • 放送期間
    2022年1月~3月
  • 制作会社
    スタジオディーン

〇出演声優

  • 佐々木秀鳴 (cv.白井悠介)
  • 宮野由美 (cv.斉藤壮馬)
  • 小笠原次郎 (cv.小野友樹)
  • 半澤雅人 (cv.内田雄馬)
  • 暮沢 丞 (cv.新井良平)

〇あらすじ

女顔がコンプレックスな腐男子の宮野由美(みやのよしかず)は、ある夏の日、校内で喧嘩の場に遭遇してしまう。勇気を出して止めに入ろうとしたとき、宮野の肩を押し留め、代わりに向かってくれたのはちょっとだけ不良な先輩・佐々木秀鳴(ささきしゅうめい)だった。それ以来、なぜか佐々木に気に入られてしまう宮野。あろうことか「好きなマンガを貸してくれ」と言われ――!?そして佐々木は、瞳を輝かせてBLを語る宮野に、少しずつ惹かれていく…。

dアニメストアより

〇感想・レビュー

宮野くんというボーイズラブ好きな男子高校生が主人公のアニメとなっているので、ボーイズラブものをよく読む人ならきっと深く共感できるシーンがたくさん出てくるのではないかと思います。そして近づきすぎるわけでもなく絶妙な距離から自分の好きなことを闇雲に否定するのではなく、しっかり理解しようとしてくれてさらに興味まで持ってくれる佐々木先輩にとても好感が持てましたし、そんな宮野くんの気持ちを何より大切にしたいという思いと、でももっと近づきたいという思いとの狭間で揺れる佐々木先輩の優しさにさらに愛おしさが大きくなりました。

ちょっと不良な佐々木先輩と風紀委員の宮野のだんだんと距離が近付いていく様子を丁寧に描いていった作品。通学の電車が同じだったり、学校の校舎内でたまたま見掛けたりなどして、交流することが増えていく二人。二人きりの時の何気ない会話や、ふと見えた相手のちょっとした仕草などに、互いに少しずつ心が動き惹かれていく。特に佐々木先輩視点の宮野へのどうしようもない想いが、つい宮野が去った後に言葉にしたり、秘かに表情や行動に出したりしてしまうところを見てしまうと、こちらも思わずキュンとします。宮野も先輩のことを大切に思っていて、それがかけがえのない感情だと気付き、自分の中で受け入れていく様子を辿ると、本当に誠実で素直なキャラなのだと、見ていてとてもほっこりしました。おすすめのBLアニメです。

最初は「またBL?」という軽い気持ちで見始めたのですが、これが予想以上に心温まる作品でした。特に主人公の佐々木が、宮野のことを好きになっていく過程がすごく自然で説得力があった。佐々木が「男が好きになるなんて…」って悩みながらも、素直に自分の気持ちに向き合っていく姿に共感できた。宮野も見た目は女性っぽいけど、ちゃんと一人の男性として描かれているのが良かったです。学生恋愛ってシチュエーションも、現代的で好感が持てました。友達の反応とか、二人の関係を温かく見守る周りの描写も自然で…。何より二人の関係性が甘すぎず、かといって重すぎずの絶妙なバランスです。日常の些細なやり取りの中で、お互いを思いやる気持ちがじわじわ伝わってきて、見てて心が温かくなります。続編も楽しみです!

作品紹介:世界一初恋

  • 放送期間
    2011年4月~6月(第1期)
    2011年10月~12月(第2期)
  • 制作会社
    スタジオディーン

〇出演声優

  • 小野寺 律 (cv.近藤 隆)
  • 高野政宗 (cv.小西克幸)
  • 横澤隆史 (cv.堀内賢雄)
  • 吉野千秋 (cv.立花慎之介)
  • 羽鳥芳雪 (cv.中村悠一)

〇あらすじ

中村春菊原作の人気コミックが、アニメ「純情ロマンチカ」を盛り上げたスタッフによりアニメ化! コネ入社と言われるのが嫌で親の会社を辞め、出版社・丸川書店に転職した小野寺律。ところが配属されたのは、興味も経験も全くない少女漫画を扱う編集部だった!訳あって「二度と恋なんかしない」と決めている律に、恋愛漫画の担当なんて到底無理。おまけに傲慢&横暴な編集長・高野政宗が、律の高校時代の「初恋の人」だとわかり――大パニック!?

