おすすめミステリーアニメの紹介

おすすめミステリーアニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。

作品紹介:DEATH NOTE

〇出演声優

  • 夜神月 (cv.宮野真守)
  • L・竜崎 (cv.山口勝平)
  • リューク (cv.中村獅童)
  • 弥海砂 (cv.平野 綾)
  • 夜神粧裕 (cv.工藤晴香)

〇あらすじ

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ・・・死神が落とした「DEATH NOTE」をめぐる戦いが、いま始まる。

2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2100万部(2006年10月時点、現在2450万部)を超える大ヒット作「「DEATH NOTE(デスノート)」。

「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。

デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。

キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく・・・。

大場つぐみ・小畑健原作のこの人気作品が、実写映画に続き、ついにアニメーション化決定!実写映画は公開と同時に日本全国に<デスノート現象>を巻き起こし、興行収入28億円を突破するなど絶好調。11月には後編の公開が決定している。さらに原作コミックスも映画のヒットと同時に爆発的な売れ行きを見せるなど、日本中が「DEATH NOTE」に熱狂する中、満を持してのアニメ化となった。

公式サイトより

〇感想・レビュー

本作は前半と後半の二部構成ですけど、私はどちらも面白く観れました。前半は夜神月とLの騙し合いが面白かったですね。特に秀逸だったのは、夜神月がポテチを食べながら勉強しているシーン。やっていることは凄くシリアスなんですけど、妙に間抜けで笑えました。あとFBI捜査官達の活躍も凄かったです。偶然の助けられたとはいえ、あと一歩まで追い詰めたのはビックリです。特に初期は日本の関東のどこかにキラがいる程度の情報しかなかったわけですし。後半は魅上照や高田さんのといったキャラクターが良かったですね。特に魅上照はただ狂信的なだけじゃなく能力もありましたし、コイツならやってくれる!という感じが良かったです。

デスノートは、手にした者の名前を書けばその人を殺せるという禁断のノートを巡る、高校生・夜神月と天才探偵・Lの頭脳戦を描いたサスペンスアニメです。作品の魅力は、何と言ってもライトとLの心理戦です。キラとして理想の社会を築こうとするライトに対し、Lはキラの正体を探るために様々な罠を仕掛けます。互いの正体を知らず、一歩も譲れない両者の駆け引きは手に汗握る展開で、視聴者を飽きさせません。デスノートという絶対的な力を持つ存在は、人間の倫理観や正義とは何かを問いかけます。ライトは、犯罪者を抹殺することで理想の社会を築こうとしますが、その行為は次第にエスカレートし、殺人者へと変貌していきます。

有名で知名度の高い作品ですが、映画版のほうがご存知の方が多いかもしれません。ですが元々の作品の絵柄がとても綺麗で魅力的です。複雑な人間の心理、それぞれの人物が持つ正義とは何か、犯人と捜査官の正体を探る駆け引きがどれも巧妙です。もし自分の前にこのDEATH NOTEが現れたら?自分なら、あなたならどうする?と問われる、思わず考えさせられる内容です。何が正しいのか悪なのか、そもそも正しさとは?そこまで長編ではないのに様々な問いかけが感じられます。シリアスな面も多いですが、死神という異質な存在が独特な世界観を演出してくれます。

実写やアニメ化と、大ブレイクしたアニメです。「ノートに名前を書かれた人間は必ず死ぬ」と言う能力を手に入れた天才頭脳を持つ夜神月が、腐った世の中を制裁していく物語です。基本は、人を殺して罪に問われなかったようなクズ人間を制裁していく救世主キラとして活動していたのですが警察の味方エルが登場したことによって状況が変わっていきます。正直全話見た今でも、どちらが正しくてどちらが悪なのかと聞かれたら答えられないくらい深い内容だったと思います。実写もアニメも全て最高に面白い内容で絶対に見た方が良いアニメだと思います。

圧倒的なストーリーテリングとキャラクターの心理描写が魅力のアニメ。主人公の夜神月とLの知性を駆使した心理戦が見どころで、緊迫感溢れる展開に引き込まれる。犯罪と正義、人間の欲望と理想の対立がリアルに描かれ、物語が進むにつれて視聴者も考えさせられる。予測不能な展開や意外な結末があり、緊張感が持続する。また、作画や音楽も作品の雰囲気を盛り上げ、見応えがある。誰もが一度は考えるであろう「正義とは何か」というテーマを深く掘り下げた作品であり、視聴後に考えさせられるアニメとして強く印象に残る。

