〇目次
『Fateシリーズ』作品紹介
過去の英雄や伝説上の存在を「サーヴァント」、その彼らを使い魔として現代に召喚する魔術師の「マスター」。その2人からなるコンビが、「聖杯」というあらゆる願いを叶える万能の願望器を賭けて戦いに挑むという構図をストーリーの軸とした伝奇活劇物語です。
《リリース順で観るか、時系列順で観るか》
「Fate」シリーズを楽しむための視聴順は、リリース順と時系列順のどちらでも魅力があります。リリース順では制作の進化を追いながら、ストーリーの展開を自然に楽しむことができます。一方、時系列順ではキャラクターの成長や物語の流れをより深く理解でき、シリーズ全体を通しての一貫性を感じられます。
【見る順番《リリース順》】
リリース順に視聴することで、映像の進化や制作の意図を追体験することができます。以下がリリース順の一覧です。
作品タイトル | リリース年 |
Fate/stay night | 2006年 |
Fate/stay night: Unlimited Blade Works [劇場版] | 2010年 |
Fate/Zero | 2011~2012年 |
Fate/stay night: Unlimited Blade Works [TVシリーズ] | 2014~2015年 |
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya | 2013~2016年 |
Fate/Apocrypha | 2017年 |
Fate/Grand Order -First Order- | 2016年 |
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- | 2019~2020年 |
Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- [劇場版] | 2020年 |
Fate/Grand Order -終局特異点冠位時間神殿ソロモン- [劇場版] | 2021年 |
Fate/stay night: Heaven’s Feel [劇場版] | 2017~2020年 |
【見る順番《時系列順》】
物語の時系列順に視聴することで、キャラクターの成長や背景をより深く理解できます。以下が時系列順の一覧です。
作品タイトル | リリース年 |
Fate/Zero | 2011~2012年 |
Fate/stay night | 2006年 |
Fate/stay night: Unlimited Blade Works | 2014~2015年 |
Fate/stay night: Heaven’s Feel | 2017~2020年 |
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya | 2013~2016年 |
Fate/Apocrypha | 2017年 |
Fate/Grand Order -First Order- | 2016年 |
Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- | 2019~2020年 |
Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- | 2020年 |
Fate/Grand Order -終局特異点冠位時間神殿ソロモン- | 2021年 |
リリース順で視聴することで、制作側が意図したストーリーテリングやシリーズの進化を感じることができます。一方、時系列順に視聴すると、キャラクターの成長や物語の背景が一貫して理解しやすくなり、作品の世界観に深く没入できます。初めての方にはリリース順をおすすめしますが、2回目以降は時系列順での視聴も新たな発見があり楽しめるでしょう。
個人的に面白いFateシーズン ベスト5
1位 Fate/Zero (2011-2012)
〇あらすじ
これは 始まりに至る物語―――
奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の魔術師が七人の英霊を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。
三度、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。
彼の名は――言峰綺礼。運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。
それが――衛宮切嗣。誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。
大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!
公式サイトより
〇出演声優
- 衛宮切嗣 (cv.小山力也)
- セイバー (cv.川澄綾子)
- アイリスフィール (cv.大原さやか)
- 遠坂時臣 (cv.速水奨)
- アーチャー (cv.関智一)
- 言峰綺礼 (cv.中田譲治)
〇感想・おすすめポイント