dアニメストアより

〇感想・レビュー

大人向けのボーイズラブアニメで、恋愛についての悩みとかリアルに表現されています。主人公は小野寺律という人で、昔の恋愛が原因で恋愛を避けていて、出版社で新しい仕事に就いたらそこの編集長の高野政宗という人が、なんと昔の初恋の相手だったんですね。それでまた律の恋愛感情がちょっとずつ動き始めるわけです。このアニメの面白いところは、彼らが再会してからの微妙で複雑な恋愛が、なんかリアルに大人っぽく描かれてるところなんですよね。しかも律と高野だけではなく、周りの編集者たちのそれぞれの恋愛やカップルごとに違うテーマやキャラがあって、全然飽きません。編集者たちの日常が描かれてるおで、仕事で忙しい今の社会人にも「あぁ、わかるわ?」ってなる部分が多いです。

この作品は私がBLに興味を持つきっかけとなった大切な作品です。この作品の簡単なあらすじは学生時代に悲惨な別れ方をした主人公小野寺律が漫画の編集部で働くことになり、学生時代に別れた高野政宗と出会うところから始まります。この作品の魅力は王道的な恋愛漫画でありながら、漫画企業のリアルを描いています。そしてこの作品には様々なBLカップルが登場し、主人公以外にも応援したくなる魅力的なキャラクターが沢山出てきます。主にコメディタッチですが、キュンキュンするシーンも沢山あります。

「世界一初恋」は、恋愛だけでなく仕事の厳しさや成長も描かれた奥深いボーイズラブアニメで、何度も心が揺さぶられる作品です。主人公・小野寺律が転職先で再会した初恋の相手・高野政宗と繰り広げる複雑な関係には、過去の切ない思い出が絡み、二人の距離が少しずつ変化する様子が感慨深いです。仕事の厳しさや編集部のリアルな日常が描かれ、その中で二人が互いを意識し合い、揺れ動く感情が丁寧に表現されているため、視聴者もつい感情移入してしまいます。さらに、サブキャラクターたちの恋模様も多彩で、すれ違いや葛藤、照れくさい気持ちなど、さまざまな恋愛の形が楽しめる点も魅力です。シリアスで切ないシーンが多い一方で、コミカルなやり取りや職場でのドタバタも挟まれており、感情が詰まりすぎず、リズムよく楽しめるのもこの作品ならではです。また、どこか温かさを感じる作品で、BL作品の入門にもおすすめです。

出版社で働く編集者たちの恋愛模様が描かれた作品で、仕事の厳しさと恋愛の葛藤がリアルに表現されています。主人公の小野寺律は、高校時代に失恋した経験から恋愛に消極的ですが、再会した初恋の相手・高野政宗と再び関わることで、心が揺れ動いていきます。物語の中で、彼らの過去の誤解やすれ違いが徐々に解けていく様子が丁寧に描かれており、恋愛の甘さと切なさが絶妙なバランスで描かれています。また、出版社での仕事シーンもリアルに描かれており、仕事と恋愛の両立に悩むキャラクターたちの姿に共感を覚えるでしょう。

作品紹介:ギヴン

〇出演声優

  • 佐藤真冬 (cv.矢野奨吾)
  • 上ノ山立夏 (cv.内田雄馬)
  • 中山春樹 (cv.中澤まさとも)
  • 梶 秋彦 (cv.江口拓也)
  • 村田雨月 (cv.浅沼晋太郎)

〇あらすじ

もっと歌いたい、君のとなりでーー。

好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日、上ノ山立夏は佐藤真冬と偶然出会う。日々の生活の中で音楽への情熱を失いかけていた立夏だったが、偶然聴いた真冬の歌が刺さり、2人の距離は変わり始める。

ノイタミナ初となる、BLコミックのアニメ化。新書館「シェリプラス」で連載中、大人気の青春バンドストーリーがアニメで動き出す!