アニメにも映画にもなっているサスペンスの金字塔と呼べる作品です。書いた人物を殺す事ができるノートを得た夜神月が、策略を持って自分の正義を成していくダークヒーローとして描かれており、当時はなかなかいない斬新な設定と主人公でした。彼の成す事や目的に共感した人もいるでしょう。悪はしっかり悪として裁かれるべきと言う信条で動く姿や、徐々に追い詰められていく主人公、そしてそれをギリギリで機転と策謀で躱すハラハラドキドキするサスペントアニメの名作です。ライバルが何よりしっかりライバルとして描かれている所も魅力的な作品と感じました。

作品紹介:サマータイムレンダ

〇出演声優

  • 網代慎平 (cv.花江夏樹)
  • 小舟 潮 (cv.永瀬アンナ)
  • 小舟 澪 (cv.白砂沙帆)
  • 南方ひづる (cv.日笠陽子)
  • 根津銀次郎 (cv.浦山 迅)

〇あらすじ

2018年7月22日。網代慎平は幼馴染・小舟潮の訃報を聞き、葬儀に参列するために2年ぶりに生まれ育った故郷・日都ヶ島(ひとがしま)に戻る。 潮は海の事故で亡くなったと聞いていたが、居合わせた親友の話では潮の死には不可解な点があり、他殺の可能性が浮上する。 その背後に見え隠れするのは、日都ヶ島に昔から伝わる「影」の存在。

『「影」を見た者は死ぬ』──。

翌日、突如として島民一家が姿を消した。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

所謂タイムリープ系の作品ですけど、これはハマりました。最初は訳も分からず殺されていくんですけど、それが後の布石となっていくんですよね。あの時に小舟澪が自宅前に居てたのはそういう経緯があったからか!と後から種明かし的な感じでわかっていくのが面白かったです。あと主人公の網代慎平は死亡前の記憶を持ち越してタイムリープが出来るというのに、じわじわ追い詰められていくということに驚きました。普通に考えればいくら相手が化け物とはいえ、遅れをとりそうには思いません。でも敵もなかなかのキレ者で、タイムリープが万能ではないことに気付きます。タイムリープありの主人公達が追い詰められていくのはハラハラしました。

作品紹介:約束のネバーランド

〇出演声優

  • エマ (cv.諸星すみれ)
  • レイ (cv.伊瀬茉莉也)
  • ノーマン (cv.内田真礼)
  • ドン (cv.植木慎英)
  • アンナ (cv.茅野愛衣)

〇あらすじ

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。

グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。

しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた……

突然終わりを告げた、グレイス=フィールドハウスの幸せな日常。

ハウスは農園。子どもたちは、鬼に飼われる食用人間。大好きだったママは、子どもたちの監視役。

「これ以上、家族が死ぬのは嫌だ…!」

そう願ったエマ達は、日常に潜んでいたあらゆる意図を解き明かしていく。鬼VS子ども、命をかけた脱獄計画が始まるーー

公式サイトより

〇感想・レビュー

これはハマりました。第一話から驚かされましたから。一見グレイス=フィールドと呼ばれる孤児院は平和な感じなんですよね。ママと呼ばれる孤児院のママは凄く子供達に優しいですし、かといって厳しく接する時は厳しくします。もちろん憎しみからではなく、愛情を持って。かなりの人格者だな~と好意を持ってしまっただけに、その裏の顔に大きなショックを受けました。ママの正体に気付いてから、三人の孤児(エマ、ノーマン、レイ)が主導となって脱出計画を立てます。でも孤児院は周囲の世界から隔絶されていますし、まともな道具なんて手に入りません。孤児院の外の世界がどうなっているかもちゃんとわかりません。そんな不安だらけの状態でどうやってママを出し抜くつもりなのか?とハラハラしっぱなしで面白かったです。

漫画でずっと読んでいたので、アニメ化しても漫画に忠実に描かれていてとても面白かったです。1期・2期どちらも見ましたが面白かったです。サスペンスといっても、そもそもの世界線がファンタジーなので、そこは楽しく見れると思います。ただ後半にいくにつれて、今生きている現実世界とのつながりのような部分も見えてくるので、「本当にこんな世界があったなら自分はどうするだろうか・・・」という視点からもアニメを見ることができるので、そこも個人的には楽しめるポイントでした。絵も綺麗で、なにより音楽も最高です。

