今回は、大人気のテレビアニメ「聖闘士星矢」を見る順番の解説です。週刊少年ジャンプの黄金時代を支えた作品で、海外でも数多くのファンを持つ作品です。
作品数も相当ありますが、1つずつ紹介していきます。
アニメの公開順(一部OVA含む)に見ていき、その後に劇場版作品、そしてその他の作品と見ていくのが一番かと思います。全てを時系列的に見ていく方法もありますが、時系列にこだわることもないのでこの方法が一番良いかと思います。
TVアニメ
銀河戦争編(1話~8話)
今作の主人公である星矢がギリシャでカシオスと、ペガサスのクロスをかけて戦うところから物語は始まる。星矢はカシオスに勝利し、ペガサスのクロスを勝ち取った。クロスを持って日本へ帰った星矢は、城戸沙織が手がけた、ギャラクシアンウォーズに参加することになる。後に行動を共にすることになる紫龍、瞬、氷河等と射手座のゴールドクロスを賭けた戦いに臨んでいく。大会の途中で瞬の兄である一輝の手によって、ゴールドクロスは奪われてしまい、大会は中止になってしまった。
暗黒聖闘士編(9話~15話)、黄金聖衣争奪編(16話~22話)
一輝の手によって奪われたゴールドクロスは、一輝の仲間である暗黒聖闘士達が、それぞれのパーツを持って行ってしまった。星矢、紫龍、瞬、氷河は暗黒四天王との死闘を繰り広げてそれぞれのパーツを取り返す戦いに臨んでいく。
白銀聖闘士編(23話~39話)
星矢達は、今度はブロンズセイントより格の高いシルバーセイント達に狙われることになった。今度は、リザドのミスティ等と死闘を繰り広げることになる。シルバーセイントの中には、星矢の師匠であるマリンや、カシオスの師匠であるシャイナも存在していた。
この戦いの中で、聖闘士の中では最強を誇るゴールドセイントのアイオリア等も派遣され闘うこととなった。 この戦いの途中に、射手座の聖闘士アイオロスが守った女神アテナが、城戸沙織であったことを知り、本当の敵は、サンクチュアリにいる教皇だということを星矢達は知ることになった。
聖域12宮編(40話~73話)
聖闘士星矢に詳しくない人でもある程度は知っていて、間違いなく1番人気のあるのがこの聖域12宮編。聖闘士星矢といえば大抵の人がここを思い出すくらいだと思います。
教皇との決着をつけるために、サンクチュアリまでやってきた沙織と星矢達は、サンクチュアリに着くと、トレミーの矢によって、沙織が攻撃され倒れてしまう。星矢達はその矢を抜いて、沙織を助けられるのは教皇だけだと聞いて、12宮を抜けた先にある教皇の間へ行こうとするが、ゴールドセイント達が行く手を阻むため、闘うことになっていく。星矢達は、最強である多くのゴールドセイントと闘い最強のコスモ、セブンセンシズに目覚めながら12宮を進んでいく。最後に教皇の間へたどり着くと、13年前から教皇になりすまし、アテナの命を狙っていたある人物と闘うこととなる。
北欧アスガルド編(74話~99話)
12宮での戦いの傷が癒えた頃、牡牛座のアルデバランが何者かの手によって倒された。刺客は北欧のアスガルドから送り込まれていた。沙織と星矢達はアスガルドへ乗り込んだ。待っていたのは呪いの指輪・ニーベルンゲンリングをはめられ邪悪な存在となったオーディーンの地上代行者ヒルダと7人の神闘士だった。北極の氷が溶け世界中が水没してしまうことを恐れた沙織は、ヒルダに代わって祈りを捧げるが、コスモの限界もあるため、星矢達はそれまでにヒルダの呪いを解いてニーベルンゲンリングを破壊しなければならない。そのためには7人の神闘士、それぞれが持つオーディーンサファイアを奪わなければならないためそこから闘いがはじまっていく
アスガルド編は、テレビアニメオリジナルストーリーですがしっかりした出来になっており原作派からも概ね好評です。
海皇ポセイドン編(100話~114話)
アテナの愛する地上を支配しようとたくらむ海皇ポセンドンが、地中海の海底神殿にアテナを連れ去ったことから、戦いは始まる。海のそこにある7つの柱を守る海将軍(ジェネラル)との戦いに星矢達は望んでいくことになる。星矢達が着るブロンズクロスはゴールドセイントの血で蘇ったことからクロスが金色に変わり、彼らが使える技も12級編より増えていた。柱を折るシーンにゴールドクロスが登場したり等見どころは豊富である。
OVA
冥王ハーデス12宮編(全6話)、冥王ハーデス冥界編(全6話)、冥界ハーデスエリシオン編(全6話)
この3本はテレビアニメではなくOVAになっており原作で言うと冥王ハーデス編となります。
サンクチュアリの12宮に新たな侵入者が現れたのは、死んだはずのゴールドセイント達とかつての教皇だった。彼らは、アテナにハーデスとの決戦の時が来たということを伝え、アテナのクロスを授けるため12宮に来たのだった。アテナは自らエイトセンシズを発揮して、ハーデスの元へ向かった。