ーーキヅナツキが描く、オルタナティブ・ラブ!

公式サイトより

〇感想・レビュー

青春とボーイズラブが合わさった作品で、ロックバンドに所属してる男子高校生たちの話です。上ノ山立夏が、ある日ギター初心者の佐藤真冬に出会い、その子の歌声がめちゃくちゃ特別で、どんどん惹かれていきます。真冬には辛い過去があって、それを音楽で乗り越えようとします。青春や脆さ、友情、恋愛などが音楽と一緒に描かれてて、めちゃくちゃ心に響きます。音楽シーンがかなりリアルで、本当にバンドのライブ観てるみたいで迫力があります。特にライブシーンとかキャラたちの感情と音楽がリンクして、感情手に取るように伝わってきます。恋愛も派手ではなく静かで、そこが逆に深くて青春の切なさみたいなのがズシンと来ます。ボーイズラブってだけじゃなくて、音楽好きな人にも観てほしいなって思える作品でした。

アニメ以外も映画化もされた人気作品です。あらすじは「上ノ山立夏」は高校生ながら凄いギタースキルの持ち主で学校で「佐藤真冬」と呼ばれる生徒にギターの弦を張り替えて1コードを弾いたのがきっかけで始まる作品です。この作品の魅力は恋愛アニメだけではなく音楽にフォーカスした作品でその音楽と恋愛に揺れ動く人間関係を丁寧に描いています。そしてアニメでのライブシーンはとても良く、歌詞も作品にとてもマッチしているのでおすすめの作品です。この作品はBLといってもライトなのでBL初心者でも見易い作品です。

バンド活動を通して自分の中にある葛藤やトラウマに向き合っていくキャラクター達の、それぞれの恋や成長を描いていく物語です。特に言葉で表現することが苦手な主人公である真冬が、立夏や他のバンドメンバー達と交流することでそれまで思い入れが淡泊だった音楽に惹かれていき、だんだんと自分の中にある気持ちを曲を通して形にしていく様子は心に染みました。真冬にはとても後悔していることがあり、だけどそれすらも上手く表現することができない。その苦しさというか切なさが、アニメの終わり頃に歌となって解き放たれたる場面は心が打ち震えました。また立夏の真冬への気持ちが溢れてしまった故の行動は、もう話の盛り上がり方としては最高でした。またこの二人以外のキャラクターの絡みも、それはそれはキュンとしたり、ハラハラしたりできるので、ぜひ全て見て欲しいなと思います。

最初は単純にバンドものかと思って見始めたのですが、立夏と真冬の関係性の描き方が本当に丁寧で引き込まれた。特に、ギターを通じて心を開いていく真冬の変化が印象的でした。彼の抱える過去のトラウマも、重すぎず軽すぎずの絶妙なバランスで描かれていて、共感できる部分が多かったです。作画も繊細で、特にライブシーンは音楽と映像が完璧にマッチしてて鳥肌ものでした。「冬のはなし」という曲がライブで披露されるシーンは、何度見ても胸が熱くなります。あの歌詞に込められた想いが視聴者にもビシビシ伝わってきます。バンドメンバーの秋彦と春樹の関係性も、複雑な過去を抱えながらもがむしゃらに前を向こうとする姿に心打たれました。恋愛描写も自然で押しつけがましくなくて、むしろ青春ストーリーとして普遍的な魅力があると思います。音楽×青春×恋愛の要素が見事に調和した作品です!

ギヴンは、音楽と恋愛をテーマにしたBLアニメで、音楽好きの青年・上ノ山立夏と、彼のギターに惹かれた佐藤真冬の物語が描かれています。真冬の過去のトラウマや、音楽を通じて心を開いていく姿は見応えがあり、キャラクター同士の感情のやりとりが非常に繊細に描かれています。特に印象的なのは、真冬が立夏のバンドで初めて歌うシーンで、彼の心の叫びが音楽として表現される場面は圧巻です。視聴者に深い感動を与え、BL作品でありながら、音楽アニメとしても高く評価されています。甘さだけでなく、切なさや心の痛みも描かれ、視聴後には心に響く余韻が残る作品です。