作品紹介:Re:ゼロから始める異世界生活

  • 放送期間
    2016年4月~9月(第1期)
    2020年7月~9月(第2期前半クール)
    2021年1月~3月(第2期後半クール)
  • 公式サイト
    http://re-zero-anime.jp/tv/
  • 制作会社
    WHITE FOX

〇出演声優

  • ナツキ・スバル (cv.小林裕介)
  • エミリア (cv.高橋李依)
  • パック (cv.内山夕実)
  • レム (cv.水瀬いのり)
  • ラム (cv.村川梨衣)

〇あらすじ

無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す”死に戻り”の力。

コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。

公式サイトより

〇感想・レビュー

剣と魔法のある異世界ファンタジーの世界を舞台にした作品で、最初は楽しそうかなっていう印象を受けました。でもすぐにこれはヤバイ作品だ!と気づき、ハラハラしっぱなしでしたね。ジャンルとしてはタイムリープ系で、主人公のナツキスバルは死に戻りが出来ます。死亡前の知識を持ち越していけますが、はっきり言ってどうにもなりません。敵が強すぎるから。結果強敵には戦闘力の高いキャラをぶつけることで乗り越えていく感じなんですけど、その正解ルートがなかなか見つかりません。特にシーズン1後半の魔女教とのやり取りはトリハダものでした。あとトラブルを乗り越えたら乗り越えたでバタフライ効果が発生し、未来がかなり変わってしまいます。それも含めてスバルがどう解決するのか?とハラハラして面白かったです。

作品紹介:PSYCHO-PASS サイコパス

  • 放送期間
    2012年10月~2013年3月(第1期)
    2014年10月~12月(第2期)
    2019年10月~12月(第3期)
  • 公式サイト
    https://psycho-pass.com/
  • 制作会社
    Production I.G(第1・3期)
    タツノコプロ(第2期)

〇出演声優

  • 常守 朱 (cv.花澤香菜)
  • 狡噛慎也 (cv.関 智一)
  • 宜野座伸元 (cv.野島健児)
  • 六合塚弥生 (cv.伊藤 静)
  • 唐之杜志恩 (cv.沢城みゆき)

〇あらすじ

最後に、罪を裁くものは、誰かーー。

人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10周年を迎えたシリーズ最新作であり集大成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』と第三期TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、人々が貫く正義とは――。

公式サイトより

〇感想・レビュー

凄まじい狂気を感じる作品でした。シビュラシステムが導入されたことにより、犯罪者はおろか犯罪を起こしていないものですら潜在犯として裁けるようになりました。街中には監視の目がいたるところにありますし、邪な考えを持っているだけで出歩くことすら出来ません。そんな状況で犯罪を起こすなんて一苦労といった状態なのに、見るもおぞましい猟奇的殺人事件が発生していくんです。一体だれがどうやって?とハラハラしました。中でも恐怖を感じたのはマキシマですね。シビュラシステムを根底から覆すような存在でした。武器は反応しませんし、こんな怪物をどうやって追い詰めるつもりなんだ?とゾワゾワしっぱなしで面白かったです。

原作のないオリジナルアニメのため、アニメを見進めないと展開がわからないドキドキ感もあるのがすごく良い(特にサスペンスなのでドキドキ感は大事だと思う)。舞台となっているのは近未来で、SF×サスペンスという雰囲気。SFならではの武器や世界観設定が、映像映えしていて、見ていて心がくすぐられます。設定は映画『マイノリティ・リポート』と似ている部分もあるが、それよりも「数字」という客観的にわかりやすい指標が設けられているのが個人的に好きです。シリーズによって登場するキャラクターは異なるが、キャラクターひとりひとりに捜査にかける想いがあり、観ているとどんどんいろんなキャラクターに入れ込んでいってしまいます。

シビュラシステムにより統制された社会を描き(もちろん現実的ではない部分も多々あるが)人の優劣や能力値に応じた中でしか職業選択ができず生きていけない社会、という前提構造に考えさせられました。優生思想の事件が日本でも起きたことがあるが、それらを彷彿とさせる、人の価値に思いを馳せ、切なくなってしまった作品です。ある時、似たような事件が実際に起きたことにより放送見送りになったことからも、誰にとってもある意味身近なテーマなのではないでしょうか。内容を除いていえば、画面が非常に綺麗なので、それも好ましい点のひとつです。