そしてかつてのゴールドセイント12人の力を持って太陽の光を作り出し、冥界の一番奥の嘆きの壁を突破したのだった。冥界の一番奥の嘆きの壁の向こうは、選ばれたものだけが行くことを許される、エリシオンというところだった。
エリシオンへたどり着くことができた星矢達は、アテナにクロスを届けようとしていた。そして、クロスをまとったアテナと、アテナの血を受けたクロスをまとったブロンズセイント達と冥王ハーデスとの激しい死闘が繰り広げられる。
ここまでが、原作のハーデス編までをアニメ化した聖闘士星矢になります。途中でOVAに変わったり、声優が変更されたりしましたが、ここまでがアニメの聖闘士星矢の基本となるところなので、とりあえずこの順番で見るのをおすすめします。
劇場版
そして次が劇場版4作品。こちらは、パラレルワールド的設定になっているので公開順に見れば大丈夫です。簡単にあらすじを紹介しておきます。
聖闘士星矢 邪神エリス編
公開日:1987年7月18日
ある黄金のリンゴに封印されていた争いの女神エリスが降臨した。エリスは星矢の育った孤児院に勤める少女の肉体に憑依し、アテナを捕らえた。アテナを救いに向かった青銅聖闘士を待っていたのは、エリスの魔力で死の世界から甦った亡霊聖闘士で彼らと闘うことになった。
聖闘士星矢 神々の熱き戦い
公開日:1988年3月12日
テレビシリーズ・北欧アスガルド編の原案ともなった。世界観は北欧アスガルド編のパラレルワールド。
聖闘士星矢 真紅の少年伝説
公開日:1988年7月23日
アテナの兄、アベルが復活。大洪水を起こして人類を粛清しようとするそれを阻止せんとしたアテナは、死の国へ墜とされてしまう。アテナを救うためにのり込む星矢達だが、その行く手を12宮戦で死んだはずの黄金聖闘士、そして神話の時代からアベルを守るコロナの聖闘士と闘うことになる。
聖闘士星矢 最終聖戦の戦士達
公開日:1989年3月18日
地獄に堕とされた堕天使ルシファーが現代に甦った。城戸沙織や星矢達は地上を救うべくルシファーを倒しに向かう。彼らの前に黄金聖闘士をも倒した強敵、4人の聖魔天使が立ちふさがった。
その他の作品
聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜
公開日:2004年2月14日
ハーデスと繰り広げた死闘の代償として傷ついた星矢と、アテナの代行者という立場を越えて星矢に尽くすアテナ。全宇宙の神々と闘うという話し。あまり評判もよくなく続編も今のところない。
聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY
公開日:2014年6月21日
シリーズ屈指の人気を誇る聖域12宮編をフル3DCGアニメーションで製作したダイジェスト版。
聖闘士星矢 センティア翔(スピンオフ)
公開日:2018年12月~2月(全10話)
アテナの身辺の世話や警護等を担う特別な聖闘士「聖闘少女(セインティア)」の活躍が描かれている。主人公は聖闘少女の1人子馬座(エクレウス)の翔。
WEB『黄金魂』
冥王ハーデス編と同時間軸での出来事とされており、ハーデスとの戦いにおいて散ったはずの12人の黄金聖闘士が蘇り、旧テレビ版北欧アスガルド編のアスガルドを舞台に、新たな戦いに身を投じる作品。
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話
[第1章]2009年6月~ 2010年4月
[第2章]2011年2月~2011年7月
聖闘士星矢外伝作品の一つ。原作に設定上存在した、243年前の前聖戦が舞台である。
TVアニメ 聖闘士星矢Ω
公開日:2012年4月~2014年3月(全97話)
次世代のペガサスの聖闘士(セイント)光牙を主人公に、地上の平和を守るアテナの聖闘士が地上支配をもくろむ敵と闘う作品。
最後に変わったところで、CG映画「聖闘士星矢 Legend of Sanctuary」があってパラレルの別物と思ってください。内容は、聖域12宮編がベースです。
まとめ
あくまで旧テレビ版が聖闘士星矢の骨格となっていることから、まずはポセイドン編まで見て、その後ハーデス編のOVA3本。そしてパラレルワールドの劇場版と見ていき、その他のスピンオフが旧テレビ版及びOVA3本のどこの時代のあたりの話しなのかを確認しながら見ていく順番が1番安心です。スピンオフのその他作品も公開順で見て行けば間違いありませんが、バラバラで見ても問題ないと思われます。
面白さでいえば圧倒的に旧アニメが面白いので、必ずそちらから見てください。旧アニメの劇場版も面白いです。