作品紹介:グラビテーション

〇出演声優

  • 新堂愁一 (cv.関智一)
  • 由貴瑛里 (cv.井上和彦)
  • 中野浩司 (cv.松本保典)
  • 瀬口冬馬 (cv.折笠愛)
  • 佐久間竜一 (cv.山口勝平)

〇あらすじ

原作は、村上真紀によるコミック「グラビテーション」(幻冬舎)。新人バンドBAD LUCKのヴォーカリスト・新堂愁一は、ある夜、通りすがりの男に書きかけの歌詞をこれでもかとばかりにケナされる。毒舌だが、超美形なその男は有名文学賞の候補に選ばれる程の実力と人気を兼ね備えた小説家・由貴瑛里だった。自信作の歌詞をケナされた怒りに燃えながらも、何故か由貴の事が心から離れない愁一。音楽シーンを舞台に繰り広げられる、ちょっとキケンなハイテンション・ラブ・ストーリー!!!現在、第二部「グラビテーション EX」がWEBコミック・スピカ(幻冬舎)で好評連載中。

公式サイトより

〇感想・レビュー

20年前以上の作品なのですが、私の青春時代の核となる作品です。音楽業界の話でもあることから、劇中の曲を浅倉大介が担当しており、音楽にも力を入れています。オープニングテーマや、エンディングテーマをふとしたときに聴きたくなり、聴けばあの頃の感情が蘇ってくるようです。内容は大半が突き抜けたギャグで、BLならではのドキドキした恋愛もありますが、始終笑いが絶えませんでした。シリアスなパートもあり、エンタメとして最高峰かと思います。声優もピッタリで、トレンドも押さえられていました。

作品紹介:天官賜福

  • 放送期間
    2020年10月~2021年2月(第1期)
    2023年10月~12月(第2期)
  • 公式サイト
    https://tgcf-anime.com/
  • 制作会社
    絵夢動画

〇出演声優

  • 謝憐 (cv.神谷浩史)
  • 花城 (cv.福山潤)
  • 霊文 (cv.日笠陽子)
  • 君吾 (cv.子安武人)
  • 風信 (cv.古川慎)

〇あらすじ

仙楽国の太子・謝憐シエ・リェンは天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。しかし“三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、“三郎サンラン”と名乗る不思議な少年と出会う――

下界に降りた謝憐が最初に任されたのは、北の地で起こる『花嫁失踪事件』の解決。鬼花婿と呼ばれる謎の鬼により、多くの花嫁が連れ去られているらしい。謝憐は自ら志願してやってきた南風ナンフォンと扶揺フーヤオの2人の神官とともに、事件の解明に乗り出すことに。

二つ目の任務は、西域の半月関での『隊商全滅事件』。妖術を使う道士に占拠され、旅立った商人達の半数が消えてしまったという。謎の家出少年・三郎も加わり、一行は旧・半月国の地を目指す。果たしてその事件の真相は――

謎はやがて謝憐の過去をも明らかにしていく。天界、人間界、鬼界という三つの領域を擁する世界を舞台に、壮大な物語が幕を開ける。天官賜福、百無禁忌。

公式サイトより

〇感想・レビュー

声優陣が豪華なことと、絵柄が美しく好みだったこと、中華ファンタジーの要素に惹かれて見始めました。過酷な運命に翻弄される主人公ですが、主人公の性格や周りのキャラクターのおかげで、明るい気持ちで見ることができました。主人公は、自分より他人を第一に考えるような優しい人格をしており、また芯の強いところが魅力的です。そんな主人公を慕う相手役が、とてもかっこいいです。色気のある容姿もさることながら、行動がまるで王子様です。普通の青年と、敵対する鬼の王という二面性があるところも魅力のひとつです。個人的に相手役が主人公に対して「兄さん」と呼び、その呼び方が萌えます!