アニメ化、漫画化、映画化、ゲーム化などもされた大人気作品ですが、簡単に内容を説明すると近未来の日本を舞台に、犯罪係数を読み取ることが可能なドミネーターを使い、犯罪を未然に防ぐためのシステム「シュビラシステム」が導入されている世界を描いた作品です。2012年の作品で当初はファンタジーに近い作品でしたが、ChatGPTやAIが増えたことによって、現実に近い作品だと思っています。様々な事件が起きるのですが、その事件が起きる度に「シュビラシステム」が対しての疑問や登場人物の葛藤などが描かれています。

1期の最初のシーンで、ヒロイン常守朱が銃を持っているシーンが良かったです。主人公狡噛慎也が、人を殺すシーンもカッコ良かったです。銃に打たれた凶悪犯は体の肉が膨らんで爆発するシーンも怖かったです。最後のシーンで狡噛とまきしま が戦うシーンも、印象的でした。3期でしんどうあらたが色んな試練を乗り越える所も、素晴らしかったです。出てくる声優さんが豪華で素敵でした。バトルシーンもとても迫力がありました。とてもいい作品です。キャラクター達もどれもかっこいいです。

作品紹介:無能なナナ

〇出演声優

  • 柊 ナナ (cv.大久保瑠美)
  • 中島ナナオ (cv.下野 紘)
  • 小野寺キョウヤ (cv.中村悠一)
  • 犬飼ミチル (cv.中原麻衣)
  • 渋沢ヨウヘイ (cv.増田俊樹)

〇あらすじ

「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」

孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者——。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!

公式サイトより

〇感想・レビュー

なんだかんだと主人公の柊ナナは凄いヤツだなって思いました。何せ相手は人間離れした特殊能力を持った少年少女達です。普通にやり合えば勝てませんし、自分が殺したという痕跡を残してしまってもいけません。アリバイも必要ですし、そんな状況でどうやって殺していくのか?とハラハラしっぱなしでしたね。普通にミッションを果たすのも大変だというのに、転校生の小野寺キョウヤの存在がさらに難しくしていました。キョウヤはナナを犯人だと決めつけて証拠を探そうとしていますし。キョウヤの裏をかきながら、能力者たちをどうやって殺すのか?とドキドキしました。

作品紹介:金田一少年の事件簿

  • 放送期間
    1997年4月~2000年9月(テレビシリーズ)
    2014年4月~9月(第1期)
    2015年10月~2016年3月(第2期)
  • 制作会社
    東映アニメーション

〇出演声優

  • 金田 一一 (cv.松野太紀)
  • 七瀬美雪 (cv.中川亜紀子)
  • 剣持 勇 (cv.小杉十郎太)
  • 明智健悟 (cv.森川智之)
  • 速水玲香 (cv.飯塚雅弓)

〇あらすじ

金田一一(はじめ)は不動高校に通う高校生。いつもはひょうきんで少しぐうたらな少年だが、ひとたび事件が起こると大人顔負けの鋭い洞察力を発揮し、快刀乱麻を断つがごとく謎を解いてゆく。実は彼は名探偵・金田一耕助の孫なのだ。次から次へと起こる惨劇、迫り来る死の恐怖、そして暴かれる過去の悲劇…しっかり者の幼なじみ・七瀬美雪を良きパートナーに、彼は今日も不可解で恐ろしい事件に立ち向かってゆく。警視庁捜査一課の警部・剣持勇、本庁きってのエリート警視・明智健悟、天才的な犯罪者・地獄の傀儡師など、一と美雪の他にも個性的な人物が数多く登場する。どんな謎でも解き明かし、必ず真犯人を暴き出してみせる。じっちゃんの名にかけて!

dアニメストアより

〇感想・レビュー

漫画を原作とするアニメーションシリーズで、最近はドラマ化されたりとだれもは一度は聞いたことがあるタイトルのアニメーション作品になります。1996年にアニメが開始され、何度も再ドラマやアニメ化を繰り返している作品です。伝説や噂風習にもとづくエピソードや、創造物、文学作品からも引用され見ていてあきず、つづきがきになる作品になっています。また年代も子供からお年寄りまで抵抗なく、見やすい作品ですので一押しでおすすめのアニメーション作品になります。もしなにかサスペンスアニメーションを見たければ、入門としておすすめします。

作品紹介:シティーハンター

〇出演声優

  • 冴羽 獠 (cv.神谷明)
  • 槇村 香 (cv.伊倉一恵)
  • 海坊主 (cv.玄田哲章)
  • 野上冴子 (cv.一龍斎春水)
  • 美樹 (cv.小山茉美)