「Fate/Zero」は「Fate/stay night」の前日譚で、第四次聖杯戦争を描いています。魔術師たちが聖杯を巡って戦う様子が壮大かつ深い人間ドラマとして展開されます。緊迫感のあるストーリー展開と、各キャラクターの深い心理描写が魅力です。特に、切嗣とアーチャーの対立は見応えがあります。作画や音楽も素晴らしく、シリーズの中でも最高の作品の一つです。観る者を引き込むその迫力は圧巻で、初めての視聴にもおすすめです。
2位 Fate/stay night [Unlimited Blade Works] (2014-2015)
〇あらすじ
舞台は海と山に囲まれた都市・冬木市。そこで行われる、ある一つの儀式。手にした者の願いを叶えるという聖杯を実現させる為、聖杯に選ばれた七人の魔術師に、聖杯が選んだ七騎の使い魔を与える。
騎士 “セイバー”
槍兵 “ランサー”
弓兵 “アーチャー”
騎兵 “ライダー”
魔術師 “キャスター”
暗殺者 “アサシン”
狂戦士 “バーサーカー”
マスターは七つの役割を被った使い魔一人と契約し、七組は、聖杯を求め、最後の一組となるまで殺し合いを繰り広げる。
その名は「聖杯戦争」。2015年 春、決戦―。
『Unlimited Blade Works』
遠坂凛をヒロインとするシナリオ。魔術師の名門で 遠坂家に育った凛は、亡き父への想いと共にアーチャーのサーヴァントを召喚し、聖杯戦争に参加する。しかしその矢先、彼女は同じ高校に通う衛宮士郎が戦いに巻き込まれたことに気づき、思いがけず瀕死の彼を助けてしまう。やがて彼女は、セイバーのサーヴァントを召喚した士郎と共に、聖杯戦争に仕組まれた大きな陰謀を打ち砕くべく戦うことにする。そして物語は、そんな士郎の魔術に秘められた謎と、頑なに「正義の味方」を目指そうとする彼の性質の真贋を問うものへと発展していく。
公式サイトより
〇出演声優
- 衛宮士郎 (cv.杉山紀彰)
- 遠坂凛 (cv.植田佳奈)
- セイバー (cv.川澄綾子)
- アーチャー (cv.諏訪部順一)
- 間桐桜 (cv.下屋則子)
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (cv.門脇舞以)
〇感想・おすすめポイント
「Fate/stay night」の一つのルートである「Unlimited Blade Works」を描いた作品です。士郎と凛が中心となり、第五次聖杯戦争が展開されます。 アクションシーンのクオリティが高く、バトルの演出が見事です。キャラクターの成長や絆の描写も丁寧で、感情移入しやすい作品です。特に、士郎の信念と成長に注目して観るとより一層楽しめます。
3位 Fate/stay night [Heaven’s Feel](2017-2020)
〇あらすじ
「もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」
少年は少女を守りたい。そう、思った。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が、あらゆる願いをかなえる願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」が起きて10年、冬木市で再び戦争が始まった。前回の「聖杯戦争」の参加者である衛宮切嗣の養子・衛宮士郎は遺志を継ぎ、戦うことを決意する。
士郎のそばには、彼を慕う少女――間桐桜がいた。彼女は毎朝、毎晩士郎の家に通うと朝食と夕食を作り、天涯孤独だった士郎と優しい日々を過ごしていた。だが「聖杯戦争」が始まると、冬木の町に流れる空気が変わった。あちこちで殺人事件が起き、不穏な空気が流れ始める。士郎は桜を自宅に泊めることを決意した。
士郎は召喚したサーヴァント・セイバーとともに、魔術師の遠坂凛と同盟を結び「聖杯戦争」に臨む。
だが、その戦いは暗躍する者たちによって大きくきしみ、歪み始めていた。
公式サイトより
〇出演声優
- 衛宮士郎 (cv.杉山紀彰)
- 間桐 桜 (cv.下屋則子)
- 間桐慎二 (cv.神谷浩史)
- セイバー (cv.川澄綾子)
- 遠坂 凛 (cv.植田佳奈)
〇感想・おすすめポイント
「Fate/stay night」の「Heaven’s Feel」ルートを描いた劇場版三部作。桜の秘めた過去と第五次聖杯戦争の闇が明かされます。ダークでシリアスなストーリーが特徴で、感動的なシーンが多くあります。作画と音楽のクオリティが非常に高く、劇場版ならではのスケール感があります。桜の心情とその背後にある深い闇に引き込まれることでしょう。
4位 Fate/Apocrypha (2017)
〇あらすじ
一族の悲願のため強奪した大聖杯を象徴に掲げ、魔術協会からの独立を目論む黒の陣営。彼らの野望を阻止せんと魔術協会によって招集された赤の陣営。ルーマニア・トゥリファスを舞台に、二つの陣営に召喚された英霊十四騎によって繰り広げられた聖杯大戦は、此度の大戦の監督役である赤の陣営のマスターの一人、シロウ・コトミネによってその様相を変える。大聖杯による全人類の救済を願うシロウ・コトミネ――“奇跡の子”天草四郎時貞。ルーラーとして聖杯大戦の調和を願う――“聖女”ジャンヌ・ダルク。“竜殺し”の力をその身に宿し、己の願いの為剣を取る、何者でもなかった少年――ジーク。それぞれの願いの果てに、“外典”が紡がれる。
公式サイトより
〇出演声優
- ジーク (cv.花江夏樹)
- ジャンヌ・ダルク (cv.坂本真綾)
- 天草四郎時貞 (cv.内山昂輝)