作品紹介:30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい

〇出演声優

  • 安達 清 (cv.小林千晃)
  • 黒沢優一 (cv.鈴木崚汰)
  • 柘植将人 (cv.古川 慎)
  • 綿矢 湊 (cv.佐藤 元)
  • 六角祐太 (cv.白井悠介)

〇あらすじ

30歳まで童貞だった安達は、「触れた人の心が読める」という地味な魔法を使えるようになってしまった。

魔法の力を持て余していたある日、仕事の出来るイケメン同期・黒沢の心を読んでみると、なんと黒沢の心の中は安達への恋心でいっぱいだった!?好意ダダ漏れな心の声に戸惑いっぱなしの安達に、ひたむきなアピールを続ける黒沢。

果たして彼らの丸聞こえな恋心の行方はーー!?

公式サイトより

〇感想・レビュー

最初にドラマを見てとても良かったので、アニメも見始めました。最近の旬な声優さんを起用されていて、役柄にもピッタリでした。まず同期のオフィスラブが好きなので、そのあたりも高ポイントです。相手役のピュアな感情にキュンとします。自己肯定感の低かった主人公が、相手役のおかげで徐々に前を向いていくところも、物語として面白かったです。早く発展してほしくてドキドキしました。サブカップリングとして、主人公の友達と年下の男の子との恋愛も、かわいらしくて好きでした。

すごく可愛いアニメなってます。主人公はわんこ顔のどこか頼りないイケメンで、女性と付き合ったことない人生を歩んでました。そんな彼が急にファンタジーですが、触れた人の声が聞こえるという魔法がかかってしまいます。まさかの出来事にまさかが重なり、職場のイケメンでみんなからちやほやされているイケメンが、自分のことを好きという心の声から聞こえてきます。そこから二人の物語が始まりますが、ストーリーがとてもいいです!ピュアな主人公にきゅんきゅんする作品!

ドラマ化されているものや、原作漫画の方がもしかしたら有名かもしれません。これもストーリーが特に面白くて、心の声が聞こえてしまうと言うような状態で、2人の恋が少しずつ進んでいくところがもどかしくて見ていてキュンキュンすることができます。この作品はきわどいシーンはなくて、BLが苦手な方にとっても恋愛アニメとして見てもらうことができるのではないかと思います。自然と2人の恋を応援したくなるような物語なので、ぜひ見てもらいたいと思います。

安達のモヤモヤした心情とか、社会人ならではの悩みがリアルに描かれてて、すごく共感できました。特に、人との距離感に悩む姿とか、恋愛経験ゼロで焦る気持ちとか、痛いほど分かります。黒沢のキャラも魅力的で、単なるイケメンじゃなくて、ちゃんと人間味のある描写になっています。二人の関係性の変化も自然で押しつけがましくなくて良かったです。オフィスでの日常シーンも程よい緊張感があって、見てて胸がキュンキュンします。魔法っていう設定も、ただのギャグじゃなくて物語にうまく溶け込んでいます。脇を固める藤崎さんや六角のキャラも個性的で楽しいです。全体的にテンポが良くて、次が気になる展開でした。30歳童貞がここまで爽やかな作品になるとは思わなかったです!

作品紹介:海辺のエトランゼ

〇出演声優

  • 橋本 駿 (cv.村田太志)
  • 知花実央 (cv.松岡禎丞)
  • 桜子 (cv.嶋村 侑)
  • 絵理 (cv.伊藤かな恵)
  • 鈴 (cv.仲谷明香)

〇あらすじ

『海辺のベンチでひとり佇む少年。そんな彼が無性に気になった』

小説家を目指す青年・駿は、海辺の少年・実央に思わず声をかけた。――「ちょっと、君!」

それをきっかけに、 実央も駿のことを意識し始めるが、彼は島を離れなくてはならなかった。「はやく大人になりたい」そう言い残し、実央は去っていく。

3年後、実央は駿のもとに戻ってきた。少しだけ大人になって。 はにかんだ笑顔を浮かべながら。

叶わないはずの想いが、通じあったとき、止まっていた時間が動き出す。

公式サイトより

〇感想・レビュー

美しい沖縄の離島を舞台に、心の傷を抱える少年とゲイの青年が織りなす繊細なラブストーリーでした。駿と実央、二人の心の機微が丁寧に描かれており、彼らの成長を一緒に見守っているような感覚に。特に、駿が抱える葛藤や、実央のまっすぐな想いは、読んでいる私の心を揺さぶりました。二人の関係性が徐々に深まっていく過程は、切なくも温かく、何度か読み返したくなるような美しい描写でした。また、物語の背景となる沖縄の美しい風景も、二人の感情をより一層際立たせていました。ただ、少し切ない余韻が残る結末は、読者それぞれが想像力を掻き立てられるものだったように思います。全体を通して、BL作品でありながらも、普遍的な人間の感情や心の繋がりを描いた素晴らしい作品だと感じました。