〇あらすじ

冴羽獠は親友の槇村と組み、都会の悪を掃除するスイーパーである。しかし、獠の女好きの性格のため、請け負う事件はすべて女がらみで、女性のボディガードをはじめ、恋人を殺された女性からの復讐の依頼や、麻薬密売組織をつぶすといったことまで幅広く行っていた。そして、獠は許せないと思った悪党に対してはためらうことなく拳銃を向けるのであった。二人のコンビは、次々に事件を解決していくが、ある日、麻薬の密売組織によって槇村が殺されてしまう。そして、妹の槇村香が兄を殺された復讐心から、獠のパートナー役を引き継ぐのだった。だが、香がパートナーとなっても獠の女好きはいっこうに治らず、美女の依頼者のために難事件にぶつかっていくのである。週刊少年ジャンプに連載された北条司の人気コミックのアニメ化。 

公式サイトより

〇感想・レビュー

こちらのアニメーションは、北条司による漫画原作のアニメーションです。テレビアニメでは、シティーハンター、シティーハンター2、シティーハンター3、シティーハンター91とシリーズ化されおり、根強い熱狂的なファンがいるのが特徴です。放送されたのは、1987年代と約二十数年前ですが80年代後半の日本の風景とファッションもみどころの一つでもあると思います。また2000年代には、完全劇場版、劇場版シティーハンター新宿プライベイトアイズも公開済みで2022年には劇場版シティーハンター天使の涙も公開済みです。

作品紹介:名探偵コナン

〇出演声優

  • 江戸川コナン (cv.高山みなみ)
  • 毛利 蘭 (cv.山崎和佳奈)
  • 毛利小五郎 (cv.小山力也)
  • 阿笠博士 (cv.緒方賢一)
  • 灰原 哀 (cv.林原めぐみ)

〇あらすじ

第1話「ジェットコースター殺人事件」 数々の難事件を解決する高校生探偵・工藤新一は、ガールフレンドの毛利蘭と遊園地でデート中、ジェットコースターで殺人事件にまき込まれた。ズバ抜けた推理力で事件を解決したが乗客の中にいた怪しげな黒服の男たちが現金受け渡しする犯罪現場に遭遇。現場の証拠を押さえようとするが背後から襲われ気を失ってしまい・・・。

ひかりTVより

〇感想・レビュー

誰もが知っているサスペンスアニメといえば、名探偵コナンではないでしょうか。テレビでも何度でも公開されていますので、日本国民では知らない人はいない コナン君のキャラクターは、トップスターであると思います。またテレビをつけておくと気づいたら名探偵コナンが放送していてお茶の間で放映されたエピソードを見た方も多いのではないでしょうか。わかりやすい話で、見ていて飽きの来ない爽快なエピソードがおすすめでもあります。またアニメ開始から27年たっていても色あせないキャラクターがおすすめのポイントでもあります。

原作のマンガは週刊少年サンデーで連載、日本テレビでアニメ放送が開始されると、殺人事件を取り扱うアニメながら子どもに大人気となり、日本を代表するアニメとなりました。黒服の仕業で小学生へとなってしまった高校生名探偵・工藤新一が、江戸川コナンとしていくつもの殺人事件に向かっていくストーリー、幼なじみの毛利蘭の父・毛利小五郎を眠らせてボイスチェンジャーで犯人を暴いていくシーンは痛快です。サブキャラもみな個性的でキャラ立ちしていますし、蘭との恋愛?も気になる要素です。映画版はどれも面白く全作映画館まで行って観てます!

作品紹介:ゲゲゲの謎

〇出演声優

  • 鬼太郎の父 (cv.関 俊彦)
  • 水木 (cv.木内秀信)
  • 龍賀沙代 (cv.種崎敦美)
  • 長田時弥 (cv.小林由美子)
  • 龍賀時貞 (cv.白鳥 哲)

〇あらすじ

廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男と出会い、そして二人が立ち向かった運命について…

昭和31年ー日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。

鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー。

公式サイトより

〇感想・レビュー

お互いに目的は別なのですが、げげろうと水木が哭倉村で出会います。村の謎、龍賀一族、げげろうの妻と謎を解きながら、友情を育むストーリーがすごく好きです。2人が牢屋で入れ替わるシーンが面白いです。八つ墓村のような世界観の中に鬼太郎の要素もあって、目が離せないです。鬼太郎でのおなじみのキャラクターの目玉おやじ(げげげろう)にこんな過去があったなんて。と思いました。映画を見ると鬼太郎の見方が変わります。病院での描写は、母親の頭部に鉄パイプがめりこむシーンがとてもグロテスクです。いままで謎に包まれてきた目玉おやじがカッコよくて。見たことない人にはぜひ見てほしい映画です。