- ジークフリート (cv.諏訪部順一)
- アストルフォ (cv.大久保瑠美)
〇感想・おすすめポイント
聖杯を巡る戦いが異なる形で展開される「Fate/Apocrypha」。赤と黒の陣営に分かれたサーヴァントとマスターたちが戦います。新たなキャラクターたちの魅力と、複雑な戦略が楽しめる作品です。大規模な戦闘シーンが多く、壮大なスケール感が特徴です。多彩なサーヴァントたちの個性や背景に触れるのも、この作品の楽しみの一つです。
5位 Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- (2019-2020)
〇あらすじ
人理継続保障機関・カルデアは、魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない世界を観測し、2017年で絶滅することが証明されてしまった人類史を存続させるため日夜活動を続けている。
人類絶滅の原因、歴史上のさまざまな箇所に突如として現れた「観測できない領域」――“特異点”。
カルデアに唯一残されたマスター・藤丸立香は、デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともにこの特異点の事象に介入することで、これを解明、あるいは破壊する禁断の儀式―― “聖杯探索グランドオーダー” を遂行してきた。
今回、新たに発見されたのは七つ目の特異点――紀元前2655年の古代メソポタミア。不老不死の霊草の探索を終えた、“天の楔・賢王ギルガメッシュ”が統治し繁栄を誇ったウルクの地は、三柱の女神と数多の魔獣による蹂躙で滅亡の危機にあった。そして、過去への時間旅行――“レイシフト”によってウルクの地に辿り着いた藤丸とマシュが出会うのは、魔獣の猛攻を食い止める要塞都市・絶対魔獣戦線と、脅威に曝されながらも懸命に生きる人びとの姿だった。襲い来る神々と魔獣。そして、それに抗う人類―。
そこは人と神が袂を分かつ、運命の時代。
六つの探索を駆け抜けてきた二人ーー藤丸とマシュが挑む最後の戦いが始まる。
公式サイトより
〇出演声優
- 藤丸立香 (cv.島﨑信長)
- マシュ・キリエライト (cv.高橋李依)
- ロマニ・アーキマン (cv.鈴村健一)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ (cv.坂本真綾)
- ギルガメッシュ (cv.関智一)
- キングゥ (cv.小林ゆう)
〇感想・おすすめポイント
「Fate/Grand Order」の一つの章であるバビロニアをアニメ化したシーズンです。人類史の特異点を修正するための戦いが描かれます。世界観が独特で、神話や歴史が融合したストーリーが魅力です。キャラクターたちの個性豊かなやり取りが面白く、バトルシーンも見応えがあります。エピソードごとに緊張感があり、最後まで飽きずに観ることができます。
OVA・劇場版の紹介
〇Fate/stay night Unlimited Blade Works (2010) [劇場版]
・おすすめポイント
「Fate/stay night」の「Unlimited Blade Works」ルートを90分で駆け抜ける劇場版。テンポが速く、駆け足感はあるものの、主要な見どころは抑えられています。時間のない人にはおすすめです。短時間で「Fate」の世界観を味わいたい方にはぴったりの作品です。
〇Fate/Grand Order -First Order- (2016) [OVA]
・おすすめポイント
「Fate/Grand Order」のプロローグをアニメ化。カルデアでの事件を描いています。ゲームの導入部分を忠実に再現しており、キャラクターたちの初登場シーンや、冒険の始まりを描いたストーリーが新鮮でゲームをプレイしているファンにはたまらない作品です。原作を知らなくても楽しめる内容なので、FGO未経験の方にもおすすめです。
〇Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- (2020) [劇場版]
・おすすめポイント
キャメロットの章をアニメ化。円卓の騎士たちとの戦いが描かれます。円卓の騎士たちの個性や信念が色濃く描かれており、壮大な戦闘シーンと深いドラマが魅力です。騎士たちの絆や葛藤がしっかりと描かれており、ファンには見逃せない内容です。
〇Fate/Grand Order -終局特異点冠位時間神殿ソロモン- (2021) [劇場版]
・おすすめポイント
「Fate/Grand Order」の最終章をアニメ化。ソロモン王との決戦が舞台となっています。物語のクライマックスにふさわしい壮大なスケールと感動的なストーリーが特徴です。これまでの伏線が回収され、シリーズ全体を通しての総まとめ的な作品です。長年のファンには感動の瞬間が多く、心に残る映画です。
まとめ
「Fate」シリーズは、その深いストーリーと魅力的なキャラクターたちで多くのファンを魅了しています。
各シーズンの感想やランキングを参考に、自分なりの視聴順を見つけて、「Fate」シリーズの奥深い世界を堪能してください。壮大な戦い、深いドラマ、そして魅力的なキャラクターたちとの出会いが、あなたを待っています。
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