作品紹介:ひとりじめマイヒーロー

〇出演声優

  • 大柴康介 (cv.前野智昭)
  • 勢多川正広 (cv.増田俊樹)
  • 支倉麻也 (cv.立花慎之介)
  • 大柴健介 (cv.松岡禎丞)
  • 山部 剛 (cv.安達勇人)

〇あらすじ

ヘタレヤンキーで居場所のない勢多川正広。夜回り教師でヤンキー更生に励む大柴康介。立場は遠く、年の差もある彼らだった。康介をまっすぐ見つめる正広のまなざし。正広の憧れる、勇敢さと有能さと心意気を持つ康介。スクールセーターに残った、あの人の香り。ねぎらいで触れた、あいつの髪のやわらかさ。ひとりじめしたいほどの相手と、めぐり逢ってしまった。そして康介の弟の健介には、再開が訪れる。相手は健介と同じクラスになった支倉麻也。絶交した幼なじみと仲直りするまでの、もどかしい距離。心の温度に揺れながら、結びつきを深める男の子たち。そんな彼ら四人の瑞々しい群像劇。真昼の若葉と夜空の星のかがやきのなかを、走りだしていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

ヘタレヤンキーの勢多川と、クールな高校教師・コースケ。禁断の師弟関係が織りなすラブストーリーは、一途な想いが胸を打つ作品でした。勢多川のコースケさんへの一途な愛情表現は、読者をドキドキさせながらも、どこか切なさを感じさせます。コースケさんのツンデレな態度もまた魅力的で、二人の関係性が徐々に変化していく様子に目が離せません。コメディ要素も豊富で、笑いと感動が絶妙にブレンドされているのも魅力の一つです。特に印象に残ったのは、勢多川のまっすぐな心の成長です。コースケさんとの関係を通して、彼は少しずつ変わっていきます。その変化が、読者に温かい気持ちを与えてくれます。この作品は、BLというジャンルを超えて、多くの人に愛される普遍的なテーマを描いていると感じました。

作品紹介:マスク男子は恋したくないのに

〇出演声優

  • 佐山圭悟 (cv.小林裕介)
  • 才川 綴 (cv.江口拓也)

〇あらすじ

いつもマスクで顔を隠している陰キャ男子高校生・佐山圭悟は、クラスのリア充・才川綴に無理矢理マスクを剥がされキレてしまう。

その日から、なぜか才川に気に入られてしまい、勉強を教わる見返りに「マスクの下を好きにさせる」ことに……

「マスク男子は恋したくないのに」コミックス第1巻掲載内容に、原作者・参号ミツル監修のオリジナルシーンを加え、待望のアニメ化。

公式サイトより

〇感想・レビュー

佐山の内面の葛藤が丁寧に描かれていて、彼の変化を追うのがとても面白かったです。マスクの下に隠された繊細な感情や、少しずつ打ち解けていく様子に、読者として感情移入してしまいました。才川との関係性も絶妙で、二人のやり取りが微笑ましかったり、ドキドキしたりと、物語に引き込まれました。特に印象に残ったのは、佐山が自分の殻を破っていく過程です。最初は恋愛に全く興味がなかったのに、才川との出会いを通して、少しずつ心を開いていく姿に成長を感じました。また、キスシーンなど、BLならではの描写も熱く、二人の関係性の深まりを感じることができました。全体として、キャラクターの心情が丁寧に描かれており、感情移入しやすい作品でした。BL初心者の方にもおすすめです。