作品紹介:薬屋のひとりごと

〇出演声優

  • 猫猫 (cv.悠木 碧)
  • 壬氏 (cv.大塚剛央)
  • 高順 (cv.小西克幸)
  • 玉葉妃 (cv.種﨑敦美)
  • 梨花妃 (cv.石川由依)

〇あらすじ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

公式サイトより

〇感想・レビュー

中華風の世界観が目に新しくて素敵です。花街で生まれた主人公、猫猫(マオマオ)が凛としててカッコいいです。育ての父親から教えられた技術や、知識を使用して。自分の力で道を切り開いていく自立した女性を感じました。後宮が舞台なのですが、ミステリーと謎解きがわくわくして楽しいです。ヒーローの壬氏様と猫猫とのやり取りが、いいなと思います。壬氏を冷たくあしらう、猫猫がめっちゃカッコいいです。ミステリーの中にもコメディを感じられる素晴らしい作品で、多くの人に見てほしい作品です。

見どころは、巧妙に練られたストーリーと魅力的なキャラクターたちです。主人公の猫猫は、毒舌ながらも正義感あふれる性格で、事件の真相に迫っていく姿は目が離せません。猫猫を取り巻く人物たちも個性豊かで、彼らの思惑が交錯する様子も作品に深みを与えています。ストーリーは、王宮内で起こる様々な事件を解決していくミステリー要素と、猫猫と壬氏の恋愛要素が軸となっています。ミステリー部分は、一見単純そうに見えて、実は巧妙な伏線が張り巡らされており、最後まで目が離せません。恋愛要素は、猫猫と壬氏のぎこちない関係性や、互いを想いながらも素直になれない姿がコミカルに描かれており、作品の癒しとなっています。

アニメ化されて、いま大人気となったこの作品はとある大国の設定だが、およそ昔の中国をモデルとしているのではないかと思える。物語は薬師の主人公・猫猫(マオマオ)が後宮の下働きになるところから始まる。宦官の描き方や、当時の時代を反映した物語展開なので、見ていてよく出来ているなと舌を巻いてしまう。原作の漫画もいいが、アニメになったときの画面の美しさや表現の幅の広がりが特に良い。個人的に泣けたのはやはり3話の芙蓉妃の回で、女の複雑なあの恋心がアニメで動いて再現されており、共感して涙がほろりと出てしまった。

原作小説やコミックがあっという間にヒット作となりましたが、アニメ版はかなり原作に忠実な作りになっていて、本作の面白さがダイレクトに伝わってくるものになっています。特に魅力的なのが主人公猫猫のキャラクターと彼女の謎解き。猫猫はまさにその名の通り、すばしっこく周囲をよく見ていて、誰にも媚びは売りませんが、好奇心の旺盛さで目を付けられて、さまざまな事件に首を突っ込むことになってしまいます。観察力がと推理力に長け、時に大胆な行動力も見せるところが実に魅力的です。悠木碧さんの声もピッタリで、見ごたえ十分なアニメです。

花街で人攫いにあい、後宮に売られた下女の猫猫がテンポよく難事件を解決していくサスペンスアニメになっています。そんな主人公の猫猫が、テンポよく難事件を解決していく描写はとてもスカッとします。猫猫は、不愛想な顔立ちの人間で周りから遠巻きにされるようなタイプの人間です。しかし、そんな彼女に好意を寄せて一生懸命にアピールする準主人公の壬氏さまがとても可愛らしいのです。この薬屋のひとりごとは、女性に対してより男性の方が可愛らしくてキュンキュンすることが多いです。さらにこれからの壬氏さまと猫猫の関係性の発展と、この関係性からの難題をどう乗り切っていくのかがとても楽しみです。

作品紹介:未来日記

〇出演声優

  • 天野雪輝 (cv.富樫美鈴)
  • 我妻由乃 (cv.村田知沙)
  • 火山高夫 (cv.土門 仁)
  • 来須圭悟 (cv.田中正彦)
  • 豊穣礼佑 (cv.真田アサミ)

〇あらすじ

「刺せないよ、そういう”未来”だもの―――」未来予知能力者12人によるサバイバルゲーム勃発!

「未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記」の所有者間で繰り広げられる殺人ゲームに巻き込まれてしまった中学生・天野雪輝が主人公のサスペンス・アクション。内向的で冷めている雪輝の成長、雪輝を盲目的に愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所。

公式サイトより

〇感想・レビュー

未来日記を持っているキャラクター同士が、殺し合います。本の持っている者同士の能力が違っていて見ていて飽きません。個性的なキャラクター多くてそれぞれが、特徴的で魅力的です。ヒローインの由乃が、ヤンデレで見ていて怖いくらいでした。行動が異常で雪輝のことを好きすぎる永遠の愛を感じました。純粋で愛情深い行動なのかなと思いました。終盤なるにつれて、情勢や内容が激化して目が離せない作品です。私は一度見てから、もう一度見ました。ヤンデレなのですが愛が感じられるこんな愛の形もあるんじゃないかと感じました。是非お多くの人に、見てほしいです。

地味な生活を送る主人公が付けていた携帯内の日記にまだ見ぬ未来のことが記されることで物語が始まります。彼を愛し異常な執着心を持つストーカー同級生や殺人鬼なども彼と同様の「未来のことが記される携帯内の日記」を持っていることが分かると、騙しあい殺しあうデスゲームが始まります。主人公は自分を愛する同級生を味方につけて勝ち抜こう(生き残ろう)とするのだが、彼女は主人公を傷つけようとするものには容赦なく命を奪えるようなトリッキーなキャラクターであり、その異常性が物語をかき乱す部分も多いにあります。冷や汗をかきながら見るのが面白いです。学生生活という日常感と、キャラクターの個性が強烈という非日常感のミスマッチさが癖になります。10年以上前の作品なので当たり前だがスマホでなくガラケーで日記をつけており、そういった時代背景を懐かしみ楽しむのもまた面白いかもしれないですね。

作品紹介:残響のテロル

〇出演声優

  • ナイン(九重 新) (cv.石川界人)
  • ツエルブ(久見冬二) (cv.斉藤壮馬)
  • 三島リサ (cv.種崎敦美)
  • 柴崎 (cv.咲野俊介)
  • ハイヴ (cv.潘 めぐみ)

〇あらすじ

ある夏の日ーー

突然、東京を襲った大規模な爆弾テロ。平穏なこの国を眠りから覚ました事件の犯人は、たったふたりの少年だったーー。”スピンクス”と名乗る犯人たちの、日本中を巻き込んだ壮大なゲームがいま、始まる。

公式サイトより

〇感想・レビュー

子供が大人に報復するような犯罪アニメかと思って見始めたら、訳ありの子どもたちが世界(国家)の闇を暴くようなアニメで、良い意味で「裏切られた!」と思いました。国家ぐるみで孤児を集めて超能力開発をするという、どことなく共産主義を感じさせる内容と、主人公たちふたりがかつていた施設が雪の中(寒そうなところ)にあることが描かれているシーンがリンクしていて印象に残っています。主人公ふたりが死んでしまうというラストはどうにもやるせない思いが拭えないが、犯した罪が償われることがないということもあらわされているようで納得はできました。

この作品は一番衝撃を受けた作品といっても過言ではありません。作品の内容は日本国内で謎の二人組が次々と起こすテロ事件を描いており、その背後に隠された真相や謎が展開されます。そして主人公の女の子はその二人組と一緒に共に時間を過ごします。登場人物たちの心理描写がとにかくリアルで、緊迫した状況の中で描かれる登場人物の背景や過去、感情の揺れ動きなどが見所です。音楽もまるで映画のような迫力のある音楽で作画も申し分ありません。息を呑むような緊張感やサスペンスが楽しめます。ストーリーも予測不能で、ラストは衝撃的なので絶対に見てほしい作品です。

日常生活が閉塞されていると感じる人は多いと思います。その日常が破壊されていく所が魅力の作品です。ダブル主人公の新と冬二ではなくヒロインである三島リサに感情移入する作品で、彼女の日常は苦痛を感じる物でした。家庭では母親に過剰に干渉されたり、学校ではいじめにあうと言うリアル世界でもそこらへんで起こっている日常を壊してくれるかもしれない新と冬二と行動する様になります。三島リサの様に退屈で閉塞的な日常生活を送っている人や、そこから抜け出したいと日々思っている人は多いでしょう。そんな人に特に刺さる、テロを手段とした日常の崩壊を味わえる作品です。