可愛らしい絵柄だけど、実は結構深いテーマを扱ってて驚いた。特に主人公の佐山のマスクを外せない理由が、人との距離感に悩んだもので現代の若者の生きづらさを表現してて共感できた。才川のストレートな性格と、佐山の繊細な性格のコントラストが絶妙でした。二人が少しずつ距離を縮めていく過程が丁寧に描かれてて、見ていて心が温かくなりました。マスク越しのキスシーンとか、照れながらマスクを外そうとするシーンとかは、すごく印象的です。周りのキャラも個性的で魅力的です。コメディタッチでありながら、人間関係の機微をしっかり描いてるところが良かったです。作画も丁寧で、特に表情の描写が繊細です。マスク姿でも感情が伝わってくるのがとてもすごいと思いました。恋愛アニメとしても十分楽しめる作品でした!

作品紹介:BANANA FISH

〇出演声優

  • アッシュ・リンクス (cv.内田雄馬)
  • 奥村英二 (cv.野島健児)
  • マックス・ロボ (cv.平田広明)
  • ディノ・F・ゴルツィネ (cv.石塚運昇)
  • ショーター・ウォン (cv.古川 慎)

〇あらすじ

ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。

公式サイトより

〇感想・レビュー

言わずと知れた名作。ニューヨークのストリートギャングのリーダーであるアッシュという少年と日本人カメラマン助手の英二が、『BANANA FISH』という言葉の謎を追い掛けるストーリー。あらすじだけでもワクワクしてしまうこの作品は本当に素晴らしいものでした。謎ありバトルあり、深い友情や愛情ありで、様々な要素が詰め込まれていて、最後まで感情が揺れっぱなしでした。アッシュと英二の二人の関係は作中はっきりと恋人であるとか、結ばれたとか明言される訳ではないのですが、相手のためなら命だって懸けてしまえるくらいの二人の関係性に、単なる愛だけでは言い表せないほどの重みや深さが感じられました。甘いばかりの話とは違うかもしれませんが、二人からはお互いの存在を守り抜くという強い意思が滲み出ていたように思います。ぜひ最後まで視聴してほしいアニメです。

「BANANA FISH」は、ハードなストーリーと深い絆が描かれたBL要素を含む作品です。主人公アッシュは過去に傷を負ったストリートギャングのリーダーで、日本から来た純粋な少年・英二と出会うことで少しずつ心が変わっていきます。二人の関係は、恋愛というよりも深い友情や愛情に近く、互いに支え合う姿が感動的です。作品はリアルな裏社会を背景にしており、緊張感のある展開が続きます。危険な状況や暴力的なシーンが多いですが、それがキャラクターたちの感情や絆を一層際立たせています。アッシュと英二の関係が希望と絶望の間で揺れ動くたびに、観る者も引き込まれる迫力があり、BLの枠を超えて多くの視聴者の心に残る、切なくも力強い物語です。

言わずと知れたBLアニメの金字塔。ブロマンス好きなお姉さま方もきっと気に入るはず。ニューヨークのギャングのボス・アッシュとカメラマン志望の日本人青年・英二、正反対の二人の友情はエモいの極み。体の関係こそないものの、魂の根っこで繋がった信頼関係がたまりません。骨太なストーリーとスタイリッシュな世界観も最高です。最終回は涙なしには見れません。アッシュを偏愛するゴルツィネの不気味な存在感も際立っていました。マフィアものが好きなら特に刺さります。BLアニメを語る上でぜひ押さえてほしい名作です。

ニューヨークを舞台にしたハードボイルドな展開と、繊細な人間ドラマが見事に調和してて、一気に見入ってしまいました。特にアッシュというキャラクターの魅力的です。美しい容姿とは裏腹に持つ闇の深さ、でも決して心を閉ざさない強さなどとにかく惹きつけられました。エイジとの出会いで少しずつ変わっていくアッシュの表情の変化や、エイジの純粋さがアッシュの心の殻を溶かしていく様子など本当に繊細に描かれてて良かった。アクションシーンも迫力満点だし、マフィアとの対立を軸にしたサスペンス展開も目が離せない。原作は80年代の作品なのに、アニメになっても古さを感じさせない普遍的な魅力があると思う。

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