作品紹介:魔法科高校の劣等生

〇出演声優

  • 司波達也 (cv.中村悠一)
  • 司波深雪 (cv.早見沙織)
  • 千葉エリカ (cv.内山夕実)
  • 西城レオンハルト (cv.寺島拓篤)
  • 柴田美月 (cv.佐藤聡美)

〇あらすじ

かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。20年続いた第三次世界大戦が終結してから35年が経つ西暦2095年、魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「一科生(一課生)」の妹と、その補欠である「二科生(二課生)」の兄が入学した時から、卒業するまでの物語である。

四葉家という秘密主義の家系の次期当主候補として将来を縛られた妹・深雪と、そのガーディアンとしてやはり束縛されている兄・達也が、自分たちの自由を掴み取ろうとする物語が大筋となっている。兄妹の高校在学期間を舞台とし、「優等生」も「劣等生」もひっくるめた、学内・学外を問わない多数のキャラクターの物語が繰り広げられる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー

なろう小説発の作品。主人公が鬼のように強いため、主人公が出てくれば場が収まるという安心感があり、見ていてはらはらしないのが心臓に良かったです。とはいえ、主人公が強いことにも「理由」が設けられているのが素晴らしいと思いました。基本的に物語の舞台となっているのは「魔法科高校」であるが、物語が進行するにつれて、世界を巻き込むようなものになっていきます。この世界における魔法はある一種の技術であり、普通の人間から魔法を使える人間が生まれることもあるという設定です。ゆえに魔法を使える人間とふつうの人間が対立するという構図も描かれます。これは現実世界でもよく見られる構図であり、持つものと持たざる者、そして持つものの中でも優劣があるということを如実に表していると思いました。なお、この作品は今後アニメの新シリーズが放送されるとのことなので、それも楽しみです。

作品紹介:ひぐらしのなく頃に

〇出演声優

  • 前原圭一 (cv.保志総一朗)
  • 竜宮レナ (cv.中原麻衣)
  • 園崎魅音 (cv.ゆきのさつき)
  • 北条沙都子 (cv.かないみか)
  • 古手梨花 (cv.田村ゆかり)

〇あらすじ

昭和58年、のどかな山村・雛見沢村。この地に都会から転校生・前原圭一が引っ越してきます。彼は新しい環境にすぐなじみ、多くの友人と打ち解けていきました。

雛見沢は毎年6月に行われる夏祭り、「綿流し」が有名な村。この「綿流し」には奇妙でおぞましいうわさがささやかれていました。それは毎年「綿流し」の日になると、必ず1人が死んで1人が消えるというもの。偶然にもここ4年連続で発生している一連の事件は、「オヤシロの祟り」と呼ばれていました。

うわさを知った圭一は仲間たちに詳しく聞こうとしますが、彼らはみな口をつむぐばかり。何が正しくて何が嘘なのか、彼は次第に疑心暗鬼に陥ってしまいます。そうしてやってきた昭和58年の「綿流し」、ついに5年目の犠牲者が出てしまいました。

祟りは果たして本当なのか、彼を中心に雛見沢の秘密が明らかになっていきます。

『ひぐらしのなく頃に』を徹底解説!難解ストーリーの結末は【ネタバレあり】より引用

〇感想・レビュー

「ひぐらしのなく頃に」は、一見平和に見える雛見沢村を舞台に、毎年起こる惨劇とそれを巡る人々の狂気を描いたサスペンスアニメです。物語は、圭一という少年が雛見沢村に転校し、村の少女たちと交流を深めていく中で、毎年6月に行われる綿流し祭りの日に起こる惨劇を知ることから始まります。圭一は、村人たちの中に潜む狂気と、祭りに隠された恐ろしい秘密に徐々に触れていきます。本作は、綿密に練られた伏線と巧妙なミスリーディングによって、視聴者を最後まで飽きさせない展開を作り上げています。陰惨な事件と狂気に満ちた物語ですが、根底には友情、愛情、希望といったテーマが描かれています。特に、梨花の「繰り返す世界」の中で真の幸せを求めようとする姿は、多くの視聴者の心を揺さぶりました。

かなり古い作品ではある為、2024年時点で見れば作画等では不満な点もあるかとは思います。しかし作品正解の謎がよくわからない、解説されないままにループして行くかのようなストーリーには思わず引き込まれる魅力がありと感じます。続編である「ひぐらしのなく頃に解」を見る事で一応の決着を見る内容にはなっていますが、単独で視聴してもその不思議な感覚は十二分に堪能できるのではないかと思います。但し日常パートの描写等が少し違和感がある事はマイナス材料かも知れません。

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